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≪ダイジェスト≫
3試合続けて白星を逃す足踏み状態から抜け出すためにも勝ち点3がどうしても欲しいアウェイ・湘南戦。しかし累積警告で梶山・高橋、代表選出で今野、怪我で徳永と主力4人が欠場という非常に厳しいレギュレーションで迎えた試合は、雨上がりのスリッピーなコンディションのなかでスタート。いつものように最終ラインからの丁寧なビルドアップが望めない東京は、湘南の鋭い出足にも苦しめられゲームの主導権を握れません。それでも相手のミスに乗じてルーカスや石川がシュートチャンスを掴み、この日トップ下に入った谷澤も悪くない動きで攻撃陣を引っ張ります。膠着気味なゲームの流れを変えようと両監督が動いた後半、FW高山・田原を投入した湘南・反町監督に対して東京はセザーを投入。するとここから激しくゲームが動くことに。72分、権田からのロングキック一発で谷澤が抜け出すとゴールラインのギリギリでボールを受けピンポイントクロス。これをセザーがダイビングヘッドで突き刺し東京が待望の先制点を奪います。しかし沸き立つゴール裏が凍りついたのはたった3分後の75分、ペナルティエリア内に侵入したMF永木を羽生が倒したとしてPKのジャッジ。微妙な判定でしたが同点のピンチを迎えるとMFアジエルにきっちり決められ失点…。振り出しに戻ったゲームですが気落ちするチームに活を入れたのはこの日先発チャンスを掴んだ中村北斗。81分、右サイドを粘り強く攻め上がると強引に折り返したクロスをセザーが見事なトラップから反転シュート!。これが突き刺さり決勝点。総力戦で臨んだ東京はアウェイで大きな勝ち点3を奪い、J2制覇に向けてラストスパートを掛けることに成功しました。
≪選手評価≫
SYSTEM 4-5-1
GK 権田 (5.5)
…良いフィードと悪いフィードが極端に出た試合。センターラインのメンバーが変わったので普段のようなビルドアップに拘らずにロングキックを多用していたのは納得。ただそのままサイドラインを割るミスキックが数度見られたのが残念。反面、素早いカウンターにつなげたロングフィードや先制点につながったロングキックなどもあった。結果も出したし、課題も見られた試合。安定感が欲しいね。
DF 北斗 (6.0)
…決勝ゴールのアシストお見事。あのシーンは久しぶりに中村北斗を見させてもらった。ただ90分の中ではサイドでボールを持ち出したときの仕掛けに積極性を欠いた感じ。唯一強引に仕掛けた場面が決勝点に繋がったね。
DF 森重 (5.5)
…スリッピーなピッチに滑るシーンが目立ったゲーム序盤。FWルーカス封じには大きな問題は見られなかったが、全体を通してはプレーにムラッけが感じられた印象。イエローのシーンは見ていて何が起きたか分からなかった。
DF JADE NORTH (5.5)
…久しぶりの実戦起用に良く応えたと思う。本当はシーズンを通して結果を出せる選手だと思うが、東京では不遇な状況が続いているね。ただストッパーとして「前に出たとき」には確実にボールを競り合って欲しい。
DF 椋原 (6.0)
…粘り強い守備で最小失点に貢献した。ボールの競り合いで強さを見せるようになったね。
MF 下田 (5.0)
…初先発のチャンスにフルタイム出場。勝利という結果も掴み、本人にとっても大きな意味を持つゲームになったと思う。ただプレー内容としては課題も多い。メンタル的な部分が大きかったと思うが、下田の持つ当り強さや積極的な中盤での潰しはあまり見られず。相手チームのキーマン(MFアジエル)をフリーにしてしまうシーンも多かった。
MF 羽生 (5.5)
…チーム事情により久しぶりのボランチ起用。中盤の底を広く動き回りボールに多く触れることで、攻守両面においてチームのキーとなっていた。ただ組み立ての中でもったいないミスが見られたのが減点材料。ジャッジとの相性も良くなかったね。
MF 石川 (5.5)
…今シーズン初先発(!)。ワイドに張り出し攻撃のスイッチ役になろうとしていたが、チャンスに繋がった回数自体はかなり少なかった。相手のミスから決定的なフィニッシュに持ち込むなど見せ場も作ったが、全体的にはエースとしての存在感が感じられず。
MF 谷澤 (6.5) ⇒ MVP!
