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土曜夜のNHKスペシャルを見たんですが、疑問に思う箇所が何点かありました。 ・一体何の装置ですか? 番組中、これは一体何だ?と思う箇所が1箇所ありました。 「3、4号機の冷却に必要な設備(装置?)が地震で故障して1基しか使えないため、3号機を優先して冷却することにした。」という内容のナレーションとともに、別の建屋から3、4号機の建屋へのラインが赤く点滅していた部分です。 この「冷却に必要な設備」って一体何なんでしょう? ECCS系が別の建屋にあるとは思えんですし、非常用の海水系か中間ループ系でしょうか? でも、複数のユニットの安全に関わる重要機器を一つの建屋に集中して設置するとは思えんです。 「必要な設備」の名前か役割を伝えないと、何をする装置なのかさっぱりわかりませんが、NHKのこれまでの原子力報道のいい加減さを考えると、本当に「必要な設備」だったのかもどうかも怪しいところです。 番組を見ると、まるで「この装置がないと原子炉の冷却が出来ない」(=危険)であるかのように思えましたが、そんなアホなことある訳ないと思うんですよね。 ちゅうわけで、東電の中の人、解説お願いします。 一体「冷却に必要な装置」とは何なのか、また「なければ冷却が出来ない設備」(んなわけないと思いますが)なのかどうか。 ・消防署はどのくらい忙しかったのか 阪神淡路震災の時にはあちこちで火の手が上がる様子がTV中継されましたが、中越沖地震では市街地の火災の様子は(例の変圧器を除いては)放送されていなかったように思えます。 新潟県の公開情報で調べてみたところ、柏崎市内での地震による火災発生は2件のみ。その内訳は、住宅1件、その他1件でした。(この「その他」が変圧器ですか?) なるほど、他に火災が殆どなかったから、NHKは原子力発電所の所内変圧器の火災を大きく取り上げた、っちゅうことなのでしょうか。 しかし、ここで新たな疑問が生じました。 変圧器火災の発生時、第一報を受けた地元消防署は、なぜ直ぐに駆けつけずに「忙しい」と言って断ったんでしょうか? 地震直後、「救急車の出動要請」は多数あったかも知れませんが、上記のとおり火災発生は1件か2件。「忙しいから自前で消火してくれ」なんて言うもんなんですかね?(注:救急と消火だけが消防署の仕事ではないことは理解しています。) 東電さんの火災対応を責める声ばかりが聞こえますが、原子力発電所の消火は本来、消防署の仕事のはず。これまで誰も表立って指摘していない様なんで、あえて書きますが、「出火から鎮火までに2時間かかった」のは東電さんの初期消火の不手際だけが原因とは思えないんです。 私には、消防署側の対応にも問題があったように思えるんですよ。 ・・・・まさか、柏崎市には消防車が1台しかない、なんちゅうこたあないですよねぇ。 ・番組の印象 最近のNHKにしてはよく作ってあると思いましたが、前に見た同局の番組と受けた印象は同じ。一生懸命、「風評被害の原因はNHKの変圧器火災報道ではなく、東電の対応の悪さにあるんだよ」と主張しているように思えました。 この新潟県中越沖地震の件、NHKなどのマスコミだけに限らず、国も県も市町村も消防も、全て東電さんを悪者にしているように見えてしまいます。 東電さんには、この逆境に負けずに頑張って欲しいですな。 あと、面白かったのが、番組に登場した社員の「変圧器の火災は大したことではないと思ったので現場に任せた」という発言。あんなものよりも各号機の原子炉の状態確認や停止後の崩壊熱除去の方が重要、と思ったんでしょう。この判断を行った時には消火系配管の破断は知らなかった様ですが、もし知っていたとしても同じ判断をしたんやないかと思います。 所内変圧器なんてプラント停止中は不要な設備ですし、他へ延焼する可能性が低いことは分かっている(それを考慮して建屋からの距離や防火壁の設計をしているはず)わけですから。 ・地震は脱原発につながるのか 最後に、柏崎刈羽の件が今後の世界の原子力に及ぼす影響について、プラントメーカーM社の方から興味深い話を聞きましたんで書いときます。 「今回の地震が、世界の原子力再評価の流れに水をさすんではないですか?」という私の疑問に対し、彼は、「世界の電力/原子力関係者は、柏崎刈羽が想定以上の地震に耐えて『停止』『冷却』『隔離』の機能を果たしたことは良く理解している。なんで、今後の(M社の営業活動への?)影響はないと思う。」と答えてくれました。 ま、これが本当かどうかは私にはわからんのですが。
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>「冷却に必要な装置」
NHK報道の意図(理解度)は不明ですが、所内蒸気系のことと考えられます。
所内蒸気系があれば原子炉発生蒸気がなくなっても、復水器の真空維持、すなわち復水器による原子炉の減圧冷却が可能(こちらの方が通常操作)となるため、あのような表現になったものと考えられますが、誤解を招く表現ですね。まあ、ある意味では真実ですし、事象をぼやかすのにはいいのかもしれませんが(大汗)。
もちろん所内蒸気系がなくとも、さっさと真空破壊し、主蒸気逃がし弁とサプレッションプール等を用いた減圧冷却は十分に可能であり、このような訓練は日常茶飯事、非常に容易です。しかし、当直員の心理としては、このような非常時において、それは最後の手段として温存しておきたかったものと考えられます。
2007/9/8(土) 午前 6:47 [ 担当 ]
番組を見ました。
担当様ご指摘の通り、所内蒸気系です。
所内蒸気系がなくとも、逃し弁ふかしてやれば冷却できます。
こちらもマニュアルに記載されている操作ですが、余計な操作を行うよりは、本来の復水器を使った冷却の方を優先したのでしょう。
なお、同じ状況だった7号機では、逃し弁をふかして止めています。(東電からは既に公表されている情報です。)
ここには触れずに復水器を使った冷却にばかり注目したNHKの番組は、ちょっと変な感じがしました。(知らない人が見たら「極めて危険な状態で危機一髪だった」とも取られそうな表現でした。)
2007/9/10(月) 午前 8:56 [ tepcononakanohito ]
NHKプロジェクトX「チェルノブイリの傷 奇跡メス」で紹介された医師の講演会を開催します。
講師:菅谷昭(すげのや あきら)氏
開催日:2007年11月11日(日)
開場:12時45分
講演開始:13時15分〜
主催:東大和青年会議所 後援:東大和教育委員会:社会福祉法人 東大和市社会福祉協議会
対象:小中高・看護学生・大学生・医療関係者・一般
講演テーマ:生きる使命〜人として果たすべき姿とは〜
定員:200名
入場無料
※定員になり次第、受付を締め切らせて頂きます。
お申込み:メールまたはFAXにてお申込みください。
メール:higashiyamato_747@yahoo.co.jp
FAX:042-562-9139
※代表者氏名・ご住所・年齢・性別・電話番号・代表者を含む参加人数をご記入いただきお申込みください。
2007/10/20(土) 午前 1:28 [ - ]