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お正月休み中の不規則な生活は、体内時計を乱してしまい、なかなか痩せられない肥満に導く可能性があります。
同じ量を食べているのになぜか太ってしまう…この原因には「時間」が関係している…つまり、肥満を予防・解消するためには、「何を食べるか」に注意するだけでなく、「いつ食べるか」に十分注意をする必要があることが、ペンシルベニア大学医学部の研究者らによって明らかになり、2012年11月11日の「Nature Medicine」で発表されました。[if gte mso 9]>
研究者らはマウスを使った実験で、ビーマル1という時計遺伝子がなく、体内時計が狂って正常に作動しないマウスは、正常なマウスと同じ量のエサを食べているのにもかかわらず、肥満になることに着目。
マウスの生活リズムを比較すると、正常なマウスは規則正しく食事をしている一方で、体内時計が働かないマウスは、寝ているべき時間にエサを食べるなどして、食べる時間が不規則でした。
結論として、生活リズム、特に食事の時間の乱れで、同じカロリーのエサを食べていても、肥満になってしまう危険性を指摘しました。
研究者らによると、このメカニズムには脂肪細胞にある「ビーマル1」という時計遺伝子と、脂肪細胞から分泌される「レプチン」という食欲を抑制する働きを持つホルモンが関係しているそうです。
ビーマル1は脂肪細胞の中で脂肪をためこむ働きをするタンパク質で、ヒトの場合、夜暗くなると増え、朝明るくなると減る性質を持ち、私たちの体のリズムを作るのに関係しているため、時計遺伝子と呼ばれています。
夜食を食べると太りやすいのは、夜暗くなるとビーマル1の分泌が増え、食事から摂った脂肪を脂肪細胞にため込もうと一生懸命働いてしまうから。
また「レプチン」は、食事から摂った脂肪が脂肪細胞にため込まれ始めると、脂肪細胞から分泌され、このホルモンが発信するシグナルが、脳の「視交叉上核」にある「満腹中枢」に働いて、「お腹いっぱいだ!」と感じるのです。
ところが、食べ過ぎが続いたり、夜遅くに食べる悪い習慣を続けていくと、脂肪細胞に脂肪がたまり続け、脂肪細胞の一つ一つが肥大化していきます。そして肥大化、大型化した脂肪細胞からは、食欲を抑えるホルモンレプチンの分泌が減ってしまうのです。
肥満って、怖いですね。細胞一つ一つの性質を太りやすい状態にしてしまうのです。一度太り出すとなかなか痩せにくいのは、このように一つ一つの脂肪細胞が、「太るぞモード」になってしまうからなのです。
私たちの体に体内時計があるのはご存知だと思います。体内時計は、大きく分けて2種類。まず脳内、場所としては目の奥にある視交叉上核というところにある「主時計」と脂肪細胞など全身の細胞に存在する「末梢時計」があります。
脳の主時計は、光の刺激によって、体内の細胞一つ一つにある時計遺伝子にシグナルを送り、体を「昼モード」や「お休みモード」に調節しています。つまり視交叉上核にある主時計として働く体内時計は、体全体の指揮者みたいなものです。
一方、脂肪細胞は、オーケストラの中でもかなり音が大きい、パーカッショニストのようなものだと考えてください。指揮者がいくら指揮棒を振っても、パーカッションが指揮者の言うことを聞かずに、大きな音を立てて暴走すれば、オーケストラはめちゃくちゃなリズムとメロディーになってしまいます。
肥満した体に付いた脂肪細胞は、暴れ太鼓のように体のリズムを乱して、脳の主時計までも狂わせてしまうのです。
お正月休みが始まりました。おせち料理を囲んで新年会も楽しいですが、食べ過ぎに気を付けて、ゆっくり食べてレプチンを働かせて、不規則な食生活にならないように、特に夜遅い時間に食べて、不必要に脂肪をためこまないようにすることで、脂肪細胞を暴走させ、末梢の体内時計を狂わせないように、注意しましょう。
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ビューティー
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口から入った食べ物が肌の栄養になるまでには、とても複雑な消化、吸収、運搬の工程があり、そのカギを握るのが腸です。
