DANCE HISTORY OF A MAN

1985年の原宿のストリートから始まる物語。 ある男”GO”のダンス人生です。 最初から読むと、きっとハマリます(笑)

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0031_学園祭

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1990年前後、学歴社会が当たり前の頃、バブル期からの流れで大学進学も当たり前の様に考えられていた。
高校3年生の私も、特に理由も無く周りの皆に合わせてか、一応進学を考えていた。

しかし何を思ったのか、受験には特に大切なこの秋、友人達と高校生活の思い出にと学園祭に有志団体で参加する事となった。
しかも、仲間うちで始めるつもりが、我々を慕ってくれる後輩連中まで入って来て総勢50人を超える大所帯となってしまう。中心人物の私達は彼らをまとめるのも大変だった。

当時、私の影響でディスコにはまってしまった仲間達は、すぐに学園祭ではディスコをやるという事でまとまっていた。やはり、只、音楽を流すだけではなく、それなりの出し物もしなくてはいけない。
当然、ダンスショーをやる事になった。

私にとっては中学生の頃のホコテン時代ぶりのショーケースになる。
一緒に踊る事になった仲間は、勿論初めての経験である。
ダンスは私が中心になり、仲間達に教えながら振付を進めた。

ディスコで遊んでいただけで、見せるダンスという事を数年意識していなかった私にとっては、久しぶりの客を意識する舞台だった。

参考になりうるマイケルや「DA DA」のビデオを片っ端から見まくって、イメージを固める。
感触を確かめるかのように作品を形にして行った。

この時の作品はマイケル・ジャクソンの影響がかなり強く、振り付けのベースは「スムース・クリミナル」、衣装は「BAD」、なぜか楽曲はマイケルのモノではなく何を使ったかすら忘れてしまった・・・笑
確か、ヒップホップでもニュージャック・スイングでもない、一発屋で終わったアーティストの楽曲だった気がする。
とにかく、メチャクチャな組み合わせだった。

それでも、初心者の仲間と試行錯誤しながら作り上げたが、勿論、今考えるととても見れたモノではなかった。

しかし、ディスコでチャラチャラ遊んでいただけの私にとって、この期間の毎日の練習と参考にしていたダンスモノのビデオチェックがダンス熱を更に加速させた。
ホコテンでの日々を思い出したという訳ではないのだが、ダンスに改めて真剣に取り組む事によって、更なる魅力を見出してしまったようだ。
この頃の空前のダンスブームも私の背中を押した要因の一つであろう。

とにかくニュージャック・スイングのダンスに対しても、より貪欲になり、勉強なんかそっちのけで踊りまくった。
新しいステップを求めて、六本木や渋谷のディスコにも積極的に足を運んだ。


夏から秋にかけての、この時期、まったくと言って良いほど受験勉強はしていない。
なのに進学する気満々だった不思議な私がいた・・・笑



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0030_DADA

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ある日の深夜、テレビをボーっと見ているとダンスコンテストの番組を発見した。
何やら良く意味もわからなかったが、当然私はテレビに食付いた。

フロアで踊るボディコン姉ちゃんや当時流行のボビ男、ハマ男達をレギュラーらしきダンサー達が
ピックアップし、最終的にチャンピオンを決める番組。
そう、「DA DA」である。
私が初めて観たダンス番組だった。
放送開始後、2〜3ヶ月程度のこの当時は「DA DA LMD」というタイトルだった。

この番組の存在を知って以来、毎週ビデオに撮って繰り返し観まくった。
私にとってはコンテスト参加者のフロアでの踊り、パーソナリティのRIKACOやホンジャマカの恵のトークは、はっきり言ってどうでも良く、レギュラーダンサー達のラインダンスが毎回の目的だった。

当時私は、番組で踊るダンサーがどんな人なのか良く知らなかったが、これまた前回のレーザージュークに引き続き、良いお手本が観れる事に喜んだ。
しかも、数人いるダンサー達が当時流行のダンスを毎週披露している。
これはもう、自分のバリエーションが増える一方だ!(笑)
とにかくビデオに録画したダンサー達全員の動きを毎週パクリまくった!判らなければ、スロー再生。
何度も何度も繰り返し・・・。
いや〜、本当に便利な時代になったモノだ!そして、ダンスブームに感謝!!

