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今日のモスクワは気温はそれほど高くないのにもかかわらず、湿度が異常に高くて室内はムシムシして、じっとしていてもジットリと汗をかくような、梅雨のような気候でした。
こんな日は、涼を求めて冬に撮り溜めていたトランバイ画像を持ち出し、過去の乗車記録を記します。今年3月末に撮影したものです。まだ雪が残っており、晴れても寒い日、ベルニサージュに土産物を買いに行った日のことです(http://blogs.yahoo.co.jp/anmako1976/4349173.html)。地下鉄が嫌で、トランバイを乗り継いで行って、ついでにトランバイも撮ってきたのでした。
ベルニサージュに行く際の最寄りの停留所「地下鉄駅・パルチザンスカヤ」で撮影しました。この停留所に隣接して、場末感が漂っていてちょっと悲しくなってしまうような遊園地があります。あまり賑わっておりませんが、末長く親しまれる遊園地であることを願わずにはいられません。その傍らを、11系統が行き交います。
車体番号2158(71-619А型、2008年製) 車体番2141(71-619А型、2008年製)
この停留所には、11系統だけでなく、34系統も走っています。11系統はバウマン名称車庫、34系統はルサコフ名称車庫の管轄となっております。
車体番号5240(71-608КМ型、1996年製) 車体番号5242(71-608КМ型、1996年製)
直線コースが続きます。線路の両サイドが高い樹木で囲われており、独特の風情を醸し出していると思います。アシモモ〜がお気に入りの地点の一つであります。トラムというと都心の足で、乗用車と並んで走るようなイメージを受けますが、ここではローカル線色も垣間見えて、それが魅力の一つでもありましょう。
場所を変えて、次は「地下鉄駅・プレオブラジェンスカヤ広場」で撮影です。ここは、実に多くの路線が行き来する、まさに、トランバイの要衝であります。2、4、7、11、13、33、36、46系統が走っています。したがって、この停留所にいれば、かなりの種類のトランバイを見ることができます。乗り換え待ちの間にも、次から次へとトランバイがやってきます。
車体番号5200(71-608КМ型、1995年製) 車体番号2162(71-619А型、2009年製)
まん丸の目がカワイイです。 ドル箱路線の11系統で頑張ってます。
車体番号2039(71-619К型、2002年製) 車体番号2128(71-619А型、2007年製)
ラッピング・トランバイにされてかわいそう・・・。 ちゃんと並んで乗りなさいよ。
車体番号2009(71-619К型、2000年製) 車体番号5241(71-608КМ型、1996年製)
堂々のロシア国旗色です。 いつも混雑している2系統です。 |
モスクワの路面電車〜トランバイ〜
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4月25日付の当地唯一の英字紙「モスクワ・タイムズ」によりますと、
●2001年から2億ドルかけて建設
●2004年開業、現在1日に約1万人を輸送
●しかし、開業以来赤字続き
●そのため、8年後に路線を廃止し、解体する
とのことであります。したがいまして、トランバイとは無関係ではありますが、表敬を兼ねて緊急取材しました。
まず、オレンジ線に乗って、ВДНХ(ヴェーデーエヌハー)駅で下車しました。変な名前の駅ですが、
ВЫСТАВКА ДОСТИЖЕНИЙ НАРОДНОГО ХОЗЯЙСТВА=国家経済成果展覧会という意味。(左)駅前には宇宙博物館があり、ロケットが空へ飛翔するオブジェが目を引きます。(中)モノレールの方に向かうと、展覧会会場と、隣接する遊園地の観覧車が見えてきます。(右)観覧車には妙なゴンドラも見られます。まさか、むき出し? (左)切符はこのような味気ないものでした。1回券が28ルーブル(約90円)で、トランバイの1回券の価格と同じです。地下鉄の切符が接触型であるのに対し、こちらの切符は機械を通すシステムとなっています。
トランバイの切符(右上)や、地下鉄の切符(右下)とは別の切符であるため、たとえトランバイの10回券を持っていようとも、モノレールの切符をわざわざ買わないと乗れません。経営母体は同じモスクワ交通局のようなので、一本化すればいいのに。このような点も客を減らしているのではないかと思われます。
始発駅のウーリツァ・セルゲヤ・エイゼンシュテイナ(Улица Сергея Эйзенштейна)駅に向かい、ホームに上がります。地下鉄の駅とは接続してません。5分以上外を歩かねばなりません。このような不便さも乗客の足が遠のく原因かと思います。それはさておき、6両編成のモノレールが静かに入線してきました。白地に青いラインが入った車体は、薄暗い地下鉄とは異なり、明るいイメージを抱かせます。先頭車両はのっぺりした感じ。
それぞれの車両は、ゴンドラみたいな短い車両で、ドアから乗り込むと左右に4人掛けの座席があるだけの、非常に簡素な造りの車内となっています。
