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「 寝ておくれ じぃじは医者でも 保祖でもない 」 虚空 私は、しがない専業祖父となって はや幾歳月。 それでも 結構大変なんだ、 ウン! 一の姫は、勤めのある日に カコが病気すれば 安易に私へ預ける。 そして、 「もう治った?」と、自然現象のように、当たり前の顔して回収 しては帰る。 じぃじ再生工場と思っているふしが、ありありと見られる。 元気がなくても、良くなっても、とっても困るのだ。 とにかく、ぐったりしている時は、寝てもらうことに専心。 病状をメールで報告しろと命令しておいて、あたふたと行ってしまって その後で、どれだけ 私の命を縮めるのかなんて、どうも辞書には 書いてないらしい。 トイレからの「デタ〜 !」と、 二、三軒先まで聞える大きな声、 やれやれ。 ある日の、携帯による業務報告。 「 何時もの カコに戻る ひっつき虫 36.8度 食旺旺盛 わずかに鼻ずる 普通便 大盛 縄跳びしたがるのを 止めさせる 静かさに幸あれ 「ヒサシブリヤ」とで、カルタ遊びに付き合う 食べさせて 速やかに 寝かすつもり 「一過性 鬼の撹乱症候群」と診断する だのに、しばらく 静かだと思ったら〜! ヒガイ状況 photo添付 ツレアイ氏より お礼の Tel あり 」 |
孫たち
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「 わが孫も 生まれたとたん 無茶を言う 」 虚空
一の姫は共稼ぎだ。 「 私、平日は仕事で大変、カコに何かあれば、 お父さん 看護をお願いね。 今、40度の熱が出ているけど その内に下が るからね 」 と、無茶を言う。 症状に応じて、ヤツの家まで 電車に乗って出前に行ったり、 我家に 持ち帰りに したりする。 女房は、 「 私は、今、母の介護で忙しい、あんたしてよ 暇やろ 」 と、無茶をいう。 保育園では、 「 風雨警報が出ていれば お休み。 保育中に 警報が出れば、迎えに来い。 37.5度 ぽっきり出たれば、引き取りに来い 」 と、無茶を言う。 同じ従姉妹でも ミコは、言い聞かせて納得すれば、言うことを 聞き、やけ は しないので、お扱いは 楽だ。 しかし このカコは、生まれた時から、させようとすれば、 反って面白がって、反対のことをやる そんな 若い 弾け玉なんだ。 「 階段を、気を付けて降りなさい 」といえば、後ろ向いて降り て来ようとする。 隙間があれば、誰が「 だめ だめ !」と言っても、入ろうと する。 頭さえ入れば、抜けられると思っているらしい、猫みたいに。 気を抜けば、狭い所に入っていて、戻れずに 引っ掛かている。 だから、ついつい 危険箇所を抱いて移動させたり、 油断して 隙間に挟まっていれば、首が抜けないように引っ張り出したりする そうして 遂に かくなる 腕を負傷する羽目になった。 整形外科医へ行って、馴染みの老医師に診てもらう。 医者は、鎮痛炎症防止剤なるシートを腕に張り、笑いながら、 「 悲しいかな老化だよ、しかし今は70歳や80歳は ひよっこ だよ 」 と 慰めた上、おまけを加えて 「 当分、左手は使わないように 」 と、無茶を言う。 カコを預かっているんだ〜。 カコは、抱けないと言えば、「 イヤ〜! 」 と、無茶を言う。 そして、わざと飛びついてくるのは、目に見えている。 作戦タイムを取り、策を練ろう。 出張で留守がちな彼女の父親が、一緒に遊ぶ時に 「 おばけを 退治できるのは 俺だけだ 」 と威張って は、辛うじて父権を 守っているという。 この「お化けが怖い」というマル秘情報を基に、作戦を決める。 今回は「壺阪寺の青鬼」に 助けを願うことにする。 飛びつき防止用に、この写真をボケットに入れて置き、カコが 1メートル以内に近寄れば、目の前で、おもむろにチラツカセル。 そして、兎にも角にも、安全な遊びへと誘惑して、やり過ごし た。 このように、何もかも すべて私の処へ お鉢が回ってくる。 私だって、 「 この世は 一体 如何なっているのだ ! 」 と、 声高らかに 無茶を言いたいのだ! 顎が 外れない 程度に でないと 老医師に また 笑われる ♪ |
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「 沢の口 未だ知られぬ 怜悧なる里 」 虚空 「 池静か 野辺にかすかな 花の音 」 虚空 数年前、長女、次女が4日違いという、あわただしさの中、 女の子同士の孫を、セットで誕生させる。 慶事に際して、川柳を贈るという、古き良き時代の柳界儀礼に 倣って、詠む。 知性と感性、この人間性を構成する2大要素のみで計って、 どちらが得意になるのかな?と、勝手に見積もって創った祝句。 夢持って、すくすくと育ててやって欲しいという 父の願いをも 込めて。 句は何処から出る、やってくるか? 無いものからは何にも来ない。まるでお歳暮のように。 出たらまた推敲という無限地獄が来るが。 〈前句〉 叡知だって?自惚れてんじゃない。頭が先の人間を 自戒他戒。
序の口に居る人類だろ。
二世代も進化してるんだ、更に開拓して欲しいと託す想い。 〈次句〉 誰も来そうもない野池の斜面で、眠ればころげ落ちる 設定をし夜座して挑んでも、つい寂しくなって自然と戯れたことも あった。 夜露が野花の花弁に溜り、耐えきれず落とす音も聞いた。 両句とも、至り得なかった吾が青春への悔恨がなせるや? |
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「 啓蟄や 丸虫くんに 幸きたる 」 虚空 啓蟄という 難しい漢字を ばらばらにして 詠む それでなくとも 虫も出たくような気候 我が庭の マルムシ(ダンゴムシ)たちは、こよなく うきうき と 出てくる機会をうかがっているようだ そのせいは カコが成長したからだ 「 虫を手に タベテモいい〜 と カコが言う 」 から、 保育園でのマルムシ争奪戦で男の子の手を噛んだり から、 オンブバッタと散々遊んだ上 「ツカレタから おかえり」 と 自ら白菜のはっぱの上に返せるようになった 今年は マルムシの団体と 何のようにして遊ぶのかが楽しみだ |
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