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ケンジマンさんより、
「あのナッちゃんが持っている日立のインパクトドライバは写真だと思った」
との感想がありましたので、
その絵が完成するまでの過程をアップします。
最初ボクはてっきり商品に関しては写真を使うものだとばかり思っていましたが
「そこはどうしても絵で欲しい」という依頼。
「まぁ電動工具なんて基本的に直線的デザインだし、いつもナッちゃんで描いているし大したことないか」
そう高をくくっておりました。
しかし手元に届いた資料を見ると…なんだこの自由な曲線は!というモノ。
まるでナイキのスポーツシューズじゃないか!
(後で聞くと、日立さんが、最初に電動工具にこういうハイテクシューズ的なデザインをほどこしたとのこと。
今では各社やっているようです。昔iMacが流行った頃、世間に透明とブルーのスケルトンデザインが
流行ったような感じでしょうか…)
こ、これを手で描けというの?!このウネウネしたのを?!
ま、まぁ仕方ない…引き受けたんだからキチンとやるってのが大人ってもんです。
このくらい描いてやらぁ!
そのうちボクの手元に、樹脂をマシニングか何かで削り出したモックアップの模型が届きます。
もちろんそれはまだ製品が完成してないからですが、
それを参考にして描いてください…とのこと。
ご存知のようにモックアップというのは、製品が完成する前の
全体のイメージをつかむための外観だけの大雑把な模型です。
そう、大雑把なんです。
ディティールなんてええ加減なもんです。
これでイラストを描けというのか…
仕方ないのでとりあえず、下描きのラフ絵ではそのええ加減なモックアップを見て
大雑把に描いておきます。
大雑把ではあっても、ラフ画ですから、これで大体の感じはわかります。
まぁラフ絵ですからこんなもんです。
それに、資料でもらった文字などのデザインを、スキャニングします。
これをラフ画(下描き)に貼り付けます。
このラフ画(もちろんナッちゃん全身込みのイラスト)でクライアントさんの判断を待ちます。
ここで、ドライバに最初の変更点が発生。
1)フックをつけて欲しい
2)ストラップをつけて欲しい
すぐさま直し、再びクライアントの返事を待ちます。
ゴーサインが出たので、ペン入れ(清書)&色付けです。
ラフ画を薄いブルーで原稿用紙に印刷し、それにペン入れをしてスキャンします。
ドライバに関してはサイズを大きくして別にペン入れし、別にスキャンします。
(ディティールが細かいため)
あとドライバのペン入れはすべて手描きではなく、楕円部分などは
スキャンしてからフォトショップ上で描きます。(そのほうがキレイだからです)
そしてドライバに色付けです。
この時点ではドライバの色は、従来のシリーズと同じブラック&エンジ色でした。
色を塗るときの注意点は、いかに質感を表現するかです。
プラスチックはツルッとしたプラスチックらしい光沢、
金属は金属らしい光沢で、立体を表現します。
できたのがこれです。
いい質感で表現できました。
これで完成です…と思いきや、クライアントから修正が入ります。
1)指を女の子らしく細くしてほしい&ツメは描かないでほしい
2)LEDライトが付くことになった
3)その部分の立体のデザインも変わる
4)色がホワイト&シルバーに変わることになった
5)デカールも少しデザインが変わる
ええ〜っ!
ここまで色つけた後だと、かなり大変な直しですよ〜!
といってもクライアントさんには逆らえません。
そういうわけで頑張ってムリヤリ直しました。
それがこれです。
そういう苦労を経て、このイラストは完成しているのでした。
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