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たなかじゅんのヨモヤマ日記
漫画家たなかじゅんのブログです。ツイッターもやってます juntnk FBもやってます。

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そもそもの話をしなくてはなりません。

そもそもの始まりは、今年春に横浜みなとみらいで開催された
全日本製造業コマ大戦第3回全国大会の会場での
信州のスワニーさんという会社が出していたワークショップのブースです。

スワニーさんはコマ大戦出場経験も多く、
かつまた自社や協力会社と一緒にいろんなコマを開発し、商品として発売しています。
回すと花びらが開くサクラコマ
高い重心でなかなか倒れないトリッキーなコマタオレネード
また地域の特産品であるトマトをかたどったかわいらしいトマトコマ
また、コマ以外でもお土産オモチャを作っています。
とことこ歩くおもちゃとことこイーナちゃん
とことこ歩くおもちゃとことこカモシカさん…などなど。

それらを「完全地産」というコンセプトで製作、販売しています。
完全地産とは開発・製造。パッケージすべてを「地元で」行うという
地域の雇用拡大・地域産業の安定・活性化を目指したプロジェクトです。

そのサクラコマを自分で組み立てよう!というワークショップを
会場でやっていたのです。
当然ボクも引っ張り込まれ、作るハメになります。
そして、このワークショップのいいところは
パッケージデザインも自分でできるところです。

パッケージの台紙となる白いボール紙が用意されていて、
そこに用意されているペンやマーカーやボールペンなどで
パッケージを自由に描くことができるのです。

当然ボクもそれを描くわけですが、
用意されている筆記具がどうも使いにくい。
下描きもせずいきなりマーカーとか非常にやりづらい。
しかしなんとかそこにある筆記具でイラストを描いたのです。

しかしこれがプロとして納得がいかない!
こんなものを、プロが描いた参考作品として展示されるのは
苦痛以外のなにものでもない!


それがコレ。
イメージ 1

ヘタクソです!あきれるほどヘタクソです!

それでボクは帰りがけに
「白紙の台紙を一枚ください、ちゃんと本気で描きますから!」
スワニーさんに提案し、白紙の台紙を一枚もらって帰りました。

そして描いたのがこちら。
イメージ 2

かなり気合を入れて描きました。
プロですから、納得のいかない恥ずかしい絵を
「プロの作品だ」と人前にさらしておくわけにはいきません!
これはプライドの問題です!

そしてこれをスワニーさんに郵送したところ
意外な展開になってきました。

スワニーの橋爪社長曰く
「これ、サクラコマの新パッケージに採用させてください!」と。

そんなつもりはまったくなかったのですが、
悪い話じゃない…というかむしろ光栄な話なので
快く了解しました。

しかし橋爪社長はさすが商売人です。
「このイラストを使った新パッケージの商品は、注目を集める場で発表したい。10月に伊那で製造業ご当地お土産プロジェクトのシンポジウムがあるので、その場で大々的に発表したい!」

さすが考えることがヤリ手キレ者です。
(ふだんおちゃらけているのは世を忍ぶ仮の姿だったのですな)
そしてこう続けます。
「ひいては、大々的に発表するにあたり、サプライズにしたいので、サプライズゲストとして会場に来て欲しい」と。

なんですか?ボクごときがサプライズゲストですと??

そして「発表までにはこのことは口外しないでほしい。サプライズですから。イラストの公表もひかえて欲しい。」守秘義務を突きつけられたわけです。

そんなわけで、昨日の伊那でのシンポジウムでの「大々的発表」となったのでした。

イメージ 3
これがその新パッケージデザイン

そして地元新聞やケーブルテレビで大々的に紹介されました。

イメージ 4

長野日報1面トップに!

イメージ 5

地元ケーブルテレビのニュースに!

狡猾なスワニー社長の目論見はまんまと成功したわけです!
さすがキレ者!さすがヤリ手!


いや本当にありがたいことです。

しかしふっと思いました。

ワークショップでロクな筆記用具を用意しないことで、
ボクにヘタクソな絵を描かせて悶々とさせ、
そして自分から自主的にちゃんとしたものを描きなおさせるように仕向け、さらにそれを使い自社製品の新パッケージに流用する。

そこまでがあのキレ者スワニー橋爪社長の
深慮遠謀だとしたら……!


