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たなかじゅんのヨモヤマ日記
漫画家たなかじゅんのブログです。ツイッターもやってます juntnk FBもやってます。

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センス・オブ‥

細かい話をします。

何が悪いというわけではないんですけど、
なんとなく「なんかこの人とは合わないなぁ」と感じている人というのが
誰にでもいると思います。

別に性格が悪いわけでもルックスや身なりに不快感を覚えるからでもありません。
もちろんそういう場合もありますが、その場合は合わない理由がハッキリしてます。

で、いろいろ考えていくと思い当たりました理由の一つに。
それは「センス」なのです。
それは「服装のセンス」とかそういうのではありません。
だいいちそれならボク自身がいつもダサイ格好をしているから
人のことを言えた義理ではありません。
ユニクラーやし。

では何のセンスかというと「言葉選びのセンス」です。

こういう表現ってなんか嫌やなぁと感じているところへ
その「なんか合わないなぁ」と感じている人が
まさしくその表現を使ったりするのに出くわすのです。
で、「やっぱりキミは使うかその言葉を!」と、
その「なんか合わない」度を再認識したりするのです。

たぶん言葉を何も考えずに無神経に使っているのが気になるのでしょう。

最近気になったのは「後半戦」という言葉です。
これは8月もそろそろ終わりというころになると
誰かが必ず使います。

「今年の夏もそろそろ後半戦です」と。

夏を何かスポーツの試合になぞらえているんでしょうが
とても気持ち悪いのです、ボクにとってその言葉を選ぶセンスというのが。
キミは夏と戦っているのか!‥と、問いたい。

あと生き物でないものの複数に「たち」を使うセンスもイヤです。

「このすばらしい曲たち」

ああ気持ち悪いっ!

本当に細かいことを気にするケツの穴の小さい男でスミマセン。

逆に「この人ええなぁ」と思うのは、
その「言葉選びのセンスがいい」人や「個性的な表現をする」人です。
わかりやすく言うと「うまいこと言うなぁ」と関心する人です。
以前も書きましたがウチのアシスタントのIちゃんの
ドラックストアがやたら多い町を見て

「この町は具合の悪い人が多いんですね」

と、こう言ってしまえるセンス。
この場合は天然ですが、なんとも愛すべき娘じゃないですか。

そういうオトナに ワタシはなりたい。

しかし、こんなこと書いたらまた嫌われるんやないやろかワシ。
読み返すと、なんか世の中に敵を作るような内容やし。

「あ、その言葉使っているのは私だ」と、もし気分を害された方がいたら謝っておきます。
ごめんなさい。大変失礼なことを申しました。

しかしこれは特定の個人のことを言っているわけではなく、
また決して「いい・悪い」を語っているわけでもないのです。
「合う・合わない」を語っているだけなのです。

さらに言うと、具体例を挙げたのは話をわかりやすくするためであって
「イヤだな」と思う言葉は、各個人によって違います
その一般論として言っているだけなのです。
だから普段ボクが使っている言葉を「イヤだな」と思っている方もいるでしょう。
そういう話をしているのです。

そこのところに留意のほどをよろしくお願い致します。
ごめんなさいね。
(しかしなんかものすごくフォローしてるなぁワシ)

サクセス・ストーリー

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サクセスってニャンだ?



7〜8年前、まだ「ナッちゃん」の連載が始まって間もないころ
割とヒマだったので毎日近所のとある喫茶店に入り浸っていました。

毎日入り浸っていると、常連仲間というものが自然にできます。
近所のミュージシャン夫婦だったり、近所の花屋のオッチャンだったり
近所のオバチャンだったり、近所のバリバリの営業マンだったり、
喫茶店のあるビルの2階の居酒屋の店長だったり、オーナーシェフだったり。

