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小学生のころは親同伴でないと映画館に行ってはいけない規則だったのですが、
中学にはいると自由になったので、やたら映画を見に行きました。
田舎なのでロードショーなどではなく、だいたいが二本同時上映だったので
洋画のかなりB級な映画をたくさん観ました。
ほとんど記憶に残ってませんが、
高層ビルの建築現場の男の生き様を描く「超高層プロフェッショナル」とか
エアポートなんとかいう飛行機パニックシリーズとか、
魚のミノカサゴのバケモンみないなやつが、ヒレを羽のようにはためかせて飛んできては人間を襲う
なんたらいうモンスターパニック映画とか、
ジョージ・A・ロメロ監督の傑作「ゾンビ」と同時上映だった、バカ映画
「ケンタッキー・フライド・ムービー」とか‥
でも、そういうB級映画をいっぱい観てたおかげで
当時70年代後半〜80年代前半のアメリカのカルチャーや生活スタイルなんかに詳しくなりました。
B級映画ってお金がかかってないから、たいていロケで済ますので、
当時の日常のヒトコマがそのまんま切り取られているのです。
もちろん漫画家になった今、それは役に立ってます。
そんなことより、映画といえば中学時代、学校で映画を見に行くという行事があって、
たとえば1年のときはスピルバーグの「未知との遭遇」とかを見に行ったりしたのですが、
2年のときだったか3年のときだったか、
「泥の川」という、戦後すぐの大阪の汚い川にもやいでいる船に住んでいる母子の話がテーマの
社会派の映画をみたのですが、その人権問題を考えさせる映画の内容はともかく
見に行った映画館というのが、町で唯一の日活系の映画館なのです。
昔は小林旭などの日活アクション映画などをやっていたのでしょうが、
僕らが中学生当時は「日活」はすでに「にっかつ」で、ロマンポルノしか作ってない時代でした。
だから行くと、表の看板、ポスター、スチル写真などすべて、もうポルノポルノポルノ。
中学生だった僕らはもうモンモン‥
先生も何を思ってそんな映画館に連れて行ったのだろうか。
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