DANCE HISTORY OF A MAN

1985年の原宿のストリートから始まる物語。 ある男”GO”のダンス人生です。 最初から読むと、きっとハマリます(笑)

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0024_同類

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当時はまだ、チークタイムもある時代だった。
チークになる前にはユーロ・ビートの最新ヒットを流して一気に盛り上げる。
それが分かっている常連連中は、曲の流れがそうなってくると、踊りながら女の子の物色を始める。
そして、チークタイムになった瞬間、声を掛けて一緒に踊る。
チークタイムと言うより、ナンパタイムだ(笑)
この時のギラギラした男性客達の目は本当に怖い!
女性客もそれを意識してかチーク前、数曲の間はソワソワする。
何か、下世話なお見合いゲームのようだった(笑)

こうして2,3曲、男女のふれあいの時間が終わると、DJはまた盛り上げに入る。
当時流れていた曲で記憶に残っているのは、エブリン・トーマス「HIGH ENERGY」、シニータ「TOY BOY」、マイケル・フォーチュナティ「GIVE ME UP」、バナナラマ「I HEARD RUMOUR」「VENUS」、デッド・オア・アライブ「TURN AROUND A COUNT 2 TEN」、クー・クー「UPSIDE DOWN」等々・・・
(これらもこちらのサイトで試聴可能です → http://www.toa-kaikan.com/biba/)

そして約2時間おきに2,3曲流れるブラック・ミュージック。
この時ばかりは、自分の時間とフロアに出る。やはり私の他にも何人か同じ思いの客達がいた様だ。
何となく親近感を覚えながら彼らと踊り始める。
少数ではあるが、このユーロ、パラパラ全盛期にもヒップホップを愛する人達がいる事に少し喜びを感じた。
この時は特に彼らと話したりしたわけではないが、異端児的扱いになっているヒップホップ好きに取っては、かけがえのない仲間意識が芽生えた。

そして、ユーロ・ビートが流れれば、端っこでポップもどきをして踊り、チャカしながらパラパラのマネごとなどをしているうちに、朝5時の閉店時間を向かえた。

色々な意味で高校一年生の私にとってはショックの多い一晩であった。
しかしというか、やはりどんな形にせよ踊る事は楽しかった

因みにこの頃私はスナップ癖があり、この日の翌日指に「スナップたこ」が出来ていたのを覚えている・・・笑
後から考えたら、リズムに合わせて一晩中スナップしていたようだ・・・
(※ スナップとは、指パッチンの事です。)



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