あるとき、カウンターで何か調べ物をしながらノートに何か熱心に書き込んでいる
Aさんという人と挨拶をかわすような仲になりました。

当時ボクはナッちゃんが軌道に乗り始めたとはいえ、まだ全然売れてもなく
よって知名度もなく、収入も低い(しかしヒマはある)、そんな状態でしたが
昔、鶴瓶がパペポで「日本一感じのいい芸能人を目指す」とかなんとか言っていたのになぞらえ
「日本一感じのいい漫画家になってやろう」とか冗談半分で言っていた当時のボクでした。
だから知らない人でも気さくに話をしたりして、
その喫茶店でも知り合いがいっぱいできていたのです。
そんなわけでそのなにやら書き物をしているAさんとも、
なんとなく親しく話すようになっていたのでした。

マスターが言うにはAさんは何か本を執筆中だとかで、
Aさんにボクのことを漫画家だと紹介したらしいのです。
そうするとなにやらものすごく興味をもってくれたみたいでした。
ボクも作家さんというのは少し興味があったので
いろいろと話すようになりました。

話をしてみると、さすがに文章を書いているだけあって
歴史や文化などの話が面白く、意気投合しかけました。

なぜ「意気投合しかけた」などと寸止めな書き方をしたのかというと
なにか話しているうちにおかしいなと思い始めたからです。
なにか話がビジネスめいてくるのです。
それまでたとえば「四国のお遍路さんはあこがれますよねー」とか
そんな人文学的な気楽な話をしていたのに、なにやら方向が変わってきます。
そう、何かというと「成功」にまつわる話に持って行きたがるのです。

変だなと思いつつも「感じのいい漫画家」目指していたボクは
「今執筆中の本の参考にしたいのでたなかさんの話をぜひじっくり聞きたい」というので
いいですよと、カウンターでインタビュー的なことを受けました。

しかしというか、やっぱりというか、話の持っていきかたというか、視点がすべて
「成功するには」「いかにして成功したか」「成功する人のメンタリティは」とか
そんな感じなのでした。
もちろんボクを「成功した漫画家」扱いした上で話を進めます。

なんだかウンザリしてきました。

だいたいボクは当時全く「成功」なんてしてなかったし(ホントに貧乏でした)
そもそも「みんなに面白いと思ってもらえる漫画を描きたい」のであって
決して「成功しようとして漫画を描いている」わけではありません
もちろん「成功」するに越したことはありませんが
それが目標では決してありません。

そのことを話の中で何度も主張しましたが
「なるほど、それが成功者のメンタリティなんですね」
やっぱり「成功・失敗」の視点でしか受け取ってもらえません。
我田引水というか色眼鏡というか‥なんだか話が通じないのでした。

そんなわけで喫茶店のカウンターで2時間近くとっつかまったおかげで
みんなでトンカツ食べに行こうといっていた常連仲間にほって行かれ
さみしい思いをしたのでした。
(競馬で勝ったというI藤さんがせっかくおごってくれるという話だったのに)

あとでその常連仲間に聞いたのですが、そのAさんの仕事は
長野オリンピックのスポンサーにもなっていた
マルチまがい商法で悪名高い○ムウェイのディストリビューターだったのです。

しかもサイドビジネスではなく夫婦で本業でやっていると。
その今執筆中だという本も「成功に関する本」だと。
ボクが漫画家だというので、その経験談や苦労話をいいように利用されたのかも知れません。

Aさんのことをアム○ェイだと知っていた他の常連仲間は
Aさんとは距離をを置いていたらしいのです。
そしてそれを知らなかったボクは面倒くさい話に付き合わされたというワケでした。
このことだけが理由ではないのですが(他にも近所のオバチャンとモメたりした)
「日本一感じのいい漫画家」は辞めました。
リスクが高すぎます。

ま、実際は鍋や釜を買わされたわけでも
食器洗剤ディッシュドロップを買わされたわけでも
ディストリビューターに勧誘されたわけでもありませんから
被害というものはなかったんですけどね。

