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−壺屋焼−
新垣勲作 赤絵魚文水指
形とデザインに優れた作品
地の朱色は、作者が何十年もの研究の上で作り上げたもの、
だが白色の部分は朱色を引き立たたせ、全体を躍動感にあふれたすばらしいものに
白にこそ秘密がある興味深い作です。
今年1月の識名園のお茶会でも使われた水指です。
茶席での使用で、壺屋焼の可能性を引き出した作品と評判になりました。
壺屋焼は、素朴で力強い
沖縄の各地から採集した土を原料にして配合された組合の赤土粘土が使われています。
ただ各窯元による配合があり微妙な違いが面白いです。
新垣勲氏に線彫の魚について聞いてみた事がありました。
『 沖縄の県魚のグルクン(たかさご)ですか 』
作者曰く
『 自由に考えてもらっていいですよー。
鯛でもグルクンでもある。見えてくるものを感じたままで受け止めたらいいんですよ 』
言葉少なく素朴。
何時お訪ねしてもロクロの前にすわっている新垣勲氏
作陶への情熱で、工房の雰囲気も活気づいていました。
※新垣勲氏は、民藝を指導した柳宗悦、濱田庄治と深く関わった栄徳を祖父に、
壺屋の名陶工といわれた栄三郎を父にもつ七代目窯元である。
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