宇山恵子の取材日記

オールアバウト「アンチエイジング」ガイド宇山恵子が取材した健康、医療、ヨガ、エンタメ情報などをお伝えします。

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ヨガにはさまざまな慢性の症状に対し、改善効果があるのではないかとして、欧米では実践研究がたくさん行われていますが、米国・ワシ ントン州シアトル市Group Health Research InstituteのKaren Sherman博士らが、Archives of Internal Medicine 2011年10月24日オンライン版に発表した研究で、ヨガを行うことによる慢性腰痛改善効果は、ヨガをしている時の「体のストレッ チ」がキーポイントであり、瞑想することによって痛みが改善しているわけではないことが明らかになりました。
博士らはヨガの効果を確認する ために、中程度の慢性腰痛症状のある228人の成人を被験者として介入実験を行いました。実験は被験者を無作為に3グループに分けて行われました。①グ ループはヨガで動きとしては主に「足と背中・腰のストレッチと筋肉強化」、②グループは通常のストレッチで「足と背中・腰の筋肉のストレッチを中心にした もの」、③グループは運動したり生活様式を改善したりする「セルフケアの仕方の本を与えられる」、以上を12週間行なって、開始時点と比較して6週後、 12週後の介入終了時、26週後にそれぞれ症状の改善状況が調べられました。
被験者の改善状況は、すべてのグループで、被験者はプログラム 開始時点よりも症状が緩和していましたが、③セルフケア・グループに比べて①のヨガグループが、どの時点においても症状がより改善していました。しかしな がら、②ストレッチグループと③ヨガグループの改善レベルに違いはありませんでした。
この結果について博士は、ヨガの効果は主にストレッチ に起因するもので、ストレッチの効果以上のものが、瞑想することから得られている可能性は少ないと考えられるので、慢性腰痛の患者は、ヨガでもストレッチ でも実践すれば、同レベルの相応の改善効果が得られることがはっきりしたので、好きな方を慢性腰痛について理解している専門家の指導の下で行えば良いので はないかとしています。


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