人を見て付き合わないといけないという話でした。

もちろん基本は今でも「感じのいい漫画家」ですヨ。ホンマです。


アムウ○イについては以下を参照。
http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/index.html
そこのマルチまがい商法のところを見てください。
ちなみにここのHPはグーグル八分になっているようです。
多分圧力があったのでしょう。


てゆうか、こんな文章書いて大丈夫なんやろうかワシ。

キャドちゃいます

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あるベクトルが働くという話。

CQ出版さんに取材を受けたときもそうでしたが
他でもいろんなウェブ上のサイトなどで
「ナッちゃん」の製作過程などが紹介されるとき
誤解された書き方をされることがよくあります。

主にコンピュータ系などの理系の分野にいる人の文章に多いのです。
以下のような誤解。

ナッちゃんに出てくる機械はCADを使って設計されている

まったく違います。
CADなんて使っておりません。
CADをコンピュータを使って設計や製図することの意味だとすれば
ナッちゃんの機械の絵は、もちろんパソコンは使っていますが
あれはCADなんかとは言えません。
パソコンを使って描いたマンガのキャラのカラーイラストが
CGではあってもCADとは呼ばないように。

ハッキリ言うと僕のしている作業は単なる切り貼りです。
紙に手で描いたバラバラのパーツをスキャナで取り込み
フォトショップ上でレイヤーに分けて表示しているだけです。
パソコンの処理能力が遅くメモリも少なかった連載初期〜中期にかけては
カッターとノリでやっていた作業をパソコンで置き換えただけです。

もちろんパソコン上で設計もしません。
これをCADと言ったらCADに失礼です。

もちろん説明のときの図などは
ウチのオンボロマックのクラリスワークスのドローソフトを使うこともありますが
あんなものはCADとは言いません。
あと楕円の同心円やネジ部分など、楕円のテンプレートではムツカシイ部分は
そのドローソフトで楕円部分だけを描かせますが、それだけでは使えないので
それをプリントアウトして、ペンで描きたしたりホワイトで修正したりして
部品の絵を仕上げていきます。
結局は手描きなのです。
これは楕円のテンプレートの代用をしただけでCADなどではありえません。

しかし、そのことを説明しているのにもかかわらず
CADを使って機械の設計をしているなんて書かれてしまうのは
一体どういうワケなんだろうか?

思うに「CAD」というカッコイイ言葉を使いたいという
そういう気持ちが、コンピュータ系などの理系の分野にいる人に多く
同じベクトルの誤解のある文章を書かせてしまっているのではないでしょうか。
「CADを使っているぞと書きたいベクトル」

ここでもう一度声を大にして言っておきます。

機械はすべて(一部楕円を除き)手で描いています!

あとどこかのサイトの書評でナッちゃんのことを
板金屋の娘と書いてあるのがありましたが
全然違います。
ドアのヘコミやバンパーのキズを直したりする商売ではありません。
雨樋やダクトの板金加工をする商売でもありません。

いやべつに怒っているのではないんやけどね。

ちょいムカ

ただいまネーム真っ最中。
ホントです担当T本さん!もうちょっと待ってくださいっ!
---

作画中はラジオを聴きながら仕事をしていることが多いのですが、
聴いていてなんかこうムカッとするラジオCMがあります。

「○田ハウジング」という住宅会社のCMで
ジャズ歌手の阿川泰子さんが静かな音楽に乗せてさらっと言うナレーション

「家は三回建ててみないとわからない」なんて言いますけど‥

誰がいつそんなこと言うてん!
だいたい三回も家を建てられるなんてどんなセレブ向けのCMやねん!
庶民にケンカ売っとんのんかい!

