|
≪ダイジェスト≫
元旦国立を賭けた最後の勝負。両チームとも負けられない試合は慎重な立ち上がりを見せるも、両翼を押し出して攻撃を組み立てる柏に対して、東京は中央の梶山を基点にチャンスメイク。ゲームが動いたのは31分、流れの中で中央に周った鈴木達が閃光のようなミドルを突き刺し先制点!。トーナメント戦に必要なラッキーボーイ的な存在の活躍に、いよいよ決勝進出の夢を重ねますが…。後半に入るとピッチ上に魔術師が登場。怪我のあるFWフランサでしたが、ちょっとしたタメやボール散らしで見事にゲームの流れを変えて見せます。68分、アーリークロスから抜け出し綺麗に東京ゴールを揺らすと試合終盤の88分には基点となってFW李のミドルを引き出し逆転弾…。東京は退団の決まったエメルソンやこの試合に向けて調整してきた石川の投入もむなしく、後半は無失点に抑えられてしまいジ・エンド。いろんな意味で反省の残る悔しい試合に今シーズンの終戦を迎えました。
≪選手評価≫
SYSTEM 4-4-2
GK 塩田 (6.0)
…前半からビッグセーブを見せるも終了間際のミドルに沈んだ。ただただ悔しさが残るね。来期は優秀な若手GKを有する東京にとっては塩田も更なる突き上げを受けるシーズン。しっかり休んでから更に気を引き締めて新シーズンへと臨んで欲しい。
DF 徳永 (5.5)
…ジャッジに恵まれない部分もあったが前半のイエローカードでプレーにブレーキが掛かった印象。両翼を前面に押し出してくる柏が相手でやりずらそうだった。攻撃に関してはクロスの質が悪くほとんどカットされていた。
DF 佐原 (6.0)
…ハイボールへの強さは際立っており見ていて安心できた。ACLが決まっている川崎より東京を選んでくれたは嬉しい限り。今シーズンで一番伸びた選手なんじゃないかな。
DF 藤山 (5.5)
…久しぶりの先発センターバック起用だったが、正直プレーにいつものキレは見られなかった。フィードもイマイチ。カバーリングも後手を踏むシーンが見られた。残念。
DF 長友 (6.0)
…攻撃性高くサイドを激しく上下し続けたが、残念ながら結果が出なかった。もう少しリスクヘッジの部分で周りとの連携が欲しい。そこら辺が来期の課題になりそう。
MF 梶山 (6.5)
…攻守両面において際立った存在に感じた。今日の内容がスタンダードなら「東京は梶山のチーム」といって良いと思う。欲を言うなら逆サイドへの長いボールの配給とミドルの正確性が欲しい。
MF 今野 (5.5)
…単発的には良いプレーを見せるも90分間の中では中盤を構成するプレーになかなか加われていない。なんていうかチーム戦術に順応しきれないうちにシーズンが終わってしまった感じ。代表との兼ね合いに苦しんだ一年だったが、どちらのチームでも力を発揮できるようにならないとダメ。来期のキーマンは今野だと思う。
MF 鈴木達 (6.5)
…切れ味鋭く攻撃の急先鋒に。守備面では多少の弱さを見せるも「ココに入ってきて欲しい」というスペースに入り込み効果的な仕事をこなしていた。ミドルも見事。古巣相手にどうしても勝ちたかったね。
MF 羽生 (5.5)
…うまくチームをまとめきれなかった。自身に受けたカードで次の試合に出れなくなったけど、その後になぜかチームのほうが浮き出し立ったように感じたのは気のせいか。
FW 赤嶺 (5.5)
…中央でよく身体を張るも周りとの距離が開いてしまい効果的なフォローは受けられず。無得点で終わってしまった。ただ梶山が前に出たときは赤嶺とのコンビネーションに可能性を感じた。
FW CABORE (5.5)
…後半途中から足が止まってしまいブレーキに。敗因としては動けないカボレを諦めきれなかった監督采配が挙げられるかもしれないが…まぁ一発があるからピッチに置いておきたい気持ちも分かる。今日は2トップ採用だったが、左サイドへ張り出させた方が怖さは感じると思う。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
MF EMERSON (5.5)
…フィニッシュに絡む仕事を期待したがゲームの流れを変えることは出来なかった。決定機を決めれていれば…。ゲーム後はサポーターからの別れを惜しまれるシーンも。
MF 石川 (5.5)
…スピードはあるが単騎での仕掛けが多く、うまく相手チームからケアされてしまった。
MF 祐介 (-・-)
…パワープレイ要員として投入も時間短く仕事は出来ず。
≪point!≫
ただただ悔しいですね。後半から現れた魔術師にやられてしまったゲーム。両チームともサイドに攻撃力のある選手を揃えていて、そこの部分の攻防戦に関してはほぼ互角のゲーム。ただ最後のフィニッシュの一つ前の仕事の部分で差がついてしまった印象です。東京は梶山が前に出たときに可能性を感じたけど、結果には結び付けられなかった。
あと監督采配でも迷いがあったかな。延長戦があるから3枚目のカードを切りずらかったもんね。動けないカボレをフルタイム引っ張ってしまったのが痛かった。後半、柏の石崎監督に切られたフランサ・李という2枚のジョーカーにやられてしまいました。ジャッジにも嫌われるシーンも多く、力負けとはいえ本当に悔しい敗戦。あと一つだったのに…しかも忠成に決められるとはね。ホント良い選手になったなぁ。決勝もがんばれよ。栗沢も。
さてこれで城福東京の1年目は終わり。リーグ戦6位・ナビスコ杯ベスト8・天皇杯ベスト4と、昨年までの深刻な停滞期を考えれば悪くはない結果だったと思います。詳しくは『08シーズン総括』で書きますが、佐原の定着・梶山の成長・カボレの存在・大竹と長友の出現・赤嶺の台頭など来期への種まきは充分なされたシーズンだったと思いたい。気になるのは今野かな。中盤の組み方は課題というか手を加えるべき部分になると思う。補強を含めて動向を見守りたいです。
選手たちは一年間本当にお疲れさまでした。監督やスタッフも。しっかり休んで心身ともにリフレッシュして来シーズンへ向ってください。来年はタイトル獲るぞ!
|