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≪ダイジェスト≫

最低でも1得点以上を挙げることが条件となるナビスコ清水戦の2nd.leg。台風の影響により現地に間に合わないサポーターもいる中、試合は予定通り19:00にキックオフ。ピッチ状況も悪くなく、充分にボールの回る試合は前半、非常に固い内容。失点のリスクを回避するゲームはミドルエリアでの展開が多く、両チームともなかなかアタッキングサードまでの侵入が出来ません。試合はこのままハーフタイムを迎えますが、スコアレスで終ることが許されない東京は後半からギアを上げ相手ゴールに襲い掛かります。達也・リカルジーニョのサイドからの崩しや羽生の飛び出しでシュートチャンスを掴むと、石川・平山と攻撃の選手を連続投入。それでもゴールを割れないと松下を入れて梶山とトップ下2枚でなりふり構わずゴールを奪いに行きます。ラスト10分には決定的なチャンスを次々に作り出しますが…どうしてもゴール前に張り付く清水DF陣とGK西部の牙城を崩せません。そして試合はこのままスコアレスでタイムアップ。アタッキングサードどころかペナルティエリアまでボールを運べても、そこから先のゴールラインを割れない今期の東京を象徴するような結果によって、ナビスコ連覇の夢は破れ去りました。


≪選手評価≫ 

SYSTEM 4-4-2

GK 権田 (6.0)
…相手が攻めてこなかったことによりGKとしては見せ場のない試合に。ロスタイムにはセットプレーに参加し相手ゴールを狙ったが…。

DF 椋原 (6.5)
…攻撃性高くフルタイムを戦い抜いた。「戦う」というより「闘う」といった方がしっくりくるくらい、プレーから勝ちたい気持ちが感じられた。クロスの質も良かったと思う。

DF 森重 (6.5)
…最後はピッチに倒れ込む姿を見て、この試合に掛けていた想いが伝わってきた。チームの生命線であるセンターラインに負傷者の多い状況でよく奮闘していると思う。

DF 徳永 (6.0)
…意外なセンターバック起用だったが、前半はDFライン上に生じるギャップをフィジカルを活かしたカバーリングで必死に埋めていた。やっぱ足速いね。

DF 北斗 (6.0)
…両チーム最多のシュート4本とフィニッシュに絡んだが、なかなか枠内に飛ばすことが出来なかった。攻撃的なサイドバックとして存在感は示せたが、ゴールなりアシストなりの結果が一つ欲しい。

MF 高橋 (6.0)
…前半にあったミドルシュートは評価すべきプレー選択。このチームに足りない部分だからね。粘り強い対人守備やこぼれ球へのフォローなど、今後に期待を持てるプレー内容。掴んだチャンスを勝利に繋げられなかった悔しさは本人にはあるだろうけど、一発勝負の経験を積めた事を今後につなげて欲しい。

MF 梶山 (5.5)
…全体的には可もなく不可もなくといった印象だが、もう少しボールの散らしに正確性があれば良かったと思う。予選リーグ・セレッソ戦での奇跡的なロスタイム弾の再現を期待したが…残念。

MF 達也 (6.5)
…ボールを引き出す動きに加えてサイドの裏のスペースを埋める守備意識の高さなど、達也らしい献身的なプレースタイルが見られた試合だった。

MF 羽生 (6.0)
…固い展開だった前半では唯一のスイッチ役に。後半の開いているスペースへの飛び出しから掴んだビッグチャンスは…惜しかった。

FW RICARDINHO (6.0)
…リカ起用の場合はシステムが変則的な4-5-1のように見える。ワイドな動きからボールを引き出しサイドでの基点にはなっていたが、そこから先の仕掛けからのゴールをはやく見たい。

FW 大黒 (5.5)
…決定機あったものの結果を導き出せず。バイタルエリアまでボールを運べなかった最近の試合では仕方ないものの、この試合内容では確実にゴールを奪って欲しかった。守備面での貢献など評価すべきだけれど、フィニッシャーとしては減点されるべき試合。厳しいけれどストライカーとはそういうもの。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

MF 石川 (5.5)
…投入後はなかなかボールに絡めなかった。

FW 平山 (6.0)
…結果論だがもっと早く投入すべきだったと思う。強引なフリックからでもチャンスを作れる存在。強引に中をこじ開けるプレーは相手にとって一番怖かったと思う。逆にサイドに平山が流れてもほとんど怖くない。

MF 松下 (-・-)
…トップ下に入りパワープレイのこぼれ球を狙ったが…。


≪point!≫

久しぶりにゴール裏のコアに加わったので…選手評価は間違っている(見逃している)部分があるかもしれないので、あしからず。いつものように日本平のアウェー側スタンドの高い位置からゲームを楽しむつもりでしたが…台風のせいでスタジアムに来られない人の事を思い、この試合は老体にムチ打って声を枯らし飛び跳ねてきました。身体中が痛いです。


で、ノックダウン形式のスリリングなゲームとなりましたね。試合終了後に浮かび上がる勝者と敗者のはっきりとしたコントラスト。スタジアムの風景。東京は今シーズン、清水には一度も負けていないんですけどね。ただ清水サポは今日は生きた心地がしなかったんじゃないかな。GK西部にやられたゲームではあるけれど、東京のシュートコースの甘さも事実。今シーズンはフィニッシュの部分で苦しめられています。

それとこの試合は条件のついたゲームなので、清水戦の内容だけとって東京の復調を思うのは危険です。相手がドローで許されない状況なら全然別の試合になっていたわけですし。そんな中でも収穫は高橋に大きな経験を積ませられたこと。城福監督のサッカーはセンターバックとボランチの4人で組むスクエアが生命線なので、このエリアの選手層を厚くすることは来期以降を含めて大事になると思います。あとリカルジーニョと平山を「チャンスメーカー」として見た時の使い分けは、今後の指針になるかもしれません。分かりやすいけれど、サイドで基点を作るならリカで中央ならば平山。相手チームを見ながら使い分けるの一手かも。


さて、これでナビスコ連覇というよりどころを失いました。リーグ戦では首位チームにダブルスコアの勝ち点差をつけられているし、ACL出場権獲得も現実的ではありません。選手というかクラブ全体のモチベーションをどうやって保つのかが、これから難しくなりますね。日曜には休養充分で乗り込んでくる浦和(←マジうぜぇー)とのゲーム。ビッグゲームと位置づけていた試合の後でのメンタル&フィジカルケアがどこまで出来るのかに、監督の手腕が問われそうです。

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