恐るべし!スワニー橋爪社長!

サクラコマなどのご購入はこちらからできます。
http://swany-ina.shop-pro.jp/

昨日、朝5時に横浜南部の自宅を出て、車で高速をかっとばし
信州は伊那市に行ってきました。

伊那地域は昔から中央アルプス登山のためしょちゅう行っていたので
なじみのある地域ですが、本当にいいところです。
イメージ 1

この写真は、伊那市にあるスワニーさんという会社の駐車場から撮ったもの。
こんな景色を拝みながら生活できるなんてうらやましい〜。

で、本来の目的はココ。
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伊那商工会議所で行われた
製造業ご当地プロジェクトシンポジウム 
「秘密のゲスト」として呼ばれたのです。

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シンポジウムの講師の先生方2名。
向かって左が下川氏、右が松岡氏

お二人の講師の先生のお話は、ものすごく面白く、アツいものでした。


イメージ 4
 アツく語る松岡氏。

あんまりにも講師のお二人の話がアツいので、
そのあと「サプライズゲスト」と称して出されるボクは
そのハードルの上がりっぷりに申し訳ない気持ちいっぱいになったのです。
出辛いよ…お二人のセンセ!

(つづく)

NPO法人全日本製造業コマ大戦協会の依頼で描いた、
自動販売機の広告スペース用宣伝イラスト(夏用・冬用)です。

こんなお仕事もやっています。

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職人魂組み立て会

昨日はチーム職人魂の例会。
組み立て会でした。

いよいよ組み上がるか!と思ったら、
設計ミス加工ミスなどが続出…

ま、それはいつものことなのですが、
(組み上げてみないとわからないことが多いのです)
そんなわけで結局組み上がらず、
追加工する部品が多数
次回はなんとか完成させられる予定……たぶん。

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蒸気機関

ここ何年か、ブログを放置しっぱなしだったので、
ボクも参加しているチーム職人魂というグループの活動報告を
怠っていました。
(近況はチーム職人魂のフェイスブックページにて公開しています)
https://www.facebook.com/team.shokunindamashii/


で、去年作ったのが蒸気機関です。

これにはストーリーがあります。

以前、面白い機械を自分たちで作っている我々チーム職人魂の様子が、テレビ番組で紹介されたのですが、それをたまたま観ていた、ある女性の方からお手紙をもらったのが始まりです。

その女性の30年前に亡くなった父親が、自分の小さい町工場で、たった一人で手作りで蒸気機関の模型(実際に動くもの)を、たくさん作っていたのです。
NCの工作機械などない、汎用旋盤、フライス盤、ボール盤ぐらいしかないような工場で、真鍮の塊を削ったり半田付けしたりして、ものすごい精工な蒸気機関をたくさん作っていたのです。

どうやらゆくゆくは実際に蒸気で動く、蒸気機関車の模型を作り、商売にしようと思っていたそうなんですが、その夢が叶う前に亡くなってしまったのです。
そして残された工場には2〜30個の蒸気機関模型。

娘さんにとっては、そういう「機械の面白さ」というのがよくわからないので、処分してしまおうかとも考えたらしいのですが、しかし一方で父親が愛情こめてせっせと作っていたものなので捨てることもできず…

そんな折、テレビを観ていたらチーム職人魂というグループが大田区にあって、面白そうな機械をいっぱい作って楽しんでいる様子が。
「この方々ならば、父親の残したたくさんの蒸気機関模型を有効に活用してくれるのでは」と思い、手紙をくれたのでした。

そして引き取ってきた蒸気機関模型。
これがなかなか良く出来ています。
レバーで正転・逆転の切り替えまでできる複雑な機構も
手のひらサイズの小さい機械なのに、しかもNC機械を使わず、汎用の旋盤・ボール盤・フライス盤とあとヤスリと半田付け(ロウ付け)だけで、かなり精工に出来ているのです。

で、メンバーで話し合った結果、「ボクたちがその意思をついで蒸気機関を作ろう」ということになりました。もちろん見本にするのは、その方の父親が手作りした蒸気機関です。

そしてなんとか動くものが完成し、今年2月のおおた工業フェアで、ボクたちの作った蒸気機関はお披露目することができました。

この蒸気機関は、裏にそんなストーリーがあったのです。






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