宇山恵子の取材日記

オールアバウト「アンチエイジング」ガイド宇山恵子が取材した健康、医療、ヨガ、エンタメ情報などをお伝えします。

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米国では100年前のT型フォードの登場とともに本格的なクルマ社会が始まり、現在ではほとんどの家庭が複数の自動車を所有し、学校の送迎から食料品・生活用品の買い物まで、生活のあらゆる局面で、移動手段としての自動車が欠かせないものとなっています。

 

わが国でも70年代以降、公共交通機関の発達している大都市圏以外では、米国と同様に自家用車のない家庭は、生活に支障を来たしかねない状況が進んできました。

 

最近では大都市圏の住民のほうが、地方に暮らす人よりも、毎日の歩く歩数が多いのではないかとも言われています。

 

このように生活に欠かせない自動車ですが、イリノイ大学でコンピュータ科学と数学を研究するSheldon Jacobson教授らがPreventive Medicine 20132月号に発表した研究で、毎日わずかでもクルマに乗る距離を減らすことが、カロリー制限と同様の減量効果を持つことが、長期間のデータを分析した結果明らかになりました。

 

教授らは米国人のBMI値の動向(1984-2010年)運転者の走行距離(19702009年)成人の1日のカロリー摂取量(19702009年)以上のデータを分析し、BMI値との関係をデータ解析しました。

 

その結果、教授らが見出した数学的モデルで計算すると、1日に自動車に乗る距離を1マイル(約1.6km)減らしただけで、6年後にはBMI値が0.21減少する効果があることが分かりました。

 

一方、カロリー制限では1日のカロリー摂取量を100カロリー減らす、と3年後にBMI値が0.16減少することも分かりました。

 

教授らはこの結果について、自家用車に乗るのをやめ、バスを利用すれば毎日の歩行距離がわずかでも増加する、そしてなかなか困難なカロリー制限と同等の効果もある、こうしたわずかな行動変化が、国民全体で考えれば非常に大きな健康面での効果、肥満による生活習慣病の減少につながるので、クルマに乗る前に他の選択肢はないのか一旦考えてみて欲しいとしています。

 

PreventiveMedicine 20132月号

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