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酷暑の中を長崎鼻パーキングガーデン、長崎鼻、フラワーパークと回った後、JR西大山駅にて鹿児島に帰省中のYKI氏と合流し、山川名物の砂蒸し温泉に行きました。
山川砂むし温泉 砂湯里周辺の火山活動の恵みゆえ、砂を掘ると湯が湧き出るのです。これを利用した砂むし温泉は、この周辺の名物であります。指宿が有名ですが、山川にもあるのです。
全裸になって浴衣をまとい、砂蒸し場で埋めてもらいます。水分を含んだ砂はかなりの重量感があります。横たわった体に砂がドサドサとかけられていくのは、日常では体験することのない感覚であります。地獄少女は確か生き埋めにされたのではなかたか。生き埋めにされることへ思いを馳せました。
10分程度蒸されると、全身から発汗が促されます。身体から悪いものが出ていく心持になりました。温泉の外では熱湯を利用した蒸しものが売られていましたが、残念なことにこの日は温泉の冷房施設が不調だとのことで、暑くて温泉卵などを食べる余裕はありませんでした。
山川地熱発電所地熱発電は火力発電所のボイラーの役割を地球が果たすようなものであり、化石燃料を全く使わない利点があります。マグマで熱せられている地下水を取り出して発電に使い、残りの熱水は再び地下に戻す仕組みになっています。
(左)蒸気タービンです。蒸気の力で回る風車のようなもの。1分間に3,600回転し30,000kwの電気を作り出しています。年間でドラム缶27万本に相当するとのことです。
(右)変圧器。山川発電所で発生した電気を効率よく送るために高電圧にする装置で、66,000ボルトだそうです。
(左)蒸気設備(気水分離器)は、地中の蒸気井から取り出した蒸気と熱水を分ける装置です。取り出した蒸気は配管を通じてタービンへ、熱水は還元井を通して地下に戻されます。熱水は温水プールにでも使うのかと思っていましたが、地下に戻すとは意外でした。蒸気井も還元井も12本あって、1000m〜2500mの深さである由。
(右)タービンを回した後の蒸気は復水器で冷やされて温水になりますが、その温水を空気で冷やす装置が冷却塔です。冷却水は復水器に送られて再び使用されます。このザラついた壁みたいなところは、温水が上方から激しく落ちてくる場面です。水が上から落ちているのです。
暑い中、案内をしていただき、ありがとうございました。
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九州地方
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長崎鼻ゾーンは観光スポットが実に多く、薩摩半島最南端を眺めた次はフラワーパークかごしまです。
フラワーパークかごしま平成8年、「花・風・光のシンフォニー」をテーマに、花と緑のふれあいの場所の提供、消費者と生産者の交流、魅力ある観光の拠点としての活用を目的として設立されました。http://www.fp-k.org/
園内は非常に広大な敷地を誇ります。このクソ暑い中、健康志向のMUR氏は徒歩で園内を巡るというので、たまらずカートを借りました。500円/1時間ですから、効率的に回れば園内各所を見て回ることができましょう。
(左)蝶の館ではオオゴマダラが乱舞しています。出入り口から逃げていかないように細心の注意を払って館の中に入ると、本当にいます!飛び回るので撮影するのが困難でしたが、下手な鉄砲も数打ちゃ・・・で撮れました。 (右)屋内庭園は噴水もあり、緑と白のコントラストが美しいヨーロッパ風の大庭園です。貴族になった気分でご覧いただくのがよろしいでしょう。ハイビスカスは様々な色があるようです。真紅のハイビスカスも良いですが、白やオレンジも素晴らしい。
熱帯の植物の展示も充実しています。(左)ヘリコニア・フミリス。これ、花なんですよねえ?熱帯の植物は色も形も興味深いです。(右)ブラックキャットは、タシロイモ科の植物で、東南アジア〜マレー半島が原産です。花は暗紫褐色で3〜5㎝ですが、糸状のものが30㎝ほど下垂します。黒ネコの顔に似ているといいますが、はたしで如何でしょう。
(左)展望回廊からの眺望です。地中海沿岸のコートダジュールをイメージしたテラスからは、竹山が見えます。陸地の右側のゴツゴツしたところです。スヌーピーが寝ている姿に似ているため「スヌーピー山」と呼ばれるといいますが、如何でしょうか。
(右)西洋庭園は迷路のようになっています。ここを歩き回ったOKD氏は、クモの巣に引っ掛かって立ち往生していました
(左)コンテストガーデンは養生中の様子。(右)花広場も養生中のようですが、遠くに開聞岳が見えるので、それだけで絵になります。
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(ヘンテコ)開聞温泉を愛でた次は、薩摩半島の最南端の長崎鼻を攻めます。この日は酷暑が極まっている日であり、冷房を効かせた車でずっとドライブしていたいものですが、観るべき所が次から次へと出てくるので、そうも言っていられません。
長崎鼻パーキングガーデン昭和30年代に薬草の試験栽培のための農場からスタートし、後に東京農業大学の協力の下で熱帯植物の栽培農場となりました。昭和41年、観光事業として利用すべく長崎鼻パーキングガーデンが開園しました。世界で初めてリスザル、コンゴウインコなどの動物の放し飼いに成功したことで知られています。園内はどこか懐かしい昭和の雰囲気が漂っています。
園内はジャングルの雰囲気を再現したとされているとおり、鬱蒼とした植物のトンネルを抜けていきます。園内は珍しい熱帯の動物がいます。創立者である山本幹夫氏が輸入したものの子孫もいるといいます。現在はワシントン条約の保護対象になっている動物もいます。