声に出してはいいませんけど、そのCMを聴くたび心の中で叫んでおります。
いやべつに三田○ウジングには恨みはないんですけど。
そういえばコピー機を作っていた三○工業という会社のTVCMも
阿川泰子さんがやっていました。これまめ知識な。

あと大和○券のCM。
ちょっと間抜けでおっちょこちょいのサラリーマンと、抜け目ないサラリーマンが、
仕事帰りにオシャレなバーでグラスを傾けながら語らっているという設定で、
そのふたりが掛け合い漫才風に、金融商品を紹介するというCMなんですけど‥

その抜け目ないサラリーマンの、人を小バカにしたような感じ悪いセリフと物言いに
なんだかムカッとするのですよ。
しかも漫才風なのに突っ込みはスカスカやし、
そもそもまったく笑えないのが致命的です。

とにかくその大○證券の主張を代弁するほうの抜け目ない目端の利くサラリーマンが
とても感じ悪いのですよ。
どっちかいうたらそのバカにされる間抜けな奴のほうが、なんだか好感が持てるっちゅうのは
金融商品のCMとしてどうかと思うんですよ、老婆心ながら。

一応CMがムカッとするというだけで、けっして会社自体を非難したり
誹謗中傷するものではありませんので、そこのところよろしく。
2社とも立派な会社です。多分。
(守りに入っているなぁ‥)

しかしみんなそんな風には思わないのかなぁ。

南国勝負

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よく地方出身者の間で交わされる会話に
「ウチのほうが都会だ、そっちのほうが田舎だ」という都会度自慢
また逆に「ウチのほうがこんなに田舎だ!」という田舎度自慢というジャンルがあります。
ネット上のお国自慢スレなんかを見るとたいていが
「埼玉VS千葉」みたいな都会度自慢ネタです。

それとは別に、南国好きの人たちの間で戦われる南国自慢というジャンルがあります。
「ある」と勝手に宣言します。ま、あることにしてください。
話をすすめます。

で、南国育ちのワタクシは、
好きな植物はヤシ科の植物、好きな果物はパイナップル、好きな雲は入道雲
好きな風景はカンカン照りのハイコントラストの風景
好きな音楽はキューバ・ジャマイカ・ブラジル・アフリカなどのトロピカル系
好きな虫の音は蝉の声、好きな提灯は盆提灯‥という
筋金入りの夏大好き男で、
その本州最南端の市(平成の大合併でそうなりました)出身というのが
夏大好き男にとってはプライドでもありました。

ところがです、
レギュラーでアシスタントに来てもらっていたさんは
南国の代名詞ともいえるフェニックス並木が有名な宮崎の出身ではありませんか。
本州最南端も九州宮崎には緯度では到底かないません。
しかも名産がマンゴーときたもんだ。(これがまたじつにウマイ)
そのNさんも夏大好き女で、南国自慢をするのですよこれが。
なんだか悔しい気分でいたワケです。
多分Nさんのほうは、勝ち誇ったような気分でいたと推測されます。
(夏好き南国好きなら間違いない!)
プロ野球がキャンプするのも宮崎ですからね。
ウチの田舎はかつて南海ホークスのキャンプ地だったけど
南海ホークスはなくなりました‥

しかし、去年臨時で何度か来てもらったさんは
名前からではわからなかったけど、なんと沖縄出身なのでした。
沖縄を出されちゃあもう宮崎なんかもうただの温帯地方です。
なんたって沖縄は北回帰線は越えないものの、立派な亜熱帯地方ですから。
珊瑚ではなく珊瑚礁があります。ブルーラグーンです。
トックリヤシやらマンゴーやらが温室ではなく家の庭に普通に生えています
デイゴの花ハイビスカスも咲いています。
畑にはサトウキビパイナップルが成っています。
海岸にはタコの木が生えています。
ガジュマルマングローブもあります。

Nさんに対して悔しい気持ちがあったボクは
Hさんの登場になぜか少し溜飲を下げたのでした。
いや、一番負けてるんやけどね。

そもそも一体何の勝ち負けやねん。

(写真は東伊豆海岸のフェニックス)
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