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そういえば、当時一度だけストリートで行われたコンテストに参加した事がある。 ソロやバトルのコンテストではなく、チームダンスのショーコンテストだった。 と、言うよりもダンスだけではなく何でもありのパフォーマンスコンテストみたいな・・・。 ホコテンの原宿口入り口付近で行われ、特にステージを作るわけでもなく・・・、バナーを用意しただけ。 何処が主催で、どういう趣旨かも全く分からなかった。当時の私には知る必要も興味もなかったが。 だが、なんせ初のコンテスト。タイトルは、はっきりと覚えている。 「原宿アピール秋!」 昭和を感じさせる・・・ ムチャクチャな時代で、当日に参加する事をチームメイトから聞いた!(笑) (時代と言うより仲間が行き当たりばったりなんだろうけど・・・) いつものようにストリートに到着すると、詳細を言われた覚えがあるが、 見せられるショーケースネタも、勿論衣装の用意もなく・・・ 「え、え?どうするの?」 で、メンバーからおそろいのバンダナを渡されて、「これ、どっかに巻いて!!」 ひょっとしてこれが衣装・・・? そんな楽しい仲間達だった(笑) (当時は映画「ブレイクダンス」の影響でバンダナを足や腕、頭などに巻くのが流行ってはいたが・・・) 内容は確か、サークルでのパフォーマンスをそのままやるだけのネタで、ソロや2,3人でのルーティーンの繰り返し。 順にメンバーが前に出て踊り、出番待ちのメンバーは後ろで一列に並びずっと同じステップを踏むだけ。 勿論優勝どころか、賞の受賞なんかもありえない内容だった。 自分が何をしたか、他のメンバーが何をやったかなんかもさっぱり覚えてない。 しかし、こんな状況でも目立つ為にはコンテストにも参加するという事は、ある意味凄い事だ! ステージ度胸をつける一つのきっかけになった出来事だった・・・笑 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
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この頻繁に行われていたバトル、面白い法則があった。 普段は、原宿のストリート内でしのぎを削る者同士やりあっているのだが、 「横浜のダンサーが原宿に来る」等とダンサー間で情報が流れると、普段敵対しているチームが一気に結束して迎え撃つ。 地元意識か、縄張り意識か、似たような物だが「原宿は俺達で守る」的な・・・。 チョットしたドリームチームだがヤンキーやチーマーと変わらないノリ。 こうやって原宿ブレイカー連合軍対横浜ブレイカーズの構図が出来上がり、土地代表同士でバトルが行われる。 実際は本当の土地代表なのかどうなのかもわからないモノだが・・・笑 そして、今度は大阪からダンサーがやってくると言う情報が流れる。 当然の様に原宿連合軍は出来上がるのだが、そこに横浜のダンサー達も参加して、「関東連合」が出来上がるのだ!(笑) これは情報が少ない時代、「どんなヤツなのか、見た事のないダンサーを見たい!」、ギャラリーとしての感情が現場に足を運ばせ、「どうせなら俺の存在を思い知らせてやる」という、ダンサーとしての目立ちたがり屋意識がバトルに参加させていたようだ。 どこが発信源で他の土地のダンサーが来るという情報が、流れていたのかは定かではないが、ほぼ的中してお祭り騒ぎの大バトルが行われた。 しかし、前述したように冷静にジャッジする者もいない為、グダグダな感じも否めない・・・。 一度、NYだかLAだかは忘れたがアメリカのダンサー達が原宿に来ると言う情報が流れた事があった。 この時は原宿、横浜だけではなく関西方面からも数人のダンサーが結集。 「オールジャパン?」 しかし、ガセ情報なのか、予定変更なのか、海外からの客は訪れなかった。 この時、集結したダンサー達がどんな人たちかは、当時無知な私には分からなかったが、仲間内では大騒ぎになる人物が多かったようだ。 せっかく集結したので、ダンスの披露大会が当然行なわれる。この時は、バトルというよりも仲良しムードの平和なイメージだった。 私の知らない上手い人達がこんなにいるんだと驚きながらも、ドリームチームのダンスに興奮をした。 