路線は基本的に直線ですが、このように無意味に急カーブが何か所かあり、そのたびに大幅に減速するので、所要時間もますますかかります。このあたりも、乗客を減らす要因になっているのではないでしょうか。
途中のテレツェントル駅で下車しました。乗客がまばらなので、広々としたホームがなおさら目立ってしまいます。
駅の北側には,オスタンキンスキ池があり、シーズンには家族連れで賑わいます。池の北側にはロシア正教の教会がそびえており、ロシア的な風景を演出します。教会の向こうには、トランバイ11,17系統の起点となるオスタンキノ停留所があります。
(右)テレツェントル駅は、テレビセンター
(下)再び、モノレールに乗り込んで,西側の終着駅チミリャゼフスカヤ駅に到着しました。この駅は、同じ名前の地下鉄駅と国鉄駅と一応接続しています。「一応」と書いたのは、一度外に出て歩かないと乗換えができないからです。モノレールが折り返すための線路を作る関係で隣接して駅を建設できなかったのだろうと思われますが,屋根伝いに乗換えができない作りにしてしまうあたりが、イケてないと思われます。
取材を行ったのが休日だったから乗客が少なかったのだと思いたいところです。ミラクルが起きて、8年後、モノレールが生き残っていることを強く期待します。 |
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トランバイの乗り方を紹介しつつ、きちんと記録に残しておきたいと思いました。
街中でトランバイに乗りたいと思ったら、トランバイ乗り場の看板を探す必要があります。乗り場の看板は大変小さく、トランバイの電線を支えるワイヤーからさり気なくぶら下がっていることもあり、時に景色に混ざってしまって見つけ出すのに困難を感じることもあります。看板には運行している系統番号が書かれているので、良く確認してから乗車します。
トランバイの絵が描かれている看板もあります。
チケットは、1回券を運転手から買うことができます。この場合、28(約80円)ルーブルを払います。事前に街中にあるボックスで買うこともできます。ここでは回数券も買えまして、たとえば10回券であれば195ルーブル(約500円)です。(いずれも平成24年5月現在) チケットは入口付近の機械に通し、バーのランプが赤 から緑になるのを確認した上で、バーを押して車内に進
また、血気盛んな若者はバーを軽々乗り越えて無賃乗車します。血気盛んではない者は、しゃがんでバーをくぐります。運転手からは見えませんので、無賃乗車し放題ではあります。
機械の脇には、一つだけ向きの異なる席があります。大変座りにくく、あまり腰かける乗客もいないのですが、これは機械化される前、車掌が乗り込んでいた時代の名残です。ここに車掌が座って切符を売っていたとか。
車内の様子です。3月ごろ撮影したので、まだ乗客の服装は冬モードです。犬などとともに乗車しても問題ありません。
乗車中は、景色を堪能するとともに、トランバイ車両の型式を確認したり、所属車庫の路線図を愛でたりする必要があります。写真の路線図は、バウマン名称車庫の路線図でありまして、アシモモ〜が住まう地域を含んだ路線を担当しております。
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そんな珍しい保線作業のシーンの撮影に成功しました。多数の作業員が繰り出して、ブロックをはがす作業を行っております。
そんな中をトランバイがやってきました。ブロックをはがしたりしているので、てっきり運行を停止しているのかと思っていました。
そこのけそこのけでトランバイが通過していきますが、日本の鉄道の保線作業のシーンのように、運転手に対して作業員が手を挙げるということはしないようです。
また、列車の接近見張る役目の作業員もいないようでした。くれぐれも安全には注意して作業を行ってほしいものです。
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1両で運行中でしたので、立ち往生した車両の救援に向かっているのだと判断し、追跡取材を敢行しました。ぴったり付いて尾行します。おばさんが横切っても尾行を続けました。
レールが分岐するところを上手に使って、救援車両が被救援車両の前方に位置取りし、連結器を取り出して連結します。
トランバイの車内後方にはこのような鉄の棒が置かれておりますが、棒の使い道がやっと分かりました。連結器だったのです。被救援車両の運転手(男性)と救援車両の運転手(女性)が協力して連結します。この後、被救援車両のパンタグラフを降ろしました。パンタグラフは手動なのです。男性運転手が一生懸命に運転席脇の綱を引っ張って降ろしておりました。
少し後退し、レールのポイントを手動で変えます。いよいよ出発進行。車
でも、追跡はまだ終わるわけがありません。先回りをして追いつきました。信号待ちしている車両に横付けして連結器を激撮りです。「プロトポポフスキー」通りでも一枚撮影。停留所に止まらないので列車の進行がハイペースで、追跡は困難を極めましたが、オペレーションの一部始終という、極めて希少なシーンが撮影できました。
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