|
≪ダイジェスト≫
勝てばACL出場へわずかな可能性が残る東京は新潟に乗り込んでの09シーズン最終戦。強風とキックオフ前から振り出した雨の影響でボールコントロールが難しい試合は、立ち上がり新潟のペース。積極的なプレッシングから手数を掛けない攻撃で東京ゴールに迫ります。それでも先制したのは東京。12分、今野のロングフィードを平山が落とすと走り込んだ北斗が豪快ボレー!。これが決まり先制点を奪うと試合の流れも東京に…とは行かずなかなかボール・ポゼッション率が上がりません。それでも今野を中心にしたDFラインと権田が好守を見せると平山を核にした攻撃陣も少ないながらも好機を演出。そんな締まった内容の試合でしたが、結果は後半ロスタイムにCKからDF松尾に決められる痛恨のドローゲーム。成長も課題もたくさん見られた09シーズンは、リーグ戦5位という順位に終わりました。
≪選手評価≫
SYSTEM 4-4-2
GK 権田 (6.0)
…失点シーンでの飛び出しだけが悔やまれる。1ミスが許されないGKというポジションの怖さを痛感させられた試合。終了後に浅利に抱えられて泣きながら歩く姿には…見ているこっちが泣きそうになった。でもこういう経験が彼をまた一回り成長させると思う。
DF 徳永 (6.0)
…バランス重視のポジション取りは徳永らしい判断。ロスタイムの失点さえなければ徳永のゲームプラン通りだったので…残念。
DF 平松 (6.0)
…ビルドアップよりフィードの部分でもう少し精度が欲しいね。対人プレーとカバーリングは及第点。伸びシロを感じるので、ここでシーズンが終ってしまうのがとても残念。
DF 今野 (6.5)
…ゴールに繋がったフィードはお見事。カバーリングはもちろん、中盤からこぼれてくるボールの処理を含めてほぼ完璧の内容。
DF 長友 (6.5)
…攻撃面だけでなく守備面での貢献が光った試合。センターエリアへのカバーリングを含めて幅広くピッチを動いていたと思う。
MF 梶山 (5.5)
…個人技では見ていて唸るようなプレーもあったが、新潟のプレスの的にされてしまった感は否めない。それでも変にボールをロストする場面はなかったのはさすがだが、効果的な配球が出来ていたかどうかは微妙。
MF 米本 (6.0)
…ゲーム序盤は動きが固くあまり良いプレー内容ではなかったが、チームが先制した後は落ち着きを取り戻し本来のポテンシャルを発揮していたと思う。決定機は惜しかったね。
MF 北斗 (6.0)
…印象に残るプレーが多い選手だねぇ。「今野⇒平山⇒北斗」で奪ったゴールは手数を掛けない、ある意味では理想的なゴール。平山のフリック・オンをどこまで活かせるかは来期への課題。
MF 羽生 (6.0)
…DF内田による攻撃参加へのケアは効いていたものの、逆に前線へと飛び出す羽生の良さも消されてしまっていた印象。バランス取りは悪くないが、もう少し個人での仕掛けも見てみたい。
FW 平山 (6.5)
…空中戦ではほとんどの場面で競り勝てており、攻守両面において平山の高さが良く効いていた試合だったと思う。スローインを受ける時に少し集中力を欠くシーンが見られたので修整を。
FW 達也 (5.5)
…疲労からかめずらしくボール処理にイージーなミスが多く見られ、また試合の中で立て直すことにも苦労していた。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
FW 赤嶺 (5.5)
…今一つゲームに絡めなかった。
MF 藤山 (-・-)
…ゲームを締める(閉める)仕事を求められるも残念ながら結果には結び付けられず。
MF 浅利 (-・-)
…投入される直前に同点に追いつかれてしまった。泣き崩れそうな権田を抱きかかえるシーンが印象的だった。
≪point!≫
あと数分を堪えられれば藤山・浅利・ブルーノを勝利で送り出せたので…とても残念ですね。悔しい(順位という意味では勝っても引き分けでも結果的に「5位」は変わらなかったわけですが…)。ただドロ-という結果は城福さん風に言うなら「フェア」なものだったと思います。というより内容なら新潟のゲームだったのかな。
具体的には新潟のプレッシングの掛け方が上手かったですね。中盤で梶山・米本にボールが入ったときにプレスを掛けてくるのは当然ですが、その後にDFラインに戻すボールを新潟は執拗に狙ってきました。ここら辺は良く東京を研究してるなぁ…と。そんな東京は自陣でセンターバックとボランチの間のスペースに簡単にクサビのボールを入れられていたのが非常に気になる点。あそこでポイントを作られると厳しい。新潟の攻撃が淡白だったので助かりましたが、MFマルシオ・リシャルデスのようなアクセントを付けられる選手がいたらかなりキツかったですね。
ちなみに攻撃のアクセント役がいないのは東京も同じこと。平山の高さや達也の裏へ抜ける動きは良いですが、中盤でリズムを変えたりテンポを上げられる選手がここに欲しいですね(梶山が本調子じゃないこともあるけど)。香川や金崎を獲りに行こうとしてるフロントの方針も理解できます(大竹頑張れよ)。
さて、これで城福東京の2年目の挑戦は終わりました。ナビスコ制覇とリーグ戦5位(16勝・5分け・13敗)という成績。いろんなトラブルも多かったシーズンですが、良く頑張ったなという印象がある一方、少し負数が多過ぎですね。リーグ戦序盤のつまづきもあったけど、盛り返した夏場以降にも勝ち星を拾い損ねたゲームが数試合。「年間を通して右肩上がりのチーム」から「年間を通して安定したチーム」になるのが来期の目標かな。3年目の挑戦に期待ですね。フロントも踏ん張れよ。
※ 今後は今シーズンの総括をしてから来期の陣容が分かり次第「選手名鑑」へと移ります。
|