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雑誌の取材で諏訪中央病院名誉院長の鎌田實先生と
国立がんセンターがん予防・検診研究センター
予防 研究部長・津金昌一郎先生の対談取材。
テーマは「がんになりにくい人になるための生活」。
鎌田先生が前半にグイグイ質問し、
後半は津金先生がコホート研究 データを論拠に
話がどんどん展開していくおもしろさ。
6ページじゃ、書き切れないよ―――。
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音楽に色を感じるのは情動が媒介しているため!
私たちは歌詞のない音楽、例えば明るい長調の曲に明るい色を感じたり、短調の暗い音楽に灰色を帯びた色を感じたりすることがあります。
歌の場合は歌詞がさまざまなビジュアルイメージを喚起させるので、それがさまざまな色を持つイメージに繋がるのは容易に理解できますが、歌詞のないインスツルメンタル・ミュージックでも色を感じるのは、なぜなのかあまり明らかになっていませんでした。
米国・カリフォルニア大学バークレー校のStephen Palmer博士らは音楽と色彩の関係について実験を行い、音楽が色彩のイメージを喚起するのは、共通の情動が媒介しているためであるとの研究結果を、Proceedings of the National Academy of Sciences 2013年5月13日オンライン版に発表しました。
被験者はまず最初にオーケストラの演奏するバッハ、モーツァルト、ブラームスのテンポが遅い、中ぐらい、速いの3種類、曲調が長調、短調の2種類からなる合計18曲のクラシック音楽を聴き、目の前にある複数の色彩プレートからその曲を聴いて、マッチすると感じる色彩プレートを5枚選択しました。
色彩プレートは赤、オレンジ、黄色、黄緑、緑、青緑、青、紫で、それぞれ彩度が4段階に分かれていました。
そして色彩プレートを選択した後で、被験者は18曲のそれぞれの曲を聴いて生じた感情を、幸福か悲しみか、強さか弱さか、快活か物憂いか、怒りか冷静か、の4つの尺度で評価しました。
次の実験では被験者は同じ18曲を聴いて音楽にマッチしたさまざまな感情を表出した顔の写真を選び、さらにその表情にマッチした色彩プレートを選びました。
一方、遅い単調の曲には鮮やかさがない暗い色調の青を感じ、悲しげな表情と結びついていました。第二の実験から幸福な表情には黄色などで明るい色が、怒りの表情には暗い赤が連想されることも明らかになりました。
こうした結果から、博士らは音楽か喚起される色彩は音楽が生じさせる共通の情動が元になり媒介することで生じていると考えられることが分かったとしています。ちなみに今回の実験で使用されたモーツァルトのフルート協奏曲第1番ト長調からは明るい黄色やオレンジ色が選ばれ、ニ短調のレクイエムからは暗い青灰色が最も多く選ばれたということです。
Proceedings of the National Academy of Sciences 2013年5月13日オンライン版
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