因みにこの頃、「ZOO」というグループは、まだ存在していない。
タイトルにもなっている「LMD(LOVE MUSIC DANCERSの略)」がレギュラーダンサーとして踊りを披露していた。
諸々の事情があったのだろうが、毎回微妙にメンバーが変わるグループ?だった。
主要メンバーにはTACO、KAZU、Mr.T、Crazy-A、SATSUKI等の顔が揃っていた。(敬称略)
後にZOOを構成する他のメンバー達が番組内のコンテストにて選出され、メジャー初のビッグダンスユニットが誕生する事になる。

オンエア中にコンテスト参加者の募集をしている事を知り、私は早速収録に足を運んだ。
麻布のマハラジャが現場だった。
数回番組を見ていたので、最初は目立った者勝ちだと思い、暴れるように踊り狂ったが、あっけなく第一次選考で落っこちた・・・(笑)
はっきり言ってこの時の収録の事はあまり覚えていない。
オンエアで自分を探すのも大変なくらいだ。(笑)
只々、悔しい思いを強く持った気がする。

しかし、この番組は後に私にとんでもない決断をさせるきっかけとなってしまうのだ・・・。



ボビ男(ボビお)・ハマ男(ハマお)

ボビー・ブラウンや、MCハマーの流行により、彼らの髪型やファッションを真似する若者が急増した。
ディスコやクラブでニュージャック・スイングで踊りまくる彼らの事を、この様に呼んでチャカす事が良くあった。


DA DA

1989年〜1992年テレビ朝日系にて放送。
「DA DA LMD」「GROOVIN’SCENE DA DA」「CLUB DA DA」等、番組名が微妙に変わったが、通称「DA DA」で呼ばれていた。
番組名変更に伴ってか、収録現場も、麻布マハラジャ、新橋ジ・アース、川崎キング&クィーン、芝浦O’BARなど、都内ディスコやクラブを中心に変わっていった。
後にダンスレクチャーなどのコーナーも出来、よりダンス色が強くなる。
本文中でも触れたように後にデビューするZOOはこの番組のレギュラーダンサー陣である。



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0029_新しい流れ

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全く新しいスタイルのステップ系のダンス、ニュージャック・スイングに出会った私は、とにかく練習をした。
存在を知ってしまった以上、習得できないダンスがある事が当時の自分には許せなかったのである。
以前原宿で踊っていた時のように、ディスコで見たステップや動きを思い出し、イメージを膨らませながら何度もランニングマンを踏んだ。

しかし、時代は進んでいた。便利というか、良い時代になっていた。
この頃、ゲームセンターや、ビリヤード場、ボーリング場等に溜まっていた私達には強い味方があった。
レーザージュークである。
100円入れるとPVがモニターに流れる例のヤツだ!

当時、話題になっていたジャネット・ジャクソンの「RHYTHMNATION」やボビー・ブラウンの
「EVERY LITTLE STEP」のPVを立て続けに何度も流して一つ一つのステップを細かくチェック。
その場で仲間達と踊りまくり。(周りの客は相当迷惑だったろうな〜・・・笑)

とにかく手頃なお手本がいつでも見れる環境で、平日はダンスに興味を持つ仲間達と渋谷で溜まる事が増え、
週末は新宿のディスコで踊り明かした。

この頃には、音楽的にもニュージャック・スイングが流行になりつつあり、新宿のディスコでも以前より黒人音楽が流れる比率が増えていった。
それに伴い、ダンスに力を入れる客も以前より増えた。
ディスコ業界ではニュージャック・スイングが主流の一つとなり始めていたのである。

しかし、オールドスクールをリアルタイムで経験した私には、この新しいダンスよりブレイクダンスへの愛着の方が、この頃はまだ強く、どこかで違和感を感じながら踊っていた。