平成11年にジャングルワールドがオープンし、樹上から東シナ海を眺められます。木々の隙間には「妖精」が隠れており、7つすべて発見できたら幸せになれるということですが、アシモモ〜もOKD氏も5つしか発見できませんでした。
長崎鼻長崎鼻は薩摩半島の最南端であります。西側には開聞岳が間近に見えます。(左)ハイビスカスが咲き乱れる岬から開聞岳が見えました。自画自賛ですが、良い写真が撮れました。
岬の先まで道路が整備されていて、昭和の雰囲気を漂わせながら観光地としても栄えていました。一般的な土産物と並んで屋久杉で造られたテーブルが数百万円で売られたりしているのには驚きました。
この周辺には海亀が産卵するということで浦島太郎伝説があります。乙姫様を祀ったのが龍宮神社です(左)。浦島太郎と乙姫様が出会った縁結びの神様であり、家内安全、商売繁盛、航海安全の守り神でもあります。
(右)うらしまさん。女性は右側から2回周り、男性は左から2回周り、海亀をなでて大願成就を念ずるのです。 篠原鳳作は鹿児島出身、1929年に東京帝国大学法学部を卒業後、1934年より「鳳作」の号を用い、新興俳句運動に身を投じます。花鳥諷詠に終始する俳句を否定し、俳句に必要なものは詩魂のはばたきであるとして無季俳句を推進します。石碑に刻まれた
しんしんと肺碧きまで海の旅
は代表作とされ、1934年の作品です。
ついに薩摩半島の最南端に到着です。風光明美なこの地にふさわしいものにすべく特別に設計されて灯台だといいますが、普通の灯台にしか見えません。灯台から最南端の岩礁が見えました。磯遊びができそうですが、酷暑の折であったために断念しました。こんな酷暑の中でもMUR氏は元気いっぱいです。そのバイタリティの源泉はどこなのか興味深いところです。
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開聞温泉到着すると、建物の外に立て看板がありました。
水虫の方は病院に行って治ってから来て下さい。
しっしんの方も病院へ行って下さい。
衛生面で心配になりつつ、恐れながら建物に入りました。
女性風呂からワイワイと声が聞こえていますが、縁台に誰もいないので、脱衣所に上がってみますと、張り紙がたくさん貼ってあって、居心地がものすごく悪いのです。でも、よく読んでみると、味わい文章が書いてあります。
病院行ってなおってから来て下さいね 人がいやがります。 どうしてぬれた足で
あがるの 人のくつしたがぬれるでしょう 家でも、そうしますか (ナサケナイお父さん) だにはどこにいるか、わかりません 皆様を守る為の制度です 山や、しばの上、畠で着たのは、 上だけ、車の中に必ず、ぬいで来てね 保健所の抜き打ち検査でもあるのでしょうか。ダニに注意を払っているようです。
本当に心の痛みも癒されそうな文面です。もはや文学と言っても過言ではない!
淋しい心の痛みや
体の痛み 見なれた人達と逢って 話をし、笑へば少しで 良くならないかなあと 思って、休まずに、 お待ち申しあげて居ますよ 縁台に誰もいないので料金が払えませんし、酷暑の中で、冷房も扇風機もない脱衣所で着替えをするのにも躊躇し、勇気ある撤退をすることにしました。
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いよいよ指宿市に入ります。ますます開聞岳が間近に見えるようになります。
今回のメインは池田湖です。イッシーに会えるでしょうか。
枚聞(ひらきき)神社「ひらききじんじゃ」と読みます。建立年不明ですが、延喜式にも記述があるといいますから、相当古くから続いている神社であることは間違いなさそうです。南薩摩地方の総氏神として厚く信奉されており、江戸時代には島津家の信奉厚く、改造等が何度も行われている由。枚聞神社の目玉は、国の重要文化財である、松梅蒔絵櫛笥(まつうめまきえくしげ)という美術工芸品であります(右)。
櫛笥(くしげ)とは玉手箱のことで、箱の中には櫛、小壺などの化粧道具が入っています。目録には1523年との記述があるといいます。高貴な女性の化粧箱だとか、ご神像を化粧するためだとか、諸説あるようです。神社に高貴な女性の化粧箱があるのも、ご神像を化粧するのも、奇妙に感じられますが。約500年前も経っているとは思えないほどにきらびやかに輝いていました。
唐船峡唐船峡(とうせんきょう)は、回転式そうめん流しの発祥の地であります。池田湖の伏流水とも言われる京田湧水を利用したそうめん流しは、年間20万人もの観光客が訪れるといいます。年間を通じて約13度を保つ湧水は、平成の名水百選にも選ばれています。水量が豊富なので、開聞地域の灌漑用水や、周辺2700世帯の飲料水として利用されています。
この湧水の流域では明治時代から規約を定め、水源保護にに取り組んでいます。訪れた日も、周辺に住まう中学生と思われる児童が掃除をしておりました。貴重な湧水は当たり前のように得られるものではありません。皆で守るという姿勢が素晴らしいとおもいました。池ではチョウザメが悠々と泳いでいました。 池田湖池田湖周辺では開聞岳が間近に見えます。このような風景を眺めながら、サツマイモ栽培をするのは素敵なことだと思いました。池田湖はかつては相当の透明度を誇った湖でありましたが、水質汚染によって、現在は湖底は生物がすめない状態であるといいます。
池田湖といえば、イッシーを避けては通れません。県道沿いのドライブインには堂々たるイッシーの像がありました。 イッシーの目撃者は多数いるということですが、池田湖に住む大ウナギと見間違えたのではないかというのが通説です。ドライブインでは親切なことに大ウナギも展示されていました。消防のホースくらいの太さがありそうです。このウナギを蒲焼きにしたら何人前になるのだろうか・・・などと不謹慎なことを考えてしまいました。
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