あんずの海外滞在日記〜スイスとギニア〜

ブログのお引越しはしないことにしました。

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わたしたちの住んでいる、スイス仏語圏の小さな村の色々な決まり事。
それを「村の掟」と名付けました。

田舎暮らしもけっこう大変?

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今年の親方

はじめに・・・

前の記事へ、皆さまから沢山のコメントをいただきました。
ありがとうございました。
様々なコメントのどれもに、なぜか、なんとなく、皆さまから親方への愛を感じてしまったあんずでした。
そこで、皆さまにおかれましては、まだ会ったこともない親方ですが
引き続き我らが親方と呼ばせて頂きます。


イメージ 1



我らが親方の来訪当日、あんずは朝の予定が意外と長引き、帰宅したのはお昼過ぎだった。
慌ただしく昼食を済ませ、時計を見ると13時30分。
この時間から30分以内に親方が来ることになっている。


あんずは親方は苦手なのだが、どこかで、ちょっと楽しみにしている自分の気持ちに気づき落ち着かない。


ドアチャイムが鳴った。
ドアにはめてある飾りガラスの向こうにぼ〜っと見えるシルエットが、黒い。
なんとなく、どきどきしながらドアを開けると、そこに仁王立ちしていたのは、紛れもなく我らが親方。


黒い山高帽に黒いもじゃもじゃ頭。
ススで真っ黒の顔に黒いひげ、黒い服に黒い靴。 両手もススで真っ黒だ。


「こんにちは。 煙突掃除です」 と 親方がにこりともせず、大声で告げる。
「こんにちは。 親方」 と あんずも笑わずに答える。

続けて親方は言った。
「ボイラーの様子を見たいので、ガレージを開けてくれ」


あんずの家のボイラー室には、もちろん家の中からでも行ける。
しかし、お客人以外は玄関のドアを通さないのが欧州のしきたりだ。
所謂“裏へまわってもらう”ということなのだが、あんずの家に裏口はない。
そこで、一旦門の外に出て、ガレージを通って中に入ってもらうこととなる。

親方は 「開けっ放しでは物騒だから、俺は門をきちんと閉めるのだ」と言って外に出た。

あんずが内側からガレージの扉を開けると、親方はやはり、仁王立ちで待っていた。


ボイラー室に入って、なにやら少しいじっていたが
「よし! すぐに戻ってくる」 と言い残し、3分くらいで出て行った。


「すぐ戻ってくるから、ガレージの扉は開けておくように」と言い放って・・・ Σ( ̄ロ ̄lll)


イメージ 2



“すぐ” の感覚は人それぞれだろう。
だが、こういう場合の45分は “すぐ” の範疇だろうか?
甚だ疑問ではあるが、親方は “すぐ”に戻ってきた。

それに・・・門を開け放っているよりも、ガレージの扉を開け放ったままにしておく方が
余程、物騒なのだが、親方よ・・・(ー"ー;)


さてもさても、大小様々な黒いブラシとバケツと道具箱を抱えた親方の、職人仕事が始まった。


見たいな・・・
そう思ってボイラー室の前に立っていたら
「終わったら呼ぶから。 見てはいけない」 と 追い出されてしまった。




                       (¬ε¬)ぶぅ



               ・・・あんたは『鶴の恩返し』か! ☆\( ̄∀ ̄*)





30分後、ボイラー室から聞こえていた大きな音が止むと、やがて、親方の大声が聞こえてきた。
「全部、終わったよ」

請求書にサインを・・・と差し出す親方にあんずは言った。 正直言って、勇気がいったが。

              「まず、ボイラー室を見てから」 と。



去年、開いたままだった蓋は閉まっていた。
ネジのゆるみもなかった。
しかし・・・

見慣れないものがボイラーの裏に置いてあった。
何かの道具のようだ。
あんずはそれを手に取り、ボイラー室から出ると、親方に言った。
「これは、あなたの?」
親方は憮然として 「そうだ。俺のだ。忘れたのだ」と言い、ポケットにしまった。


その後、差し出した書類にサインをすると、親方は道具を抱えた。

その時、あんずはふと思った。

親方は、ススだらけのボイラーを1日にいくつ掃除するのだろう。
一年にいくつ掃除するのだろう。
仕事の間、彼はマスクなどつけない。 きっと親方の肺の中は真っ黒に違いない・・・


道具一式を抱えてガレージを歩く親方に、後ろから「さよなら。 ありがとう」と声をかけると
親方は振り向き、大きな声でこう言った。


「それは、こっちの台詞だよ」

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来るよ、来るよ〜っ。

郵便受けに入ってました。 これ ↓

イメージ 1


ご存じの方は、ご存じでしょう。
我らが(?) 煙突掃除の親方、今年も定期巡回お掃除にやって参ります。

親方のことをご存じない方は、煙突掃除の掟について、ぜひともご覧下さい。

我らが(?)親方、後日談もございます。


イメージ 2


来週の月曜日(16日)午後、親方が来ます。
さて、今年の仕事っぷりは、いかに????

