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ホワイトカラーエグゼンプション(White-Collar Exemption)なる制度をご存知でしょうか?
アメリカで用いられている制度です。日本でも、労働基準法の改正案の一部として、2007年の国会に上程される予定です。

ホワイトカラーとは、白襟(White Collar) を着て働く人、つまり、オフィスで働くサラリーマンを指します。(反対に、工場などで働く肉体労働者をブルーカラーと呼びます。)エグゼンプションとは免除という意味です。Tax Exemption(免税)なんて具合に使われるので、ホワイトカラーエグゼンプションもサラリーマンに対する課税の控除かと思いましたが、全く違いました。

日本経団連の『ホワイトカラーエグゼンプションに関する提言』の中では労働時間等規制の適用除外と呼んでいます。要は、サービス残業を合法化する制度です。

日経連の主張はこうです。
ホワイトカラーは「労働時間の長さと成果が比例しない」から、1日8時間労働という枠を取っ払って、役割&成果に応じて給料を支払っていこう。そうすれば、ちゃんと働いている人が報われる。考えてるんだか、休んでるんだか分からんような奴に給料は払えん。

聞こえはなかなかいいです。
でも、実際は、経営者の人件費削減の手助けをするだけで、雇われている側は、なんの特にもなりません。なぜなら、現時点で、多くの人が成果を挙げるためにサービス残業をしているから。労働政策研究・研修機構によると、月間50時間以上の超過労働を行う人の割合は21.3%にのぼるといいます。そして、超過労働を行う理由で最も多いのは「そもそも所定労働時間内では片づかない仕事量だから」(61.3%)だそうです。こんな状況で、サービス残業が合法化されたら、たまったもんじゃありません。

更に「対象となる職業が曖昧」です。どっからどこまでがホワイトカラーなのか明確に定義されていません。アメリカでは、工場や建築現場のチーム・リーダーもホワイトカラーに該当するそうです。
時間に代わる評価指標もきちんと定められていません。曖昧さだらけです。

こんな制度を日本が真似したら、いっそう貧富の格差もアメリカのようになってしまうでしょう。
ホワイトカラーは、実は、白襟ではなくて、白色を表しているのかもしれません。
ホワイトカラー(白人)が、余計なお金を使うのをエグゼンプション(免除)するための法律。

みなさん、どう生きていきます?

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