宇山恵子の取材日記

オールアバウト「アンチエイジング」ガイド宇山恵子が取材した健康、医療、ヨガ、エンタメ情報などをお伝えします。

取材日記

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カナダ・オンタリオ州ハミルトン市のマックマスター大学のJane Foster准教授らがNeurogastroenterology and Motility 2011年3月号に発表した研究で、我々の腸内にいる細菌と、脳との間で生じている相互の応答とも言える作用が、精神神経疾患や腸疾 患、肥満などの健康問題の発生、発症に大きな役割を果している可能性があることがわかりました。
 
准教授らは腸内細菌が学習や記憶にどのよう に影響しているかを調べる目的で、無菌のマウスと特定病原体除去マウスを使用して実験調査しました。実験では高架式十字迷路(マウスなどの小動物の不安を 調べるための実験装置)での、それぞれのマウスの反応を調べると同時に、不安とストレス反応に関する脳内における遺伝子や神経伝達物質レベルの変化が調べ られました。
 
分析の結果、無菌マウスのほうが抗不安行動と解釈される行動が多く、学習と記憶に重要な機能を果す脳の海馬に遺伝子レベルの変 化が発見されました。
 
准教授はこの原因について、腸内細菌が脳内の神経回路を変化させることで不安行動に影響するためであると考えられとし、人においても 免疫システムと腸内細菌が絶えず相互コミュニケーションしつつ、脳に影響を与えることで、性格に影響を与えるのではないかと考えることが可能であり、神経 症や肥満への新たなアプローチにもなるのではないかとしています。
 
Neurogastroenterology and Motility 2011年3月号
 
米国・ハーバード大学のWilliam Christen博士らがArchives of Ophthalmology 2011年3月14日オンライン版に発表した研究で、フィッシュオイルに豊富に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)と DHA(ドコサヘキサエン酸)をたくさん摂取している女性は、あまり摂取していない女性と比較して加齢黄斑変性になるリスクが38%も低いことがわかりま した。
 
博士らは加齢黄斑変性を発症していない38022人の女性(平均年齢54.6歳)を対象に、その後10年間継続調査しました。10年 間で235人が加齢黄斑変性と診断されましたが、DHA摂取量が多い上位3分の1のグループは、摂取量下位3分の1のグループと比較して、加齢黄斑変性リ スクが38%低く、EPA摂取量が多い上位3分の1のグループは、摂取量下位3分の1のグループと比較して加齢黄斑変性リスクが34%低いことが明らかに なりました。

食習慣に置き換えて換算した場合、平均して少なくとも1週間に1回以上魚を食べる女性は、魚を1ヶ月に1回未満しか食べない女性に比べて、加齢黄斑変性リスクが42%も低くなるということだそうです。
 
博士はオメガ3不飽和脂肪酸であるEPAとDHA に、心血管イベントや心臓病を予防する際に働く機能と同様の機能が加齢黄斑変性症を発症する際の炎症や免疫機能を緩和するために作用しているから、このように発症リスクを低下させているのではないかとしています。
 
 
 
取材でお世話になった神奈川県立こども医療センターの新生児科の豊島勝昭先生のブログでは、東日本大震災の被災地・宮城県をはじめとするNICU(新生児集中治療室)のようすを、現地のドクターたちとのやりとりとともに、紹介されています。
 
 
 
 
 

一人では生きられない、一人では逃げられない、
赤ちゃんたちの命を救うためにも、
ぜひ、豊島先生のブログをチェックしてください。
 
そして、節電と募金に協力してください。
 

京都大学大学院農学研究科で、食品分子機能学分野を担当する河田照雄教授らが、Molecular Nutrition & Food Research 2010年11月18日オンライン版に発表した研究で、トマトに脂質代謝異常の改善につながる成分があることを特定し、それが血管病の 予防効果を持つことがわかりました。
河田教授らは、これまでにもトマトに脂質代謝異常を改善する成分が含まれていることを、確認されていましたが、脂質代謝異常を改善する効果を有するトマトに含まれる成分の、分子的メカニズムは明らかになっていなかったことから、研究を実施しました。
脂 質代謝異常は動脈硬化などの血管病につながるため、血中の脂質の増加を抑制することが重要であるとされています。教授らはPPARα(ペルオキシソーム増 殖活性化レセプターα)という物質が、脂質代謝異常の改善に重要な機能を果たしていることから、今回トマトに含まれる何らかの成分が、PPARαを活性化 することで、抗脂質代謝異常効果につながるのではないかとして、そのメカニズムを分析しました。
研究の結果、トマトに含まれる9オクソ・オ クタデカジエン酸(9-oxo-octadecadienoic acid)という物質が、PPARαを活性化し脂質代謝異常を改善することに結びついていることがわかりました。この研究結果は、トマトを常食すること で、脂質代謝異常、そしてその結果としての血管病は予防できる可能性が高いことを示唆しているということです。
 
アメリカ人は、「健康的な食生活をしましょう」というメッセージをたくさん聞き、理解しているはずなのに、肥満者の数は増え続け、世界一の肥満大国になってしまいました。
 
その原因について示唆する調査結果が報告されました。
 
これは2010年11月に行われた"Consumer Reports Telephone Survey"で、アメリカ人1234人を対象に行った電話調査の結果、3分の1が肥満体重なのに、「健康的な体重」だと思い込んでいることもわかりました。
 
 
さらに90%近くが「やや健康的な食生活」(52.6%)。「かなり健康的な食生活」(31.5%)、「非常に健康的な食生活」(5.6%)と解答しています。
 
しかし具体的にどんな食事の内容かを質問すると、たった30%が毎日5種類の野菜や果物を食べているのが30%、13%しか朝食に野菜や果物を食べていませんでした。そして8%弱が自分たちのカロリー摂取量について把握しているにとどまりました。
 
この結果に関しては、アメリカの公衆衛生学関連の有識者から「アメリカ人がほとんど自分が摂取した食事のカロリーを把握していないことに驚きを抱いた」とコメントが寄せられています。
 
 
 
また半数の人は、不健康な食品を食べないように注意して制限するように心がけておらず、54%しか甘いものを食べた量を把握しておらず、51%しか脂肪を制限していないことも明らかになりました。
 
運動に関しては、運動することが健康に役立つことは理解しており、「ややアクティブな生活をしている」と回答した人が50%で、「かなりアクティブ」と回答した人は31%いるものの、回答者は平均して1日に5時間ほど座っているという実態が明らかになりました。また家事などで体を動かす時間は1日2時間、1時間が歩くなどの軽い活動、活発な活動については1日平均1時間にも至りませんでした。
 
この結果について、「アクティブな生活と忙しい生活を勘違いして解釈しているのでは?」と分析する研究者もいました。
 
健康的な生活を送ることを頭で理解していても、いざ実行に移し、それを習慣化するのはかなり難しいということが明らかになったといえそうです。
 
さらには、健康的な生活を送ろうというメッセージに触れすぎると、現実の不健康な生活を忘れて、自分がヘルシーな人間だと思い込んでしまう大きな勘違いを招いてしまうということですね・・・・・・。
 
自分自身を正しく認知できなくなることが不健康の始まり・・・かも。

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