仲間の中で一番上手く踊れないといけないと言う意味のないプライドがこのダンスと私を結びつけ、練習させていた様な気がする。


RHYTHMNATION

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/47/53/ankh_go/folder/497938/img_497938_8815262_1?1123937411
デビュー当時、マイケルの妹と言うくらいでしか話題にならなかったジャネット・ジャクソンが
一気にスターダムにのし上がった作品。
全編約30分のショートムービー「RHYTHMNATION 1814」には「MISS YOU MUCH」のPVも含まれており、これより数年前のマイケルの「スリラー」同様、一般社会のおいても話題になった。
ダンス業界でも、このPVの影響が強く、全く同じ振付や小道具の使い方をマネするグループも多かった。
ダウンタウンの悲劇を印象的なモノクロで表現したこの作品は、オールドスクール出身のストリートダンサーアンソニー・トーマスの振付と当時のトップダンサー達の洗練された迫力のあるダンスで見所満載。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/47/53/ankh_go/folder/497938/img_497938_8815262_0?1123937411

ちなみに、この「リズムネイション」は音楽的にもPVのダンスもニュージャック・スイングではないのだが、まだまだ情報量が少ないこの時代、我々に対する影響力は大きいモノであった。
(PVでランニングマンは踊ってた・・・)



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ディスコにハマって、約一年半が過ぎた。私は当時高校三年生になっていた。
地元である渋谷や六本木のサーファー系ディスコでもチョクチョク遊ぶようになっていたが、この頃はまだ新宿のZEBRAがホームだった。

原宿時代ほどダンスのテクニックに固執せず、パフォーマーとしてではなく、只々ダンスを遊びの一つとして楽しむ日々を送っていた。

正直、この時期はダンサーとして考えたら何の努力もしない、意味のない期間だった。
ダンスに対する貪欲さが全く欠けていた。
しかし、以前にも書いたようにプロダンサーになる気など、全くなかった私にとっては普通の事。
今から考えれば全くの勘違いではあるが、ディスコで踊りが上手いと見られるだけで満足だった。

この頃になると、ZEBRAの常連仲間達の中にも黒人音楽好きな仲間が出来ていた。
少し年上のアパレル販売をしていたお兄さんだった。

ある日、彼が見慣れないステップを踏んでいた。
ダンスの向上心があるとかないという事以前に、自分が知らないモノには興味を持つ。
「何、その踊り?教えて〜」
と、すぐに彼に駆け寄った。

すぐに出来るはずと甘く考えてステップを教えてもらう。
しかし、中々上手く踊れない・・・
今まで自分が培ってきたダンスの基本とは全く別のモノだった。

だがパラパラ等とは違い、明らかに黒人スタイルのダンス。これは習得すべきステップだと本能的に感じた。

この時のステップがランニングマンロジャーラビットである!

足運びや形は何とか理解出来たのだが、音楽に合わせて気持ち良く踊る事が出来ない。

原宿時代の苦悩を思い出した。

正直、当時踊れるつもりになっていた私は突き落とされた気持ちになった。悔しかった・・・。

これが、私とニュージャック・スイングとの出会いであった。



NEW JACK SWING

80年代末から90年代の初めにかけて爆発的に流行した音楽やダンスの呼称。
ハネるような独特のストリングスや、印象的な強いビートの打ちこみ等が特徴。
黒人音楽がファンクやエレクトロから現在言われるヒップホップやR&Bに変遷する鍵となったスタイルである。
ダンス面ではボビー・ブラウンやMCハマーの出現により、LAスタイルのステップ系ダンスが主流となった。
ブレイクダンスが一気に姿を消し、このダンススタイルが黒人文化の代名詞となっていた。
当時、「ニューダンス」「ISD(インターナショナル・ステップ・ダンスの略)」等とも呼ばれていた。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/47/53/ankh_go/folder/497938/img_497938_8532662_0?1123569191




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前回までの話とは前後してしまうのだが、特筆しておきたい事がある。ディスコにハマル、少し前の事である。

