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本当は昨日にこの話を書こうと思っていたのですが、書こうと思った瞬間に余震が発生。東京在住の私ですが、怖くなってしまったので、昨日は布団を被って無理矢理寝ました。 というわけで、ニュースとしては1日遅れですが、以下のニュースを。 ◆復興財源で国債増発も市中発行額の抑制可能−前倒し発行で10兆円余力 4月7日(ブルームバーグ):東日本大震災の復興財源確保へ向けた国債増発懸念が強まるなか、昨年度中に今年度発行予定の借換債を前倒して発行していたため、復興財源として10兆円程度の国債増発余力があり、今年度中に機関投資家に入札を通じて販売する市中発行額をある程度抑えることが可能なことが分かった。財務省が6日ブルームバーグ・ニュースの取材に明らかにした。 同省によると、昨年度中に発行した前倒し債は16兆9194億円で、今年度の国債発行計画に盛り込んでいる次年度分の前倒し債発行予定額6兆3893億円を差し引くと、10兆5301億円の発行余力ができる。政府関係者は「10兆円まではいかないが、数兆円の調整は可能」と指摘。同省は国債の追加発行額や市場の需給状況を見ながら、市中発行額の調整を進めることになる。 野田佳彦財務相は5日午前の閣議後会見で、大震災を受けた今年度第1次補正予算案の編成について、「赤字国債に頼らずにつくるという考え方だ」と言明した。復旧・復興事業には巨額な資金が必要なため、今年度だけでも2次、3次の補正予算が必要とされ、国債の増発は避けられないとの見方が強い。 補正総額は10兆円超 内閣府は先に、大震災の被害総額を16兆−25兆円とした試算を公表している。しかし、東京電力福島第一原子力発電所の被害などを含めれば、被害額がさらに膨れ上がるのは必至だ。阪神淡路大震災では3度にわたる補正予算で計3.2兆円の財政出動を余儀なくされたが、桜井充財務副大臣は先月31日の記者会見で「10兆円という額ではない」と述べ、10兆円を上回るとの認識を示した。 政府・与党は子ども手当などのマニフェスト(政権公約)案件の見直しや臨時増税などによる財源捻出も検討しているが、新規国債の追加増発は不可避との見方が根強い。野党の一部には、日銀による国債の直接引き受けを求める声も出ているが、日本銀行の白川方明総裁はもとより野田財務相も与謝野馨経済財政相もこれに否定的な見解を繰り返し表明している。 復興財源の一部に充てるための国債増発は、市場への影響が懸念されるが、今回の借換債の前倒し発行分を利用すれば、そうした懸念の一部は解消できるとの見方もある。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊債券ストラテジストは4日付のリポートで「数兆円程度の増発なら前倒し債の調整で、カレンダーベース発行額を増やさずに済む」と指摘、「補正財源の国債は需給悪化を過度に懸念する必要はない」との見方を示した。 先行き、市中消化額が増える可能性も SMBC日興証券の末沢豪謙金融市場部長はブルームバーグ・ニュースに対し、「今年度中に来年度分の前倒し債をある程度出しておかないと、来年度以降がきつくなる。平準化してやらざるを得ない」と指摘。「結果的には2次補正の段階からカレンダーベースの市中発行額が増える可能性が高い」と述べた。 バークレイズ・キャピタル証券の森田長太郎チーフストラテジストは、必要とされる復興財源が前年度の前倒し発行分の余力で対応できるかどうかについて「それでカバーできる範囲に収まれば、それは今、マーケットがみているよりはましという感じ」としながらも、「さすがに足が出るのではないか」と述べ、財源確保には十分ではないとの見方を示した。 森田氏はその上で、「ざっくりしたイメージでは2次補正ぐらいまでは市中消化額を増やさなくても何とかなりそう」と予想。ただ、「3次補正ぐらいからは足が出そう」とし、「3次補正のイメージを財務省が持つのであれば、7−9月から増発を開始するということは十分あり得る」とみている。 2011年度の国債発行計画によると、機関投資家などへの入札を通じて11年度内に販売する国債のカレンダーベース(11年4月1日−12年3月31日)の市中発行額は、国債の発行総額169兆6000億円のうち144兆9000億に上る。このうち、借換債は111兆2963億円を発行する予定。 同省によると、昨年度発行予定の財投債15兆5000億円のうち、7兆1000億円分の発行が見送られたことなどから、今年度分の借換債の前倒し発行額が大幅に増えていた。 よく分からないのが、なぜこのタイミングで財務省はこれをブルームバーグに話を入れたのかということ。日銀引受議論を鎮静化させたい気持ちはあるとして、財政健全化タカ派が主張しそうな増税議論にも牽制となります。これからプロが最善の方向を考えるから、政治家や自称経済学者といった素人は黙っておいてくれというメッセージなのでしょうかね。 |
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