宇山恵子の取材日記

オールアバウト「アンチエイジング」ガイド宇山恵子が取材した健康、医療、ヨガ、エンタメ情報などをお伝えします。

海外の健康ニュース

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カナダのカルガリー大学の研究によると、短期的に高濃度のオゾンを浴びることで、虫垂炎のリスクが上昇していることが明らかになり、2013年7月31日のオンライン版Environmental Health Perspectivesで紹介されました。
 
研究者らは2004年から2008年の間にカナダ12都市で虫垂炎になった35,811人の患者のデータと、12の都市の最大オゾン濃度の関係について解析しました。
 
その結果、7日間の累積オゾン濃度が16ppb上昇することで、虫垂炎の発症リスクが7%高まり、さらに虫垂炎のうちの「穿孔性虫垂炎」の発症リスクが22%上昇するという結果になりました。
 
オゾンは、大気中で「OHラジカル」という非常に反応性が高く不安定な分子を生成させ、これがメタンなどと反応するため、温室効果ガスの大気中濃度に影響を与え環境(大気)汚染物質として心配されています。
 
日本ではオゾン濃度の上昇による健康への悪影響がほとんど紹介されていません。メカニズムなど詳しいことは明記されていませんが、ちょっと怖い研究結果だったので紹介しました。
 
Kaplan GG, et al "Ambient ozone concentrations and the risk of perforated and nonperforated appendicitis: A multicity case-crossover study" Environ Health Perspect 2013

 
アメリカ人の女性を対象とした調査結果によると、背が高い閉経後女性は、さまざまながんになるリスクが高いことが明らかになり、2013年7月のCancer Epidemiology, Biomarkers & Preventionという雑誌で紹介されました。
 
この調査はアメリカアルバート・アインスタイン大学のGeoffrey C. Kabat博士らが、「女性の健康イニシアチブ(WHI)」という144701人を対象とした大規模調査の結果を分析。そのうち20,928人が12年間の調査期間中に1度以上がんと診断され、その人たちの身長、体重、身体活動性などを分析しました。
 
その結果、10センチ背が高いくなるごとにがんになるリスクが13%も上昇することがわかりました。この傾向は、19種類の異なるがんごとに調べた結果を見ても違いはなかったそうで、背が高くなるにつれてどのがんもリスクが高くなったそうです。
 
さらに、皮膚がん乳がん卵巣がん、子宮がん、大腸がんのリスクに13%〜17%の増加、腎臓がん直腸がん、甲状腺がん、血液のがんのリスクに23%〜29%の増加がありました。
 
この結果について研究者らは、背の高い女性の方がよりホルモン分泌や成長因子の分泌が活発で、それががんの発生にも関係しているのではないかと分析しています。
 
多民族国家のアメリカだと、背が高い人種と、背が低い人種があり、人種差がどう関係しているか気になりました。
 
日本で行われた体格と乳がんの関係に関するコホート研究では、
閉経後の女性のBMIと、閉経に関係なく身長の上昇とともに乳がんのリスクが高くなることが明らかになっています。
 
Geoffrey C. Kabat, Matthew L. Anderson, Moonseong Heo, H. Dean Hosgood III, Victor Kamensky, Jennifer W. Bea, Lifang Hou, Dorothy S. Lane, Jean Wactawski-Wende, JoAnn E. Manson, and Thomas E. Rohan. Adult Stature and Risk of Cancer at Different Anatomic Sites in a Cohort of Postmenopausal WomenCancer Epidemiol Biomarkers Prev, July 25, 2013

 
子供の頃に日常的に虐待や体罰を受けて育った子供は、受けなかった子供に比べて、大人になってから肥満、関節炎、心臓病になるリスクが高いことが、カナダのマニトバ大学Tracie Afifi博士らの研究で明らかになり、2013年7月15日のオンライン版のPediatricsで発表されました。
 
この研究は2004年〜2005年に行われたアルコール摂取とそれに関する生活状況についての疫学研究調査を分析したもので、調査対象は34226人のアメリカ人。
 
分析の結果、子供の頃に虐待や体罰を受けていた人は、受けていなかった人に比べて、大人になってから肥満になる人が24%、関節炎を起こしている人が35%、さらに心臓病になる人が28%も多かったことがわかりました。
 
研究者らは、この原因として、幼少期に日常的に虐待を受けることによって、脳の視床下部と副腎皮質系の機能不全や脳機能の変性が起き、それが健康状態を悪化させる引き金になっているのではないかと推察しています。
 
Afifi TO, et al "Harsh physical punishment in childhood and adult physical health" Pediatrics 2013; DOI: 10.1542/peds.2013-4021.
 
 
 

http://antiaging1.iza.ne.jp/images/user/20130717/2210446.jpg

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眠れない夜は愛する夫婦や恋人同士を不仲にさせてしまうという研究結果がカリフォルニア大学バークレー校の研究者らによって2013年7月のオンライン版「Social Psychological and Personality Science」で発表されました。
 
この研究は2年以上に渡り100組以上のカップルを対象にカップルの睡眠の質と、カップルの衝突の状態を推察できる不安や、ストレスを起こす要因、うつ状態などについて調査を続けました。
 
その結果、よく眠れずに睡眠の質が低い夜の翌日は、パートナーに対する不満が高まり、実際にけんかをしたり衝突することが多いことが明らかになりました。
 
この結果について研究者らは、睡眠の質の低下によって、パートナーの感情を判断したり、けんかをやめようという理性的な行動を起こしにくくなってしまうことが関係しているのではないかと推察しています。
 
寝苦しい熱帯夜が続いていますが、夫婦&恋人同士のけんかに要注意です。
 
Social Psychological and Personality Science


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