|
≪ダイジェスト≫
J1昇格及びJ2優勝に向けて、チームの真価が問われるここからの5連戦。前節の大一番・アウェイ徳島戦を乗り切った東京はホームに岡山を迎え、正念場となる連戦の緒戦に臨みます。試合は10月とは思えない高い気温のもとでのDAYゲームとなりますが、早い時間帯でゲームを決めてしまいたい東京の思惑通りに試合は進んでいきます。まずは10分、コーナーキックのチャンスを得ると谷澤の精度の高いキックをゴール前の森重がなんなく押し込んで先制。その後も攻勢を続けますが、27分に大ピンチ。バイタルエリアに侵入したMF小林のループシュートがバーを直撃すると、こぼれ球に反応したMF澤口がフリーでシュート。絶体絶命のシーンでしたが、相手シュートは権田の身体に弾かれ同点ならず。命拾いした東京はこれで目が覚めたのか更なる攻勢を仕掛けます。すると35分、ゴール前での連続したシュートの跳ね返りからセカンドボールを拾った高橋がルーレットで相手をかわし右足一閃!。これが突き刺さり追加点を奪うと続く41分には羽生のパス出しからゴール前に飛び込んだ梶山が技ありのシュートを決めて3点差。狙い通りに前半だけでゲームを決めてしまった東京は、ペースを抑えながら後半を凌ぎシャットアウト勝利。連戦緒戦ということへのマネジメントを含めて、完勝と言っていい試合で総勝ち点を60台に乗せる事に成功しました。
≪選手評価≫
SYSTEM 4-5-1
GK 権田 (6.5)
…2〜3失点はしてもおかしくない被決定機をすべて防ぎ、見事に完封での勝利にチームを導いた。いつものように最後方からつなぐことに拘り過ぎず、蹴る時には蹴ってしまう判断も良かったと思う。
DF 徳永 (6.0)
…前半は徳永らしいフィジカルを活かした攻め上がりで、強引な突破から強シュートを放つなど見せ場を造った。ほぼ試合の決まった後半はペースを抑えながらも、高い位置でボールを受けるときはしっかり前方へと進出。これぐらいは出来て当然か。
DF 森重 (6.5)
…貴重な先制点を奪ったことや、その後も決定機に絡むなど、セットプレーでは相手チームの大きな脅威になっている。守備も強くボールの持ち上がりも非常に正確。今シーズンのプレーの安定ぶりは目を見張るモノがあるね。
DF 今野 (6.0)
…丁寧なプレーぶりで中盤からのこぼれ球を処理していったが、90分の中ではめずらしく単純なミスもみられた。
DF 椋原 (5.5)
…積極性は買うが、守備バランスでのポジショニングにはもう少し配慮が必要か。
MF 高橋 (6.5) ⇒ MVP!
…圧巻のゴールシーン(ルーレットで相手をかわしてミドルを決めるって…東京の試合でこんなの観れるのって次は何年後かw)はもとより、最終ラインからのボールの引き上げ方を含めて、中盤の底の選手として非常に成長を感じる。セカンドボールへの意識・反応も◎。続けて欲しい。
MF 梶山 (6.0)
…ゴールシーンは中盤で味方にボールを預けてからボックス内に飛び込んでリターンをもらう形。天皇杯でのFC鹿児島でも同じような仕掛けでPK獲得につなげたが、チームの攻撃の一つの形となって来ているので続けて欲しい。密集地帯での梶山の強さと上手さは大きな武器。
MF 谷澤 (5.5)
…重要な先制点をしっかりアシストするなど、「結果」に対しては今日も大きな仕事をしているのに…なんで残念な気持ちになってしまうんだろう(笑)。
MF 羽生 (6.5)
…相手3バックの嫌なところに顔を出し続け、前半だけでゲームを決めてしまった。後半の早くにお役御免となったが、その後の停滞してしまったゲーム内容を考えればチーム内での羽生の存在感の大きさが伺える。
MF 草民 (5.5)
…ボールを失わない足技技術を見せるも、高い位置でのインパクトを残せるような仕掛けには結果を残せなかった。あのシュートは枠に飛ばさにゃ…あかんよ。
FW LUCAS (5.5)
…難しいシュートは決めるのに簡単なシュートは枠を外す…ルーコンらしいと言えばルーコンらしい試合だったw。「スローインのボールはすべてルーカスに入るから、そこを狙え」とか相手監督に言われそうだが、今日も相手マークを背負いながらよく受けてボールを裁いていたと思う。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
MF 石川 (5.5)
…シュート技術の高さは見せるも、攻撃のスイッチ役としては今一つの内容。
FW 坂田 (5.0)
…存在感を感じられず。このままではサブに甘んじるだけでシーズンが終ってしまうぞ。
FW ROBERT CESAR (5.0)
…結果を出したい気持ちは感じたが、ボールを持ちすぎるブラジリアンにありがちな悪い癖が見られた。中盤ではシンプルにボールを叩いて、高い位置ではわがままに仕掛けて欲しい。
≪point!≫
過去に経験がないくらいの過密日程となる10月残りのスケジュール。その緒戦は秋とは思えないような炎天下でのデイ・ゲームになりました。内容的にも悪い部分もあったしゲーム全体としても退屈に感じられる時間帯が長くありましたが、ホームでしっかり結果を出したことと、前半の内に勝負を決めて早い時間から交替選手を投入できたことなど、チームのマネジメントとして評価できる部分はあると思います。ゲームを支配されながらもアウェイで勝利した前節・徳島戦なども含め、シーズン終盤に来て「(J2では)勝てるチーム」になってきたのかなと感じます。あと高橋のゴールは…ゴラッソ!。スタジアムで思わず『すげぇ〜!!』と叫んでしまいました。あのシーンだけでもチケット代の価値はある。あぁスタジアムでのビールが美味いw。
不満があるとすれば交替選手の出来。公式ページにUPされる練習試合の結果なんかを見ても、現在のスタメン組とサブ組との間に差が開いてきているように感じられます。途中投入でスイッチを入れられる石川は別にしても、与えられているチャンスの割りに存在感を見せられない坂田なんかは不満。またここまで今野&森重のCBコンビでシーズンを組められていますが、残り9戦+天皇杯ではどこかでサブ組CBの活躍が必要になると思います。不測の場合には徳永のCB起用がファーストチョイスになるとは思いますが、ノース・柳楽・吉本・平松といった他クラブが羨むような人材が活躍の場を得られずにシーズンが過ぎてしまうのは…やっぱもったいないですね。
|