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時代が変わると、今まで必要だったものが不必要になったりします。
とくに最近のTI関連技術・インフラ・商品の変化はすさまじく
世の中の街角のいろんなものを不用品へと追いやっています。
最近一番変化が激しいのは通信機器・とくに携帯電話でしょう。
いや、もはや電話ではありませんね。
カメラであり、音楽プレーヤーであり、メール送受信機であり、インターネットブラウザであり
ツイッターウェアでもあり…つまりコンピュータの携帯端末です。
これがユビキタス(最近あんまり聞きませんねこの言葉)社会なのでしょうか。
次の写真は、横浜ランドマークタワーのショッピングモールで発見したスポットです。
キレイに掃除されていますが、何の役にも立っていません。
つまりトマソンです。(脚注参考)
そう、ここはかつて公衆電話がズラッと並んでいたところです。
テレホンカードが使える緑色したニクイやつです。
携帯電話が普及しまくった今となっては、こういう公衆電話が必要なくなり
街角からものすごい勢いでなくなっています。
そういうわけで、この日本最高層ビルが出来た当初(そんなに昔じゃないよ)は、
ここが買い物客の粋な通信スポットだったのでしょうが
今は使う人も全くいなくなり、とうとう撤去されたのでした。
しかし、腐ってもオシャレなショッピングモール内です。
キレイに掃除されています。メッキのパイプなんかピカピカです。
でもなにもない…
なんか不思議な空間になっていました。
一瞬、男子トイレの小便器が並んでいる場所かと思いました。
「いっそ塞いでしまえばいいのに」とも思うのですが
そこをあえて塞がずオープンにしているところがスバラシイ。
何か「廃墟に感じるロマン」と同じようなものをボクは感じました。
しかし一つ下の階では、ちゃんと再利用され、第二の人生を送っています。
ま、若干仕切りの壁が邪魔ですが、なんとか再生されています。
ただ、誰もそのスポットには寄り付いていませんでしたから
実質は無用のままです。
しかしアリバイ的には有用な、つまり有用のフリをしているだけの、
本当は無用スポットのままの場所のようです。
これはまさしくトマソンの悪あがきです。
何かいろいろ考えさせられる物件デシタ。
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(注)トマソンとは赤瀬川源平らが提唱し始めた超芸術とよばれるもの。
何の役にもたっていないにも関わらず、なぜかキレイに保存されている
無用の長物。おもに不動産物件に付随する。
純粋階段(登った先になにもない)・無用門(門があるのに壁もなく用をなしていない)
無用庇(窓もないのに雨や日差しをふせぐ庇だけがある)など…
トマソンの名は、かつてジャイアンツにいたゲーリー・トマソン選手から。
高い契約金で呼んだにもかかわらず、ボールにバットが当たらず
ずっとベンチを暖めていた選手。
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