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熊本滞在中は、人吉市内の温泉にも浸かってきました。
アシモモ〜が訪問したのは午前9時頃でしたが、数人のオジサマ方がおられました。たまたまお話ししたオジサマは、あさぎり町で農家を営んでおり、たまに温泉に入りにくるとのことでした。
浴室の中には、日本地質学会会員の原田正史氏による温泉の分析が書かれており(以下参照、下線部はアシモモ〜による)、アシモモ〜はなぜかこれをじっくり読みながらお湯につかるのが気に入っています。「おおが」にはすでに何度か来ているのですが、何度読んでも興味深い分析結果であります。読んだだけで効き目があったような気がするから不思議です。入浴した場合は、五十肩、神経痛、切り傷、やけど、慢性皮膚病、アトピー、慢性婦人病、動脈硬化症等に効果があるそうです。
相良路の湯おおがの地質学的特質 日本地質学学会会員 原田正史
湖成堆積層である人吉層の基底部、地下600mから彩湯される【相良路の湯おおが】は、温泉水に植物起源の還元性に富んだ有機成分が豊富に含有されている為に、淡黄褐色を呈する極めて特徴的なものであり、郷土内唯一の貴重な存在となっているばかりでなく、国内に類例を見ない可能性があります。 凡そ260万年前に断層活動によって山地がして陥没して出現した人吉盆地では、当初外部への水の水路が、肥薩火山の活動を受けて不完全であり、やがて大量の熔岩によって水路が完全に閉塞されたことから、盆地内部に水が溜まり、人吉湖と呼ばれる、現存すれば琵琶湖に次ぐ日本第二の大きな湖が出現していました。この人吉湖の湖底に、人吉湖が消滅したと推定される凡そ90万年前までの凡そ170万年前、周囲の山地から川によって運ばれた泥や砂等が、連続的に堆積して出来た地層が、地元でイオウズとかナメトとよばれている弱固結の人吉層です。人吉層には、主として洪水時に流入したと考えられる樹木が、地圧によって煎餅のように平らに押し潰されて重なり合い、真っ黒に炭化された状態で、所々に挟み込まれています。地質学的判断からすれば、【相良路の湯おおが】の温泉水有機成分が、この様な炭化木層、即ち褐炭層に由来することは確実であることと考えられます。従って今後【相良路の湯おおが】は、その有機成分の根源が、凡そ260万年前の樹木化石であることを明示する意味からも、リグナイト泉と呼称すべきであろうと思われます。 類似したものに、従来から皮膚病有効とされているモール泉と呼ばれるものがあります。これは湿地の草木が地表近くに堆積して出来た、泥炭層に由来する有機成分を含むものです。従って形成された年代も新しくて炭化度も低く、還元性も国内最高のものであっても、【相良路の湯おおが】の温泉水の半分以下に過ぎず、効能的に格段の差違があるものと理解されます。更に【相良路の湯おおが】の温泉水には、身体の新陳代謝等に有効とされる、地下深部熱源に由来する、稀ガス元素ラドンの含有が認められており、有機成分との相乗効果に伴う、効能の増大が十分期待されるところです。 なお人吉温泉内において、有機成分が【相良路の湯おおが】の温泉水に限定的含有されていることからすれば、その採湯対象となっている人吉層は、樹木化石を濃密に介在させていると共に、断層によって周辺泉源の人吉層とは完全に遮断され、孤立的な地質構造を保有している可能性が高いと思われます。いずれにしても、【相良路の湯おおが】が、奇跡的ともいえる偶然の結果として創出された、成分的にも構造的にも極めて卓越した天下の名湯であることは、確定的な事実であると考えられます。 さらに、人吉駅近くの朝陽館(ちょうようかん)の「朝陽の湯」にも浸かりました。こちらは、循環・かけ流し併用式の温泉であります。温泉資源の保護及び浴槽内の汚れを除去するために、浴槽に新しい温泉を注入しながら、浴槽水を回収し、濾過して再利用しているそうです。
神経痛、筋肉痛、関節痛、 五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、 疲労回復、健康増進に効くそうですが、「健康増進」と言われてしまうと、もう何にでも効く感じですね。
誰もいなかったので男子風呂の中を撮影しましたが、湯気で良く分かりませんね・・・。大変いいお湯でして、リフレッシュしてまいりました。
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2012年04月21日
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