食べ物は胃の中で消化され、腸でアミノ酸として吸収され、血液の中に送り込まれ、体が必要としている場所に運ばれて、細胞を再生・修復したり、動かしたりする「栄養」として消費されます。
肌の表面より少し奥にある真皮では、ホルモンや成長因子の命令によって、酵素や補酵素を作り出し、それらが血管から運ばれる栄養素を細胞に取り込んで、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの皮膚組織を作ります。
血管は肌に栄養を送り届けるライフライン。とくに毛細血管や細動脈など、細くて小さな血管を老化させないことも大切です。
腸の健康のカギを握るのは腸内細菌。腸内細菌には美肌を生み出すのに必要な、ビタミンB群、ビタミンH、葉酸などを作り出す善玉菌もいれば、有害物質のインドールを増やして肌のくすみや黄ばみなどを生じさせたり、肝機能を低下させて肌トラブルを起こさせる悪玉菌もいます。
腸が栄養を吸収する力を高めるためには腸内細菌のエサになり、腸を掃除してくれる食物繊維、そして善玉菌である乳酸菌を摂ることも大切です。
ストレスも美肌には大敵です。マウスやラットを過密状態、孤立状態などストレスを強く受けるような環境におくと、皮膚に炎症を起こしたり、シミが増えたりすることが研究で明らかになっており、ストレスが肌に与える悪影響も気になります。
皮膚の表面は約28日で生まれ変わります。そのため、新しい皮膚を生み出す力を衰えさせてはいけません。そのためには、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンなどの原料になるタンパク質を摂ること。
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抜け毛はやっぱり気になりますよね。
実は抜け毛にも心配な抜け毛とそうでない抜け毛があります。
それならばブラッシングやシャンプー後に、自分の抜け毛をチェックしてみましょう。
さあ早速、心配いらない抜け毛とちょっと心配な抜け毛の見分け方について紹介します。
まずはしっかり頑張った「愛しい抜け毛たち」にも感謝の気持ちを込めて、床に落ちたあなたの抜け毛、ブラシに付いたあなたの抜け毛を、じっくり観察してあげてください。
ポイントはあなたの髪が「天寿を全うしたかどうか」です。
太くて毛根も大きな抜け毛は、しっかりと成長してヘアサイクルという髪の一生をしっかりと生き抜いた髪。
こういう抜け毛の場合は、髪の寿命を迎えたわけですから、ご長寿ヘアさんご苦労様!ということで、問題ありません。
ところが、細くて柔らかく、毛根も小さい抜け毛が多い場合は、「髪の寿命を全うできずに抜けてしまった」、つまり「夭折の抜け毛」だと考えられます。
これは何らかの理由で成長の途中の髪が抜けてしまったのです。このタイプの抜け毛が増えると、ヘアサイクスが短くなった、つまり太くて元気な髪が成長できない、髪が天寿を全うせない環境になってしまったということ。
細くて短い毛根の小さい抜け毛は、「薄毛になるサイン」かもしれないので、食生活、睡眠、ヘアケア方法などを見直しましょう。
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熱ショックプロテインとは、熱やストレスによって発生する、タンパク質の生成をサポートする介添人的存在,
分子シャペロンのこと。シャペロンとは、フランス語で介添人。
細胞が熱、酸化ストレス、炎症、微量の毒、傷などのストレスにさらされると細胞を保護、修復、移行、分解しようとして発現するタンパク質のことで、分子シャペロンとして機能する。1974年にショウジョウバエの幼虫を高温にさらすと、特定のタンパク質が発現して細胞を保護しようとする現象が確認されて発見された。
そして、この熱ショックプロテインに、美肌や若返り効果がありそうだということ。
美容医療のレーザ、ケミカルピーリング、がんの温熱療法など、いろいろな分野に、応用されつつある、HSPの効果について、今後の取材を進めます。
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