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寝ていたら電話がかかってきました。
「もしもし純さんですか、こないだ言うてたアシスタントの件ですけどやってもいいですよ」
その声は久しぶりに聞くK林君の声でした。
K林君は大学の後輩で、ボクが漫画家になってはじめて雇ったアシスタントでした。
昔スーパージャンプで「もうひとつの偉人伝」というのを連載してたとき
手伝ってくれっていた男です。
数年ほど前、「ナッちゃん」が忙しくなってきたときに
何度かアシの依頼の電話をしたこともありましたが、
彼自身も漫画家としてデビューし、忙しくしていたので
そういう近況を聞いたりするだけでした。
その男がひさびさに電話をしてきたのです。
その声は、あいかわらず明るく調子のいいおしゃべりな感じでした。
いや、まてよ‥
たしかK林君は、3年ほど前に、仕事場にしていた自宅アパートの風呂場で
死んだはずだ!
そんなところで目が覚めました。
夢を見ていたようです。
そういえば、彼がなくなったのは7月のちょうどいまごろ‥
しかも発見されたのが、死後一週間。
体は腐敗でひどいことになっていたんだった。
K林君、安らかに眠ってください。
ナンマンダブ‥
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