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アシモモ〜のブログ
日記に近い感じで日常生活を綴っています。

書庫ビジネス

アシモモ〜が勤めているブラック会社は、業界内では弱い立場にあり、有力会社から「やれ」と言われたら、たとえそれが理不尽な要求であっても、嫌でもなんでも、法律に違反しない限りにおいて、とくかく「やる」方向で話をまとめないといけないことがあります。

しかも、その際には、「有力会社から言われたからやる」という言い方は許されず、「やりたいです!」と言い、結果責任もすべて負わなければならないのです。

アシモモ〜は、そのような筋の悪い話の処理を自ら手掛けることもありますし、筋が悪くて誰もが嫌がるような話を担当部署に伝えなければならないという「汚れ仕事」に手を染めることもあります。



言われた部署は、「ハイかイエスか喜んで」などという積極的な姿勢であることは100%ないので、考え付く限りのあらゆる言い訳を持ち出して拒絶するのが通例です。その過程を詳細に描き出してみると、


○「そもそもブラック社としてやるべき仕事ではない」、という「そもそも論」から始まって、

○「仮にやるにしても担当部署ではない」、という「担当ではない論」を経て、

○「担当部署だとしても人手が足りないからできない」、という人的制約論を振りかざし、

○「やれって言われたって能力がない」、という無能力者論を展開して寝転がり、

○「やるけれど別の仕事はやってほしい」とか、「やるけれど他の部署の人にも専属で来てもらって手伝ってほしい」などと条件闘争を行い、

〇各種調整を経て、やっと幕を閉じる


…という流れを経ることが多いと思います。「幕を閉じる」と書きましたが、仕事に着手したらしたで、いろいろな問題が出現し、トラブルが起きるわけですから、むしろ苦しみの始まりということかもしれません。



 さて、このような腐りきった業界に20年近くも身を置いていると、筋の悪い仕事を受け入れるときの人の精神作用については実体験とともに理解できるようになるものです。このようなときは、怒ったり恫喝したりするのではなく(時にはその手法も必要ですが、そもそもそんなことできないキャラですし)、相手の気持ちに寄り添い、ともに憤慨し、同情し、出来る限りの反抗をともに試み、最終的に諦めて受け入れる気持ちになる過程に寄り添うことが重要だと思います。嫌われこそすれ感謝されることなど皆無である、不毛でかつ大変骨の折れる仕事ですが、これも給料のうちなのだと割り切ることにしています。

そんな不毛な調整の中で思ったことは、「やるにしても人手が足りないからできない」という主張は本当なのかという点です。専属のヘルプ要員を付けるという形で解決を図ったケースがあります。その後の様子をよく観察してみると、専属ヘルプ要員だけに仕事を押し付けたり、担当部署の幹部が当事者意識をもって指導しなかったり、といった状況が出現し、十分なパフォーマンスが発揮されないケースもあるようです。
 
これは「人手が足りないからできない」のではなく、「そもそもやる気がないからできない/やらない」のであることの証左でありましょう。人手が足りないのは、普段から仕事に対して後ろ向きで積極的にやらないから、それだけの人手しか付いていないのだと判断すべきであり、「やるにしても人手が足りないからできない」というのは、たいていの場合は虚偽又は幻想であると心得るべきです。まずやってみる姿勢が示されれば、状況に応じて他所からの増援が得られるというものです
 
ここから教訓を得るとすれば、「人手が足りないからできない」、「人手があればできるのに」といった主張をするよりも、まずは今いるだけの人員で着手してみて、問題にぶつかったら周囲の助力を得ながら巻き込んでいくというやり方の方が、短期的には辛くても長期的には部署が潤うことに繋がるのではないか、ということです。なかなか賛同を得られないかもしれませんが、このような姿勢で仕事に向き合ってみたらどうなるか、実証実験を兼ねてやってみようかと思った次第です。
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