1987年当時、マイケル・ジャクソンが日本では大ブームになっていた。
アルバム「BAD」の発表とジャパンツアーがきっかけだ。

現在でいうところの「ヨン様ブーム」みたいなものか?(笑)いや、当時の私にはそれ以上に思えたが・・・。

とにかくテレビでは、マイケルを取り上げる多くの番組が放送されていた。

原宿時代に数少ない情報の一つとして「スリラー」のビデオをメイキングまで何度も観ていた私にとっては彼は崇拝するダンサーでもあった。

新聞のテレビ欄で「マイケル」のキーワードを見付けると必ず録画して、ダンスシーンが一瞬でも、その一瞬の動きをマスターするべく何度も何度もチェックした。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/47/53/ankh_go/folder/497938/img_497938_8253506_0?1123190886

この時期初めて手に入れたビデオは、アルバムタイトルでもあった楽曲「BAD」のPVだ。
局は忘れたが特番で楽曲シーンをノーカットで放送。勿論、録画していたのでゲット。
「スリラー」、「キャプテンEO」以来の作品。
やはり素晴らしい出来だった。ダンスだけでなく、映像のクオリティの高さにも驚かされた。
一挙手一投足まで研究。振付も何度もコピーした。

次にゲットしたPVは「THE WAY YOU MAKE ME FEEL」
これは日本テレビ「11PM」で放送した気がする。
内容はダンスと言うより、ダウンタウンで女の子をナンパするというモノだが、ほんの少しだけダンスシーンが入っている為にやはり何度も鑑賞。
マイケルの歩き方までマネしたものだ。(笑)

そして、何よりも私を喜ばせ、ダンスの参考資料としても重要なモノになったのがツアーのTV放送だった。
これは、舞台の使い方や演出の方法など色々な面で、後の私に影響を及ぼす事にもなったコンサートだ。

1987年9月26日に横浜スタジアムで行われたコンサートが約一ヵ月後に日本テレビで放送されたのだ。
私が高校一年のハロウィンの夜だった。
日本テレビが世紀の大スターのコンサートを独占放送すると言う事で、当時の最新機材を駆使し、あらゆる角度からの映像を公開した。

実はこの日、以前からの友人との約束で深夜まで外出していた為、ON AIRを観る事が出来きなかった。
そして深夜4時過ぎに帰宅。

録画しておいた、この約2時間のビデオを全編2回続けて観た。それでも興奮は収まらない。
本当に素晴らしかった。
このビデオを参考に、何十種類のステップを練習したか数え切れない。
当時のマイケルが私に与えた影響は本当に大きなものだった・・・。

因みにこの後、何十回このビデオを観たかわからないが、極力画質が落ちない努力をし続け、今でも大切に所持している。


キャプテンEO

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/47/53/ankh_go/folder/497938/img_497938_8253506_3?1123189925 TDL1987年公開。
主演/マイケル・ジャクソン 監督/フランシス・フォード・コッポラ プロデューサー/ジョージ・ルーカス
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/47/53/ankh_go/folder/497938/img_497938_8253506_2?1123189925 本当に豪華すぎる面子です。

ディズニーランドのアトラクション用に製作された17分程のショートムービー。
3Dゴーグルを装着して鑑賞すると、映像が飛び出して見えるという仕掛だった。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/47/53/ankh_go/folder/497938/img_497938_8253506_5?1123190633
なんと、下記より全編見れます!!白黒で画像もあまり良くはないが、一度見た事がある人は感動するはず!
http://www.geneva-link.ch/khanmail/Videos/Captain_eo.rm
(リアルプレイヤーが必要です)


マイケル・ジャクソン '87BADツアー

マイケル初のソロ・ワールド・ツアー。東京に始まりロサンゼルスで終了するまで、15ヶ国を回り123公演を行い、440万人の観客を動員した。
1987年のジャパン・ツアーは1ヶ月にも及び、14回の公演で45万人を動員。9月26日の横浜公演は日本テレビ系列で放映された。
ロンドンのウェンブリー・スタジアムでは7回の公演で50万4千人を動員、ギネスブックにも「史上最大規模のコンサート・ツアー」として認定された。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/47/53/ankh_go/folder/497938/img_497938_8253506_6?1123190124

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/47/53/ankh_go/folder/497938/img_497938_8253506_7?1123190124

このツアーグッズのテレホンカード。コンサートには行ってないが、なぜか持ってます。(笑)
しかし、テレホンカードとは・・・笑




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