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≪ダイジェスト≫
前回対戦では文字通りの“惨敗”を喫した草津をホームに迎えてのリベンジマッチ。あの頃とは別チームともいっていい東京は、ゲームの主導権を完全に握りハーフコート・マッチに近い展開でゲームを進めていきます。最終ラインからのビルドアップから両サイドバックを絡めた厚みのある攻撃を仕掛け、チャンスの山を築きますが、草津のブロック守備も堅くなかなかシュートチャンスまでには持ち込めません。それでもボールを支配することで相手チームの疲労が溜まると、後半は東京ペースが加速。セザーや谷澤が斬り込み決定機を作っていきます。やっとスコアが動いたのは69分、北斗との連携からボックス内に突入した谷澤が相手DFに引っ張られてPKを獲得。これをセザーがしっかり決めて待望の先制点を奪います。その後は石川・ルーカスを投入してゲームを決めに掛かりますが、追加点は最後まで奪えず。それでもチャンスらしいチャンスを相手に与えない試合内容でゲームを締め、勝ち点3を獲得。首位をガッチリとキープすることに成功しました。
≪選手評価≫
SYSTEM 4-5-1
GK 塩田 (6.0)
…被枠内シュートは開始1分のFWアレックスの1本のみ。GKが活躍する場のない完璧な守備でホームでの完封勝利を飾った。
DF 徳永 (6.5)
…徳永らしいフィジカルを活かした攻撃参加でサイドを制圧した。前に預けたボールが出てこないでカウンターを受ける場面があるが、本人もコメントしている通りそれは仕方のない部分。どんどん強気で仕掛けて欲しい。
DF 森重 (6.5)
…足技うまく、高い位置からプレッシャーを掛けてくる相手をいなしながらパス攻撃の基点となっていた。見ていて怖い部分もあるし、森重のプレーの選択を良しとしない人もいると思うが、パスサッカーを貫くなら支持してあげたいと思う(だけど調子に乗り過ぎないように!)。直接FKの精度も高く評価。
DF 今野 (6.5)
…代表帰りからの連戦とは思えないプレー内容。対人プレーやカバーリング、ビルドアップと文句なし。
DF 北斗 (6.0)
…後半に活きてくる運動量の多さはチームの武器に。逆サイドの徳永とのバランスも良いと思う。
MF 高橋 (6.0)
…草津戦への強い想いを感じさせる90分間。クールなイメージの選手だが、熱いハートの持ち主でもあることも分った。守備で粗い(荒い)プレーもあったが、光る攻撃参加も。
MF 梶山 (6.0)
…DFラインと前線とのつなぎ役として堅実なプレーを続けていた。ただ前線に飛び出したときのアクセントとしては、精度と工夫を欠いた印象。
MF 草民 (6.0)
…ピッチ全体のバランスを掴んだポジション取りは評価できる部分。あとは仕掛けた時の怖さがもっと出てくれば更に良し。ロングボールを受けた時のトラップ決めたい。
MF 羽生 (6.0)
…ボールの引き出し役として欠かせない存在。フィニッシュ精度をもっと上げたい。
MF 谷澤 (6.5)
…バイタルエリアでの仕事が出来ているのがPK獲得に繋がっていると思う。チャンスに絡める選手として機能している。あとはフィニッシュ。
FW ROBERT CESAR ⇒ MVP! (6.5)
…パスサッカー主体の東京で、単独でも仕掛けられるセザーの存在は大きなアクセントになっていると思う。シュートへの意欲も評価できる部分。得点王争いにも絡んでいって欲しい。
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MF 石川 (6.0)
…スペースを見つける動きが良かったが、残念ながらボールが出てこなかった。
FW LUCAS (-・-)
…出場時間短くあまりボールに絡めなかった。
FW 鈴木 (-・-)
…出場時間短く評価なし
≪point!≫
良くも悪くも“今の東京”が表現された試合だと思います。圧倒的にボールを保持できるも、なかなかゴールに結びつかない。ちょとじれったい感じもしますが、リーグ戦の半分でここまで出来ているなら、後半戦での更なるブレイクスルーに期待しても良いと思います。終わってみれば圧倒的だったと言われるシーズンにしたいですね。
で、終了後の監督コメントに面白いものが。監督コメントといってもいつも難解な大熊監督wではなくて、敵の草津・副島監督のものから抜粋。
『ボールホルダーに対してアプローチを掛けても彼らに選択肢が常に2つ以上あってなかなか思い通りにボールを取れない』
いや、この『選択肢が常に2つ以上あって』ってのはすごく大事な部分。選択肢というのはパスコースのことだけど、ピッチ上に多くのトライアングルがキープ出来ていることと、その距離感がゲームを重ねることに良くなっていると感じます。パスサッカーを貫き通すには好守両面においてトライアングルがキープできていることが重要(ちなみにシステムから言えば3−4−3が一番トライアングルの数が多くなるんだけど、パスサッカーを嗜好する監督さんなんかは難度の高い3−4−3にチャレンジしたりしますね。日本では京都の大木さんや、富山の安間さん)
とにかくボールを失わないことが前提だからね。パスサッカーをやるには。そのためにも2つ以上の選択肢を、常にボールホルダーには与えて欲しいです。
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