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はじめに・・・ 前の記事へ、皆さまから沢山のコメントをいただきました。 ありがとうございました。 様々なコメントのどれもに、なぜか、なんとなく、皆さまから親方への愛を感じてしまったあんずでした。 そこで、皆さまにおかれましては、まだ会ったこともない親方ですが 引き続き我らが親方と呼ばせて頂きます。 我らが親方の来訪当日、あんずは朝の予定が意外と長引き、帰宅したのはお昼過ぎだった。 慌ただしく昼食を済ませ、時計を見ると13時30分。 この時間から30分以内に親方が来ることになっている。 あんずは親方は苦手なのだが、どこかで、ちょっと楽しみにしている自分の気持ちに気づき落ち着かない。 ドアチャイムが鳴った。 ドアにはめてある飾りガラスの向こうにぼ〜っと見えるシルエットが、黒い。 なんとなく、どきどきしながらドアを開けると、そこに仁王立ちしていたのは、紛れもなく我らが親方。 黒い山高帽に黒いもじゃもじゃ頭。 ススで真っ黒の顔に黒いひげ、黒い服に黒い靴。 両手もススで真っ黒だ。 「こんにちは。 煙突掃除です」 と 親方がにこりともせず、大声で告げる。 「こんにちは。 親方」 と あんずも笑わずに答える。 続けて親方は言った。 「ボイラーの様子を見たいので、ガレージを開けてくれ」 あんずの家のボイラー室には、もちろん家の中からでも行ける。 しかし、お客人以外は玄関のドアを通さないのが欧州のしきたりだ。 所謂“裏へまわってもらう”ということなのだが、あんずの家に裏口はない。 そこで、一旦門の外に出て、ガレージを通って中に入ってもらうこととなる。 親方は 「開けっ放しでは物騒だから、俺は門をきちんと閉めるのだ」と言って外に出た。 あんずが内側からガレージの扉を開けると、親方はやはり、仁王立ちで待っていた。 ボイラー室に入って、なにやら少しいじっていたが 「よし! すぐに戻ってくる」 と言い残し、3分くらいで出て行った。 「すぐ戻ってくるから、ガレージの扉は開けておくように」と言い放って・・・ Σ( ̄ロ ̄lll) “すぐ” の感覚は人それぞれだろう。 だが、こういう場合の45分は “すぐ” の範疇だろうか? 甚だ疑問ではあるが、親方は “すぐ”に戻ってきた。 それに・・・門を開け放っているよりも、ガレージの扉を開け放ったままにしておく方が 余程、物騒なのだが、親方よ・・・(ー"ー;) さてもさても、大小様々な黒いブラシとバケツと道具箱を抱えた親方の、職人仕事が始まった。 見たいな・・・ そう思ってボイラー室の前に立っていたら 「終わったら呼ぶから。 見てはいけない」 と 追い出されてしまった。 (¬ε¬)ぶぅ ・・・あんたは『鶴の恩返し』か! ☆\( ̄∀ ̄*) 30分後、ボイラー室から聞こえていた大きな音が止むと、やがて、親方の大声が聞こえてきた。 「全部、終わったよ」 請求書にサインを・・・と差し出す親方にあんずは言った。 正直言って、勇気がいったが。 「まず、ボイラー室を見てから」 と。 去年、開いたままだった蓋は閉まっていた。 ネジのゆるみもなかった。 しかし・・・ 見慣れないものがボイラーの裏に置いてあった。 何かの道具のようだ。 あんずはそれを手に取り、ボイラー室から出ると、親方に言った。 「これは、あなたの?」 親方は憮然として 「そうだ。俺のだ。忘れたのだ」と言い、ポケットにしまった。 その後、差し出した書類にサインをすると、親方は道具を抱えた。 その時、あんずはふと思った。 親方は、ススだらけのボイラーを1日にいくつ掃除するのだろう。 一年にいくつ掃除するのだろう。 仕事の間、彼はマスクなどつけない。 きっと親方の肺の中は真っ黒に違いない・・・ 道具一式を抱えてガレージを歩く親方に、後ろから「さよなら。 ありがとう」と声をかけると 親方は振り向き、大きな声でこう言った。 「それは、こっちの台詞だよ」
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┗ 村の掟
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それを「村の掟」と名付けました。
ゲスブにメッセージを残して頂ければ、後ほど伺います。
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朝、娘を学校へ送り届けて戻ってきたら、向かいのじいさまが待ちかまえていて言った。 |
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なんの期限なのか。 |
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この辺りは、近年、あまり雪が降らなくなったそうだ。 そのお陰で、去年の 25年ぶりの大雪 には村中が大変だった。 その記事はまた、別に記すとして・・・。 上の写真は去年の庭。 降り始めてすぐの時。 降っては止み、降っては止み・・・が何日も続いた去年。 今年はまだまだ、ぜ〜んぜんっ! それほどでもない。 去年と比べれば、降った・積もった、なんて「へっ?」てなもんだ。 一見、大したことないが、主要道路以外で、比較的交通量の多い通りは ちょっとしたスケートリンク状態なので タイヤが すべるよ〜♪ まあ、この先、昨年並みに降らないとも限らない。 「備えあれば憂いなし」 雪かきの掟 を綴ろう。 家の持ち主及び借家人は、家の前の道路または歩道を
幅2メートル・長さ2メートルに渡り、雪かきしなければならない。 (拙訳) |



