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古い置き時計、いい形や素敵なデザインのものがあって 大好きです。 しかし、昔は置き時計を整備して使うという概念がなかったのか ほとんど全てといっていいくらい使い倒されまくってガタガタに なっているか、動かなくなるまで徹底的に酷使されているか、 どちらかです。 中を開けると埃だらけ、煤だらけなんて当たり前の世界です。 店に連れ帰ってきたものの、修理困難なことがしばしば。 置き時計は(機械の)良い状態のものをみつけるのが とても難しいのです。 そのため、なかなか店頭に並びません。 置き時計は調整に特に神経を使います。 でも、不遇の扱いを受けることが多いんですよ。 それは、あまり価値を評価してもらえないってことです。 昔はとても高価なものだったので贈答されることが多かったのです。 しかし、それがかえって「買う」のではなく、「もらった」ことによって 価格の記憶がないためにあまり「高価な品」とは 受け止められていないようなのです。 誕生から数十年、全てのの力を出し切らせてしまい、 止まらせてしまう、まるで現代サラリーマンのような扱い。 更には治療費が高いから治療もしてもらえないなんて・・・ 時計がちょっとカワイソウだな〜・・・でも仕方ありませんね。 治療の可否を決めるのはご主人さま(持ち主様)ですから。 もちろん、当店に来た時計達は徹底的に治療を施します。 ガラス枠や大理石製のもの、金属レリーフのものもあり 特に昭和初期のものは素晴らしいですよ。 ぜひ、そんな時計達の魅力を知って欲しいです。
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時計の話
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久々の日記です。 時計のぜんまい切れの修理をしていると、先人が凄い仕事を していたことに遭遇することがあります。 久々に凄い仕事を見ました。 クザビでつないでいます。しかも何箇所も! 根気のいる作業なので、今の職人さんだったら 交換=部品がない=修理不能となってしまうでしょう。 物資の無い時代の修理でたま〜に見かけるのですが、 これは特殊なサイズのゼンマイなので現在同じものは入手不可能です。 現代も違った意味で「物資の無い時代」です。 同じ修理を!と、先人の作業をお手本に修理開始です。 コリコリとクサビを作って、引っ掛けて、組み付けて、 ゼンマイを巻く・・・ポキッ。 また開けてゼンマイを外してコリコリとクサビを作って・・・ポキッ。 ・・・ここで致命的なことを発見。 金属自体がもう、寿命のようで、手でポキポキ折れてしまいます。 とってももろくなってます。 う〜ん、困りました。 何か応用出来るものはないか??? うちにある膨大なストックパーツの中を大捜索。 多すぎてまだ未整理の中も探して、ようやく合いそうなゼンマイを 発見! 長さは全然短いので長時間はもたないだろうけど、 やってみる価値はありそう。 応用なので、組み付けて耐久試験中。 当時だったらどうしていたんだろう?
ゼンマイすら作っちゃう職人さんがいたっていう話も 聞くけど、大物の話だろうし・・・。 まだゼンマイ時計が普通な物だった時代、修理する人も たくさんいた時代。是非昔に戻って 生きた経験から生まれた技を見て、聞いてみたいものです。 |
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友人が今、海外に仕事に行っています。 |
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ちょっと前に引き取った大きな柱時計です。 |




