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博士らは1984から1985年当時18才以上だった男女4886人を対象に、喫煙習慣がある、果物・野菜を食べる回数が1日2回以下、運動が1週間に2時間未満、アルコール摂取量(男性1週間に350ccの缶ビールで10本以上、女性は6本以上)の基準で不健康な生活習慣の有無をグルーピングしました。その後20年間で調査対象者のうち1080人が亡くなりました。死因は431人が心臓血管障害、318人ががん、331人がその他の要因でした。 前述の不健康要因と死因との関係を分析したところ、不健康要因を4つとも行なっていた人の心臓血管障害とがんによる死亡率は、1つも不健康要因のなかった人の3倍でした。その他の要因では4倍でした。 別な視点で分析すると、これらの結果は不健康要因を4つとも兼ね備えた人は、不健康要因が1つもない人に比べて、12年寿命が短いのと同じことになりました。 博士はこの結果からこうした不健康な生活習慣の改善が個人にも社会にも大きな影響があることがはっきりしたとしています。 |
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2013年10月11日
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以前から、家族に前立腺がん患者がいる男性は、前立腺がんの発症率が高いことが、経験的に医師の間では知られていました。
し かしどのくらいリスクが高まるのか、具体的には明確になっていませんでしたが、ドイツ・The German Cancer Research CenterのKari Hemminki教授らが、“European Urology” 2月13日オンライン版に発表した研究で、家族関係と前立腺がんリスクの相関が明らかになりました。
教授らは26651 人の前立腺がん患者を調査したところ、家族に前立腺がん患者がいた人はそのうち5623人でした。65歳までに兄弟のうち3人“が前立腺がんに罹患した人 は家族に前立腺がんがいない人に比べ23倍リスクが高く、65歳から74歳の患者で父親か兄弟のうち1人が罹患していた人は、1.8倍リスクが高くなって いました。
教授らはこの研究結果から、これまで家族に患者がいる男性は、早めに前立腺がんの検査(PSA検査)をしたり、他の男性よりも注意しているので見つかりやすいのではないかという声もあり、これでリスクの高さが明らかになったとしています。
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米国・コロラド州University of Colorado at BoulderのLeaf Van Boven教授が”Personality and Social Psychology Bulletin” 4月号に発表した研究によると、欲しい物(例えばクルマ、宝石など)を所有することで幸福を追求するタイプの人(物至上主義者)と、人生のなかでの体験(例えば旅行したり音楽のコンサートに行ったりなど)を豊富にすることで幸福を追求するタイプの人(体験至上主義者)を比較すると、物至上主義者は本人の幸福感もより少なく、かつ周囲からの好感度も低いことが、教授が行ったいくつかの研究結果でわかりました。
その結果、会話の中で物を手に入れたことを話題の中心にすると、、物至上主義者と相手に思われ、物至上主義者は一般にステレオタイプとして、世間から否定的に見られる利己的で自己中心的な性格であると思われがちであることが分かりました。
一方体験至上主義者は、ステレオタイプとして利他的でフレンドリーかつ社交的な性格であると思われがちであることが分かりました。
この結果から教授は物至上主義者は幸福感が少なく抑うつ的になりがちなので、幸福になりたければ自分と同じような物至上主義者との付き合いを避け、別の人生の喜びを見出す道に挑戦した方が良いとしています。
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米国・ニューアーク市University of DelawareのSteven Most教授らが“Emotion”4月号に発表した研究によると、
嫉妬の感情に駆られた女性は注意力がなくなり、実際に見えるはずの物も見えなくなってしまうことが分かりました。
教授たちは恋愛関係にある男女のカップルを被験者として、それぞれのカップルを隣り合わせた上で、それぞれパソコン上の画像に注目させる実験を行ないました。
カップルのうち女性は、画面上に次々とすばやく表示される画像の中からターゲットと定められた風景の画像を探し当てる課題を与えられました。そしてターゲット画像の前後に、ときどき女性を不快にさせる映像が挟み込まれていました。一方男性被験者たちは、最初に風景の映像を提示され、その景色の魅力を評定させられ、その後実験担当者から隣の女性にも聞こえる声で、風景に変わって女性の画像を見て、その女性の魅力を評定するように求められました。
その結果パートナーの男性が画面上の女性の魅力を評定しているときに、嫉妬の感情が高くなった女性ほど、不快な画像に気を散らされて、ターゲットの画像を見逃してしまう頻度が高くなったそうです。男性が風景を評定している時には、こうした傾向は全くありませんでした。
教授は今後、男性が嫉妬の感情に駆られたときはどうなのかを研究する必要があるとしています。
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臨死体験は走馬灯のように人生を振り返った映像が見えたりしたこと、この上もない幸福感に満ち溢れた感覚につつまれる経験、はっきりと神秘的な存在とで合ったことなどで語られていますが、スロベニアの University of Mariborの研究チームがCritical Care 4月8日online版に発表した研究によると、臨死体験は血中の二酸化炭素濃度の上昇によって引き起こされる可能性が高いということです。
研究チームは心停止状態でスロベニアの病院に運び込まれ、一命を取り留めて蘇生した52人の患者(平均年齢53歳)を対照に臨死体験の有無を調査しました。
その結果11人から臨死体験があったと報告されました。患者を調査・分析した結果、臨死体験の有無を分けた決定的な違いは、臨死体験を報告した患者の心停止から蘇生に至る間の血中二酸化炭素濃度が、臨死体験を経験しなかった患者よりも高かったことにありました。
性別や宗教、患者の年齢、教育、死に対する恐怖の度合い、蘇生までの時間、使用した薬品などの影響は、臨死体験の有無と関係なかったそうです。
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