ある日の出来事である。 私のチームでジュニアと呼ばれる、かなりイケイケなダンサーがいた。 当時TV出演などの経験もあるチームではエース的存在の彼が、長身の黒人ダンサーとのバトルになった事がある。 今となってはこの黒人が何者だったのか全く分からないが、当時としては相当上手いダンサーだ。 ジュニアとのバトルになる前に他のメンバーがバトったが、明らかにテクニックの差を見せ付けられそれ以上は、踊る気力も失せていた。 しかし、ジュニアは負けることが大嫌い!ダンスも技によっては良い勝負をしていた。 かなり長時間2人での真剣勝負だった。まわりで他のメンバーや、他チームのダンサーまで勝負の行方を見守っている。そして多くの一般のギャラリーも集まる。かなりの盛り上がりだ。 しかし、はずみで手が当たった、当たってないからマジケンカに展開! 相手はとにかく身体がデカく、パワーがあり、数人相手でも引けを取らない。まさに巨人が暴れる光景。 血を流してるヤツもいれば、女の子のメンバーは半ベソのヤツもいて・・・凄い修羅場だった。 いつもの様に、警察が飛んできたのでその場を皆してバックレた。 その後、この黒人がどうしたのかは分からない。 バトルって怖いモノだと感じた一件だった。 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
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ダンスに関する情報を他のダンサー達と同じくらいに得る事が出来、そこそこ練習の成果も見え始めてきた頃、初めて自分達のサークル以外を意識して見る事が出来る様になった。 この頃の原宿は、ダンスチームというか、グループが幾つかに分かれていた。 そもそも、ダンスのグループだけではなく、ツイストを踊るロックンローラー、一世風靡劇団、バンド、竹の子族、ローラースケーター、BMX・・・ 様々なパフォーマンスが存在していた。 ダンスのグループですら10数グループあった。 仲の良いグループもあれば、派閥的な問題等で敵対しているグループも少なくなかった。 ちなみに言うと私が踊っていたこの時期、当時は全く知らなかったが、現スパルタニック・ロッカーズの宮田氏もこの場にいたそうだ。 これだけダンスグループが多いと色々と問題が起こる。ただでさえ、仲の悪いグループ同士があるぐらいだ。 平和に踊っていたグループもあったとは思うが、私がいたグループは攻撃的なメンバーが多く、映画にあるようなダンスバトルが頻繁に行われていた。 他のチームのサークルの様子を見に行く。初めはあまり気付かれないように見ているのだが、踊りがギャラリーに受けているのを見るとジェラシーを感じるのか、「俺の方が凄い事が出来る!」的なアピールをしたくなる様だ。 わざとサークルの最前線まで出て行って、そのサークルで踊るダンサーを挑発。 大体は知っている者同士なので、最初は「また、来たよ・・・」的な感じであまり相手にしないのだが、目立ちたがり屋同士だと結局白熱するバトルに展開する。 こんな調子で、お互いに行ったり来たりでグループ間です2、3人の小さな規模から、10対10位の大きな規模まで技を競い合い、自己アピール、プライド誇示のバトルが行われていた。 自分は当時、最前線でバトる勇気もテクニックもなかったのだが、他のメンバーのおかげで、というか、せいでバトルは何度も経験した。 メンバー間で、私は最年少と言う事が売りだったらしく、誇れるほどのテクニックはなくとも結構参加させられたのを覚えている。 そして、誰がジャッジする訳でもないこの草バトルは、踊るだけ踊ったらお互いに疲れて引き分け。その時だけ仲良しムードが流れるパターンと、白熱しすぎてそのままリアルなケンカに発展する場合があった。 ケンカになったら、それこそ大騒ぎで、警察が登場する事も少なくはなかった。 私は都合の良い事に、ケンカになれば守られて、警察が来れば一番に逃がされた。 私の年齢を考慮してか「おミソ」存在だった・・・ (特はしてるけど、カッコ悪い・・・) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
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