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このあいだ江ノ島に行ったときに、岩合通り(勝手に命名)で見つけた熟成看板。 熟成看板-退色系(退色看板)です。 名づけて江の島退色看板。 この観光案内所はおそらくもう営業していないと思われます。 江の島観光案内所の黒ペンキ描きロゴがすっかり剥落〜退色し、薄い水色になっています。 地の部分はもともと白色だったのでしょう。 白色は紫外線によるペンキ皮膜の硬化〜粉吹き〜剥落で すっかり錆びて赤茶色になってしまっていますから、 ちょうどポジがネガになったようになっています。 黒文字部分は地の白に重ねて塗っているため皮膜が二重で、 かつまた白色ペンキにくらべ紫外線に強いので 錆びないですんだと考えられます。 この状態になるまで、一体どのくらいの年月がかかったのでしょう。 この看板がまだキレイで賑やかだった当時がしのばれます。 それにしてもいい風合いです。ウンウン。 こういう鄙びた観光地のさみしいような風情はもうたまりませんね。 だれもが憧れる天下の湘南の代表的な観光地のクセに、なんともこの枯れた感じ… サザンやチューブの歌の歌詞にも 江ノ島は湘南の象徴として多く登場するのですが あの歌詞で描写されるのは、対岸からの海に浮かぶ江ノ島の景色に違いありません!(断言!) 歌の中では彼らは決して島に渡ってはいないのです! なぜなら島に渡ると爽やかな歌詞の世界とは全く無縁の鄙びた日本の観光地、 まるでつげ義春の世界がそこに存在するからです。 サザンやチューブのようなウエストコースト風味・キャリフォーニア風味のサウンドは 島に渡ると全く似合いません。 ボクは初めて行ったとき、たまたまウォークマン(なつかしい)で 広沢虎蔵の浪曲・清水次郎長伝を聴いていたのですが(もちろん漫画のネタのためにですが) 江ノ島の参道の日本情緒と、 ふりそそぐ陽光でキラキラと輝く相模湾をまたいで、黒松の枝ナメで見る富士山の姿に 街道一の大親分を語った浪曲は、まさにピッタリでした。 焼きハマグリを食べながら一緒に唸ってしまいましたよ。 ♪旅ぃ〜ゆけばぁ〜駿河の国に茶の香りぃ〜 ってね。 江ノ島の魅力はここにあるのかも知れません。 関西から初めて来たときは、湘南なんてオシャレスポットはバカにしていたのですが 江ノ島のそのあまりの和っぷりにビックリしたのを今でも覚えています。 それ以来もう何度も訪れれているお気に入りのスポットです。 英語で言うたらマイフェイバリットプレイス。 もちろん猫ちゃんがたくさんいるということも 大事なポイントです。 退色看板のことを書いていたら、江ノ島礼賛記事になっちゃいました。
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