…決定機にシュートが枠に飛ばない問題はあるがw、変なボールロストも少なく攻撃の組み立ての中では安定した力を発揮出来ていると思う。大熊監督が重宝がるのも分かる存在。あとファウルをもらうのが本当に上手いね。先制点に繋がった粘り強いプレーとピンポイントクロスはお見事。
MF 草民 (6.0)
…少しポジショニングを下げて下田をフォローしながら攻撃の基点になろうとする意図が感じられた。草民が下がり目だった分、前線は1トップ2シャドーみたいな形になったが、結果的に3バック気味だった湘南DF陣と1vs1となるシーンが増えたと思う。
FW LUCAS (6.0)
…いつものように最終ラインから組み立てるサッカーが出来なかった分、前線のルーカスに当ててから攻撃を組み立てるシーンが多かった。連戦が続くが、一番負担の大きいポジションを良くこなしていると思う。
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FW ROBERT CESAR (6.5)
…復帰以降、ゴールを焦るばかりチームプレイが出来ていなかった印象を受けたが、1点取れれば落ち着くと思っていた。さっそくその落ち着きが表れた2点目はお見事。トラップから反転シュートまでパーフェクトだった。
MF 上里 (-・-)
…中盤の主導権を握られかけた状況で投入。出場してすぐに劇的な決勝弾が生まれるなどゲームが激しく動く中で冷静にプレーしていたと思う。
FW 坂田 (5.5)
…出場時間短く評価なし。
≪point!≫
最近3試合白星なしの上に主力4人が欠場という厳しい状況下。そこで得た勝利は「勝ち点3」以上の価値がありますね。それでも他クラブの監督からすれば、控えに元代表(石川・北斗)や豪州代表選手がいる東京の層の厚さは反則みたいなもんでしょうけどね。そういう意味では選手層というより実戦から遠ざかっているプレイヤーの試合勘が心配だった試合。ノースは約5ヶ月ぶりの出場だし、下田に到っては東京初先発。2人ともポテンシャルは高いけれど、なにせ実戦で一発で結果を出せるのかには期待と不安が入り混じりました。
で、試合内容としては…正直あまり良くなかった。東京の攻撃にはいつものようなクレバーさと丁寧さが足りず、あまりボールが回らない。湘南の出足の鋭いサッカーもあってか、東京のチャンスらしいチャンスといえば「攻め残りからのカウンター」がほとんど。また下田とMFアジエルのマッチアップは正直分が悪くかなりフリーにやらせてしまい、時間が経つにつれてゲーム支配の面でも東京が後手を踏んでいたと思います。また勝負どころでFW高山&田原を投入した湘南の反町采配も東京を追い詰めていたと思います。特に田原の当りの強さと高さは…まじパないっすね。結果的にセザーのストライカーらしい活躍で白星を拾えましたが、ゲーム内容からすれば負けていておかしくない試合だったと思います。
良く分からなかったのはジャッジの部分。羽生が取られたPK判定(角度によっては足が掛かったようにも見えたのかもしれないけど…)のシーンでは、PKを与えたことより得点機逸で羽生に2枚目のカードが出されるのではと顔が青くなった。だけど、なぜか森重にカード。審判への講義が原因だと思うけど(前半には谷澤も同じ理由でカードを受けている)、森重にしろ谷澤にしろ2人ともちゃんと両手を後ろに組んで冷静に審判に話しかけており、またカードを受けた後の2人の過剰反応を見てもかなり納得の行かないカード提示だったように感じる(家に帰ってテレビで確認)。審判からすれば「俺に対して何も言うな!」という態度が感じられて非常に不愉快だった。あれだと味方選手が受けたファウル判定に対してチームメイトは何も言えなくなってしまう。この村上主審のゲームは過去に何度も見たけれど、誤審が多い上にこの「審判=神」みたいな雰囲気があって正直嫌ですね。審判だって人間なんだからミスを犯すのは仕方ないけど、選手に対して高圧的な態度で臨む姿勢には見ていて腹が立ちます。しかもJリーグのPR(プロフェッショナルレフェリー)なんですよねぇ。第2の家本にならなければいいケド…。
さてJ2も残るは4戦。次節・水戸戦で昇格が決まる可能性がありますが、その試合はレギュラーCBの森重&今野抜き。徳永が戻れるかは分からないけど、とにかく総力戦で乗り切って欲しいです。昇格か優勝のどちらかはホームで決めたいね。ちなみに最終節の札幌戦のチケットも抑えました。こちらはレギュレーション次第では相手にとっての大一番になるかもしれません(今野にとっては辛い試合になるかも)。
追記
森重って今シーズン全試合出場してたんですね。彼本人がカードを減らすことを目標にやってきたと思うと…次節の出場停止は本当に悔しいでしょうね(ボトルを投げつけた気持ちも分かるよ。やっちゃあかんけど)。チームもサポーターも次節は彼の悔しさを胸に入れて、昇格に向けて戦って欲しいです。
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>pichikun殿
やっと山頂が見えてきました。あぁ土曜が待ち遠しい。
2011/11/10(木) 午前 7:55