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今夜の記者セミナー。
今夜の講師、慶應義塾大学医学部教授の伊藤裕先生から久し振りにあの!モナリザの話を聞いたので、書いておこう。伊藤先生は以前から、モナリザの眼のまわりには、黄色腫(キサントーマ)があり、さらにBMIが30だったという試算もあることから、モナリザは高脂血症で肥満だったと推理している。黄色腫(キサントーマ)に関しては、私も翻訳記事を作っている。「老けて見えるのは心臓が悪いサイン?」
さて、今夜の本題…
5月最初の記者セミナーは、糖尿病網膜症で高コレステロール血症の患者さん5000人を対象に、スタチンという薬でLDLコレステロールを低下させる治療 を行った場合、どの程度、心血管病(脳卒中や心筋梗塞など)の発現や、糖尿病の進行を抑えられるかを調べる「エンパシー研究」に関する研究計画の発表会。
糖尿病患者は現在急増中。2200万人が糖尿病が強く疑われるか、可能性を否定できない人だという。そのうち、約45%、1000万人が高コレステロール血症を合併し、約10〜20%、100万〜200万人が糖尿病性網膜症になる可能性がある。
糖尿病性網膜症は、高血糖により網膜の血管がもろくなり、詰まったり、こぶができたり、新しい血管が次々とできて、網膜が光を感じにくくなることで、資料が低下し、悪化すると失明してしまうこともある。日本人の中途失明原因のトップが、糖尿病性網膜症だ。
さてこのエンパシー研究。
2013年末から2015年まで研究観察が続けられる見込み。研究結果がまとまるのは、おそらく2016年頃。まだ先のことだ。
東京大学大学院医学研究科循環器内科の小室一成教授は、糖尿病の合併症のうち、大血管障害(心筋梗塞や脳卒中)は血糖値をコントロールしても、予防効果をうまく発揮できずに、心血管疾患によって尊い命を落としてしまう糖尿病患者が増えているという。
一方、海外の大規模臨床研究で、コレステロール値(LDLコレステロール)を低下させることで、心血管疾患のリスクを低下させることができるという報告があった。
これが「Lower the better」(LDLコレステロールは低い方が良い!)の根拠。
2008年から米国では、
にするという管理目標を設定した。
今回の「エンパシー研究」は、日本のガイドラインの数値が実際に即したものであるかどうかを確認するためのものでもあるという。
糖尿病網膜症は、自覚症状がないうちに進行し、気が付いたときには視力がかなり失われてしまっていたということも少なくない。
この研究成果をもとに、糖尿病性網膜症の早期発見と治療に役立てたいと慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科の伊藤裕教授は抱負を語った。
2人の医師は、血圧や血糖値に比べて、コレステロール値は薬の効果が高く、コントロールしやすいというメリットがあると述べていた。
(今夜のセミナーは、塩野義製薬が主催でした)
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