寒さが身にこたえる熊本の冬においては、湯たんぽが大活躍でした。3月に入っても朝晩は冷え込みますから湯たんぽはまだ手放せません。暖を取るという用途の他にも、足の疲労回復にも有用であると思います。
熊本城マラソン、2週間あけての鹿児島マラソンと、足を酷使したので、3月上旬頃は布団に湯たんぽを入れて、足をじんわりと温めて早期の疲労回復を図りました。その過程において、右足首周辺部分に低温やけどを負いました。
寝返りを打ったときに足が湯たんぽに触れ、そのまま寝込んでしまったので、火傷になった模様です。起床したときには足がヒリヒリするのに気づき、「どこかにぶつけたかなあ」程度に思い、放置していました。ところが、翌日になると患部に水ぶくれが生じており、タプタプしていました。そこで低温やけどかもしれないと思い至りました。
低温やけどは、長時間じっくりと熱にさらされるため、見た目よりも深い熱傷を負っていることがあるといい、患部から細菌に感染するリスクもあるといいますし、放置すると跡が残るというので、医療機関を受診しました。皮膚科の医師は一見して典型的な低温やけどであると診断し、「そんなにひどくないように見えるけれど、傷の下から壊死が進むのよねー」と恐ろしいことをおっしゃいます。
針で水ぶくれ部分を破って水を抜き、軟膏をたっぷりと塗っていただきました。
処方されたお薬は、亜鉛華単軟膏です。
「単」が付かない亜鉛華軟膏というものもあるようです。亜鉛華軟膏は20%、亜鉛華単軟膏は10%(20%の製品もある由)の酸化亜鉛が含まれています。
亜鉛華単軟膏は白色〜薄黄色で光沢がなく、酸化亜鉛は皮膚のたんぱく質を結合して膜を形成し、保護作用と防腐作用を発揮する他、浸出液を吸収し分泌を抑制する作用もあるので、グジュグジュした患部を乾燥させる効果もあるそうです。ステロイドが入っていないため劇的な効き目はないが、穏やかに効く安全な薬だそうです。
拭き取り用としてオリブ油が処方されるほど、落ちにくい性質を持ったクリームです。オリブ油というのは、料理で使うオリーブ油と同じですが、医療用に精製されたものです。軟膏の基材として利用されることもあるようで、亜鉛華単軟膏はオリブ油を使って拭き取るのです。亜鉛華単軟膏の落ちないという性質を逆に利用して、水仕事をしても落ちない、有能なハンドクリームとしても重宝するようです。また、オリブ油も肌ケアや爪ケアに使えるようです。軟膏やオイルが余ったら身体ケア用品として流用しようかしら??
湯たんぽはカバーを付けていましたが、気をつけて使わないと低温やけどになってしまうようです。こういった暖房器具で低温やけどになるという話は聞いたことがありましたが、鈍感なマヌケなんだろう位に思っていました。しかし、かくも簡単に、意図せずに負ってしまうことが分かりました。だんだんと春めいてきたので湯たんぽの季節はもうすぐ終わりますが、最後まで気を引き締めて湯たんぽを使用したいと思います。
|