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国立がんセンターの2010年の調査結果によると、生涯で乳がんにかかる日本人女性の数は12人に1人、アメリカでは8人に1人。乳がんにかかる日本人は年々増加傾向にあります。
乳がんは、細胞の遺伝子異常(がんを発生させる遺伝子とがんの発生を抑制する遺伝子の異常)や女性ホルモンのエストロゲンが乳がんの発生や増殖に関係していることが明らかになっており、BRCA1、 HER2などの原因遺伝子が発見され、治療薬も開発されていますが、乳がんの中には、これらの標的遺伝子治療薬が効かないタイプがあることも知られています。 米国マウントサイナイ大学の研究によると、乳がんの原因として新たにCBX8(Chromobox homolog 8)というタンパク質が過剰に発現することが、悪性の腫瘍形成に関与していることが明らかになり、2016年6月の『Cell Report』で発表されました。 研究者らは、治療効果が上がらない乳がん患者の中に、CBX8が過剰に発現している人が多いことも指摘し、新たな乳がん治療薬開発の標的としてCBX8に注目する必要があると述べています。 Chi-Yeh Chung et al. Cbx8 Acts Non-canonically with Wdr5 to Promote Mammary Tumorigenesis. Cell Reports, June 2016 DOI: 10.1016/j.celrep.2016.06.002 |
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2016年06月24日
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