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朝、娘を学校へ送り届けて戻ってきたら、向かいのじいさまが待ちかまえていて言った。

「あなたの庭からうちの方へ出ている枝、切ってもいいかねぇ。
あなたがいいと言ってくれれば、すぐにでも切りたいんだが」


        へっ? 先週、はみ出ている枝は全部切り落としたはずなのに・・・
        擦り傷と虫さされにめげそうになりつつも、高枝ばさみで切ったはずなのに・・・
        の・残っておったか・・・不覚・・・
        いや、待てよ。 その木、向かいの家の木じゃないのぉ Σ( ̄ロ ̄lll)??



声には出さずにそう思いながら
「すみません・・・よろしくお願いします」と答えた。

・・・って言うか、わたしに切れって言ってるんだよね。 じいさまの心の声が聞こえるよ・・・・・・


じいさまが去ってから、よ〜くよ〜く見てみると、木の根はあんずの家の敷地にあった(≧_≦)


昨晩の雷雨で飛んできた、葉っぱやら枝やらを片付けなくちゃならないし
芝も刈らねばならないし
こんな掟があるものだから、雑草だって抜かなきゃならない。

季節は夏。 炎天下だ。

第一、隠居して、庭仕事の他にやることがないじいさまたちと、同じだけのことを
わたしに課されてもそれは、できない。



土地所有者は、村法の第一条と農の基本理念に基づき、
あざみ乃至その他の雑草を7月15日以前に除草しなければならない。

この期日を過ぎた場合、職務により、法に従って違反者を
起訴する。
費用は土地所有者の負担とする。
  (拙訳)



あ〜〜〜っ。 もう、いやだ。


            W杯、スイス応援するのやめたろか・・・  と思うくらいにヤだ (≧∧≦)


あん蔵が出稼ぎから帰ってきたら
                     あんず、庭仕事放棄宣言
                                       をするのだ。

期限迫る

なんの期限なのか。
それは、以下の掟の期限である。



黒松、森の松、ヒマラヤスギやコナラがある土地の所有者、農民、借地人は
それらの木にある行列毛虫の住みかを退治する義務がある。

そして、それは毛虫が降りてくる前、
つまり、春の最初の晴天の日の前に絶滅させなくてはならない。


その期限は、内務省と農業省により、3月31日と決められている。
(拙訳)



去年は知らなかったのだが、春は、3月20日から始まる。
カレンダーに、そう載っている。


今年は20日以来今日まで、一日中晴天だったという日は、まだない。
今日も午前中は小雨がぱらつき、日中は晴れたが、夕方からは雷雨だ。


31日までに晴天の日はくるのか。


それまでに、行列毛虫(“ギョウレツケムシガの幼虫”・・・ってさぁ・・・(≧д≦*) )の退治
絶滅大作戦を実行しなければ。

相手はただの毛虫ではない。  行列毛虫だ。  



                  

                 ・・・ぎょうれつ・・・




・・・と、絶句している場合ではない。
しかし、作戦を練るべき脳が拒否しているので、とりあえず





絶滅運動くらいにしておくとするか・・・( ̄▽ ̄;)

                                      


    
                       


                 

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掟8 〜雪かき〜

イメージ 1イメージ 2


この辺りは、近年、あまり雪が降らなくなったそうだ。

そのお陰で、去年の 25年ぶりの大雪 には村中が大変だった。


その記事はまた、別に記すとして・・・。


上の写真は去年の庭。
降り始めてすぐの時。
降っては止み、降っては止み・・・が何日も続いた去年。


今年はまだまだ、ぜ〜んぜんっ! それほどでもない。
去年と比べれば、降った・積もった、なんて「へっ?」てなもんだ。


イメージ 3昨日の夕方、1時間ほど降った雪。

一見、大したことないが、主要道路以外で、比較的交通量の多い通りは
ちょっとしたスケートリンク状態なので


        タイヤが すべるよ〜♪



まあ、この先、昨年並みに降らないとも限らない。

「備えあれば憂いなし」


雪かきの掟 を綴ろう。

家の持ち主及び借家人は、家の前の道路または歩道を
幅2メートル・長さ2メートルに渡り、雪かきしなければならない。 (拙訳)

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