宇山恵子の取材日記

オールアバウト「アンチエイジング」ガイド宇山恵子が取材した健康、医療、ヨガ、エンタメ情報などをお伝えします。

取材日記

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女性は化粧した女性の顔に嫉妬する
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化粧をした女性に対する印象は、
男性と女性で大きく異なることがイギリスのスターリング大学の研究で明らかになり、2016年6月の『Perception』で発表されました。

この研究では、
同一の女性が化粧をした顔と化粧をしていない顔の写真を被験者に見せて、その印象について調べました。その結果、男女ともに、化粧をした顔の方が「魅力がある」と評価していましたが、男性は化粧をした顔を「社会的評価が高まる」と評価している一方で、女性は他の女性が化粧をした顔について「脅威に思う」と評価していることが明らかになりました。

この原因について研究者らは、
女性は他の女性が化粧をした顔に対して「嫉妬」を感じているために、「魅力的」と感じながらも、ネガティブな評価をしてしまうのではないかと述べています。

人と会うときの第一印象をよくするためにも、
女性はメイクが与えるこのような心理的効果に男女差があることを認識しておくべきですね。

V. R. Mileva, A. L. Jones, R. Russell, A. C. Little. Sex Differences in the Perceived Dominance and Prestige of Women With and Without Cosmetics. Perception, 2016
国立がんセンターの2010年の調査結果によると、生涯で乳がんにかかる日本人女性の数は12人に1人、アメリカでは8人に1人。乳がんにかかる日本人は年々増加傾向にあります。

乳がんは、細胞の遺伝子異常(がんを発生させる遺伝子とがんの発生を抑制する遺伝子の異常)や女性ホルモンのエストロゲンが乳がんの発生や増殖に関係していることが明らかになっており、BRCA1、

HER2などの原因遺伝子が発見され、治療薬も開発されていますが、乳がんの中には、これらの標的遺伝子治療薬が効かないタイプがあることも知られています。

米国マウントサイナイ大学の研究によると、乳がんの原因として新たにCBX8(Chromobox homolog 8)というタンパク質が過剰に発現することが、悪性の腫瘍形成に関与していることが明らかになり、2016年6月の『Cell Report』で発表されました。

研究者らは、治療効果が上がらない乳がん患者の中に、CBX8が過剰に発現している人が多いことも指摘し、新たな乳がん治療薬開発の標的としてCBX8に注目する必要があると述べています。

Chi-Yeh Chung et al. Cbx8 Acts Non-canonically with Wdr5 to Promote Mammary Tumorigenesis. Cell Reports, June 2016 DOI: 10.1016/j.celrep.2016.06.002

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Credit: Pingen et al./Immunity 2016
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中南米を中心にジカウイルス感染症が増加しています。ジカウイルス感染症は、デング熱、チクングニア熱と同様に蚊を介して感染し、感染した男性から女性へ性行為によって感染したことも明らかになっています。

症状は発熱、発疹、結膜炎、関節痛、頭痛、倦怠感などですが、妊娠中に感染すると胎児に小頭症などの先天性障害を発症させてしまうリスクがあります。

英国リーズ大学の研究によると、ネッタイシマ蚊などの蚊を介した感染症が、急速に感染を引き起こすメカニズムを発見し、2016年6月の『Immunity』に掲載されました。

これによると、ジカウイルスを持つ蚊が、ヒトの皮膚を刺したときにウイルスを含んだ蚊の唾液が体内に侵入し、それに対する免疫応答が始まって、好中球や白血球が集まり、ウイルスを排除するために炎症を引き起こしますが、この炎症反応によって、逆にヒトの免疫細胞の一部がウイルスを複製してしまうことで感染が広がり、ヒトからヒトへの感染も引き起こしていることを突き止めました。

研究者らは、免疫反応はウイルスを排除するためにも必要な働きではあるが、蚊を介した感染の場合は、なるべく炎症を起こさないように抗炎症作用のあるクリームなどを塗布するのが効果的ではないかと推察しています。


Pingen et al. Host inflammatory response to mosquito bites enhances severity of arbovirus infection. Immunity, 2016

蚊に刺されないように気をつけること、もし蚊に刺されたら、かかずにかゆみを取り除くことですね!

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「お昼だから、お腹が空いてないけれど、とりあえず食べておこう」「お腹がいっぱいだけど、おやつのお菓子をもらったから食べなくては・・・」という「お腹が空いていないのに食べる」という行動は、体に毒だということが明らかになりました。

米国コーネル大学の研究によると、空腹でないときに食べるのは、体に悪く、健康を害してしまうリスクが高いことが明らかになり、2015年12月の「Journal of the Association for Consumer Research」で発表されました。

この研究では、45人の健康な大学生を対象に、お腹が空いているときと、空いていないときに、それぞれ炭水化物が豊富な食事を食べてもらい、それぞれの食後の血糖値を測定しました。

その結果、空腹でもないときに食べた場合、空腹時に食べたときよりに比べて、顕著に血糖値が高くなってしまうことが明らかになりました。研究者らは、血糖値の急激な上昇は、体にダメージを与え、さまざまな生活習慣病を引き起こすリスクがあるため、研究者らは、食事は空腹を感じてから食べるように心がけるように注意を喚起しています。


Cornell Food & Brand Lab. "Let hunger be your guide: Eating when we are not hungry is bad for our health." Journal of the Association for Consumer Research, December, 2015
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知的な人ほど、他人を信頼することが、イギリスオックスフォード大学の研究で明らかになり、2014年3月号の『PLOS ONE』に掲載されました。

これは2年ごとにアメリカで行われている「総合的社会調査統計(GSS)」の結果を分析したもの。GSSは、アメリカの人口統計や、社会的意識を中心に統計データを取ったもので、他人を信頼する人は、健康状態も良く、生活に対する満足度や幸福感が強く、知的レベルも高いことが明らかになりました。

この結果について、研究者は、他人の性格を正しく分析する能力は、人間の本質的な知性の高さを測定するのに大いに役に立つ指標となると分析しています。

信頼に値すべき人に出会い、一緒に仕事をしたり、楽しい時間を過ごすと、本当に幸せを感じますよね!

Generalized Trust and Intelligence in the United States. PLoS ONE, 2014

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