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あるときは病院
あるときは区役所
またあるときは警察署である
まるで多羅尾伴内のような建物がこれです。
これは、漫画家などが使う背景資料写真集に載っているある病院です。
ほかにもいろんな病院の写真が載っていますが、たぶんこの形が一番使いやすく
漫画家のイメージにあった写真なのでしょう。
そんなわけでいろんな漫画家が、病院だけでなく、いろんな施設として
それぞれが写真起こしパースやトレスなどで使っています。
漫画家業界ではたぶん日本で一番有名な病院でしょう。
ボクは最初は、読みきり漫画で区役所として使いました。標語の垂れ幕をたらしたりして。
そのあとナッちゃんのなかでは総合病院として使いました。
あるとき高橋ゆたかセンセイの漫画を読んでいると、
同じ病院がまったく同じアングルで(つまりトレスですね)出てきてるのを発見しました。
やっぱり高橋センセイもこれが使いやすいと思ったんやろなぁと、ひとりほくそえんでいたら、
今号のSJで山口よしのぶセンセイがこれまた同じアングルで警察署として使っているのを発見。
他にも結構いろんなセンセイが使っているのを見ます。
ボクは思います。
この病院を設計した建築士がこの事実を知ったら、さぞ建築士冥利に尽きるでしょうと。
こんなにも漫画家に愛されてる建物はありません。
それほどすばらしいバランスの、ある意味典型的な、融通のきく、何をのせて食べても美味しい
プレーンのクラッカーのような建物であるということです。
でもこんなに愛されてるのに、それが一体どこのなんという病院なのか、
誰も知らないというのが感慨深いものがあります。
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