5月中旬の熊本日日新聞に、健軍商店街の和菓子店に関する記事が掲載されました。
パンダ焼き、愛された30年
熊本市・健軍商店街「ニュー若草」 惜しまれつつ閉店へ
(令和元年(2019年)5月19日付 熊本日日新聞)
パンダをかたどった焼き菓子「パンダ焼き」で有名な健軍商店街(熊本市東区)の和菓子店「ニュー若草」が、5月末で閉店する。長年愛されてきた菓子を買い求める人が連日店を訪れており、社長の米岡穂積さん(79)は「遠方から来てくれる人もいて、本当にありがたい」と感謝している。
製粉業を営んでいた米岡さんが、この商店街に菓子店を構えたのは50年前。丁寧に引いた粉を顧客に卸すうち、「自分でも作ってみよう」と思い立ったという。
近くの熊本市動植物園にパンダの誘致話が盛り上がっていた1990年、米岡さんはいち早く、パンダ焼きを考案。特注の機械を使い、小麦粉の生地にあんを挟み、ふんわりと焼き上げた。
当初は、白あんと黒あんの菓子を別々で売っていたが、「せっかくだからパンダらしく…」と一緒に入れてみたところ、人気が急上昇した。残念ながら、本物のパンダが動物園にやってくることはなかったが、店だけではなく商店街の名物として定着。最盛期には1日400〜500個が飛ぶように売れたという。
パンダ焼きを売り始めた当時から勤め続けている郷陽子さん(67)は「社長は新商品開発が得意で、次々と新しいアイデアお菓子を生み出してきたけど、これはずっと変わらない看板商品」と笑顔を見せた。
米岡さんは数年前に車の運転免許を返納した。そのため益城町の自宅から店までの行き来が難しくなったこともあり閉店を決断したが、「店を閉めるのは今でも少し寂しい」とも。閉店を惜しむファンの声があまりにも多いため、自宅横の製菓工場での不定期営業も検討しているという。
嗚呼、こんなところにも高齢化の波が押し寄せているのです。こうやって地元の名物が失われていくのは悲しいことです。最後に、せめて一度でもパンダ焼きを食べてみたいと思い、ニュー若草に参上しました。
熊本日日新聞の記事が掲載されてからというもの、パンダ焼きの人気がにわかに高まり、なかなか手に入らないという噂を聞いていたので、10:00の開店直後に行ったところ、すでに20人くらいの行列ができていました。
一人の客がパンダ焼きを受け取って列から離れるのに10分以上を要します。まだ開店してないのかと思う程でしたが、偵察したところ、一つ一つ丁寧に焼いているために回転が極めて悪いということが分かりました。
自分の順番が来るのに2時間近く並びました。アシモモ〜の後ろの年配の女性は孫を連れて並んでおられました。最初は「もうやめよう」「並ぶ価値なんてない」と孫に言っていましたが、最後には「ここまで並んだのだからもう最後まで並ぶ」と心変わりしたようです。まさに、アシモモ〜の気持ちを代弁しているかのようでした。暑い中を2時間近く立っているのは辛かったです。
ニュー若草は、パンダ焼きだけを売っているわけではなく、いろいろな和菓子やお赤飯、おはぎも売っています。熊本名物の「いきなり団子」もありますね。
これが、記事にも書かれていた「特注の機械」です!機械というか、パンダ焼きの型とガス台ですね。一度に12個しか焼けないから、これでは大行列がなかなかさばけないわけだ!
しかし、丁寧な仕事の裏返しですから、ここでイライラしたりするとせっかくのパンダ焼きが台無しです。おおらかな心で待つのがよろしかろうと思います。
生地に白黒の餡が入れられました。この色合い…どこかで見たことがあります。「いきなり団子」の中身と同じですね!ちゃんと頭部の方に黒、腹部の方に白がくるように餡が入れられています。腹の方に黒がきたら、腹黒パンダになりますから。
しかし、地元事情通で知られる「じーおっぺ」氏によると、材料不足に陥ったときには、餡が黒一色となり、腹黒パンダが登場することもあるとか。
一人10個まで購入できますので、制限いっぱいの10個を買い、職場でも振る舞いました。1個100円です。
神楽坂の不二家で売っているペコちゃん焼きもそうですが、こうやって型に入れて焼いたものは、焼きあがると見た目が怖いことが多いですね。パンダだと言われるとパンダのような気がしますが、タヌキだと言われたらタヌキのようにも見えます。
これでまた、健軍商店街から名物が一つ消えていきます。最後に食べることができて本当に光栄に思います。生地は香ばしさとともに若干のカリッとした食感があり、餡とよく合っていて美味しいです。そこそこの大きさですが、たい焼きよりも軽やかに食べられるのが良いと思いました。例えば、濃いめに入れたお茶や、苦いコーヒーなどが傍らにあれば、2つ3つはすぐに食べられるのではないかと思います。
5月31日で閉店ですから、あと2営業日を残すのみとなりました。最後はより一層多くの客が押し寄せると思いますが、パンダ焼きをお求めの方は忍耐をもって列に並び、ぜひ健軍名物を手になさってください。
ややシュールですが、もう食べることができないと聞くと愛らしいですね(^^)
[ じーおっぺ ]
2019/5/30(木) 午後 10:39
> じーおっぺさん
あと一日ですよ!
あの焼く機械を動物園が買い取って、動物園でパンダ焼きを売ればいいのに、と思うのです。
[ アシモモ〜 ]
2019/5/30(木) 午後 11:10