答えはこれだ。
----------------------
という内容をツイートしたら、内容が新鮮だったのか、
かつてないほどリツイートされて、少しビビってるボクです。
詳しく説明すると、
ワーク(工作物)を回転させて、それに刃物をあてて丸く削るのが旋盤。
ワークをXYテーブルに固定し、刃物を回転させ、刃物をZ方向、テーブルをXY方向に動かしてワークを削るのがフライス盤。
もともと歯車(というよりラチェット)型のフライスという刃物を回転させてワークを削るのでフライス盤という名前になっています。
今はフライスよりも、先を潰したドリルみたいな形状をした
エンドミルという刃物が多く使われます。
で、そのフライス盤ですが、日本ではフライス盤と言いますが、
英語ではミリングマシーンと言います。
つまりミル(挽く)機械です。
じゃあなぜ日本ではフライス盤という言い方をするのか?
もちろんフライスという刃物を使って切削するからですが、
じゃあそもそもそのフライスって何でフライスなのか?
漫画にあるように、フライスという回転刃物の形状が
大航海時代の南蛮人が見につけていたフライス(ひだえり)に
形状が似ていたためである…ということなのでした。
※必ずしもそうとは言えないということを、下段の補足説明で言及しましたのでご確認ください。
なにかとても腑に落ちる話でした。
たぶん製造業の現場で現役でフライス盤を使っているプロの方も
フライスの語源までは知らなかったのでしょう。
だから、大量にリツイートされたんじゃないだろうか…
ちなみにフライス盤を数値制御(NC)で動かすものを
NCフライス盤、
コンピュータプログラムで数値制御して動かすものを
CNCフライス盤、
そのCNCフライス盤に、さらに刃物を自動で交換するオート・ツール・チェンジャー(ATC)のついたものをマシニングセンタといいます。
ここでいうマシニングとはマシーン(機械)のことではなく
(機械による)加工・切削加工という意味です。
※補足説明
フランス在住の石塚さんによると、フランス語でフライスには以下のような意味があるようです。
-------------------
ちなみに「苺」も「エンドミル」もFraiseです!!
fraise1 / frεːz フレーズ / (英 strawberry) 女 ❶ イチゴ(の実)
fraise2 / frεːz / 女 (子牛の)腸間膜
fraise3 / frεːz / 女 〖服〗 ラフ [16,17世紀に男女が用いたひだ襟]
fraise4 / frεːz / 女 ❶ ⦅技術⦆ フライス, 皿錐 ❷ 〖外科〗 バー [虫歯などを削る切削工具]
fraisé, e / frε[e]-ze / 形 ⦅技術⦆ vis 〜e ホブ盤
---------------------
フライス盤のフライス(皿錐)は南蛮人が首に巻いていたヒダエリが由来といいましたが、正確には「同じ言葉」を使ってるだけで、「由来」ではないかも知れません。つまりヒダヒダやギザギザのある丸い感じものをフランス語ではフライスと呼び習わしていたようです。だからヒダエリも刃物のフライスもフライスと呼んだみたい。ただイチゴもフライスというのはなぜだ?ヘタのギザギザ部分からの連想だろうか?