アサヒ ペンタックス Sシリーズ 博物館

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Yahooブログ サービス終了のお知らせです。♪〜ホタ〜ルの光〜♪「本日は足元お悪い中ご来場頂き」←ここは何処なんだ!

「この博物館の全てを引っ越しさせる」というコンセプトで準備してきましたが、ヤフーが用意した引っ越し先では、コメントが消去されてしまうので、そうならない引っ越し先にしました。すでに先遣隊を送り博物館を建設中でしたが、150KB程度のサムネイル画像しか引っ越し出来ないようで、現在ここの画像からコピーして、500KBの拡大できる画像に差し替え中です。元々500KBの展示画像は全体の1/5もありませんので、ゲストブックも含めて7月中には作業終了予定です。

引っ越し先です。     https://aoco23102.blog.fc2.com/

ヤフーの引っ越しツールを使っていないので、当面、どちらでも閲覧出来ます。

今回は、簡易接写に使われるアクセサリー類を展示します。一眼レフの時代を迎え、我々アマチュアにも比較的容易に接写ができるようになり、色々なアクセサリーが作られました。

一番お手軽なアクセサリーは、クローズアップレンズでしょうか。クローズアップフィルターとも呼ばれるように、フィルター感覚で使用できます。基本的には凸レンズ一枚で作られていますが、現在では凸凹の2枚構成の高性能版もあり、大口径となると結構なお値段です。

お次は、接写リングでしょう。これはクローズアップレンズとは違い、中間リングとも呼ばれるようにボディーとレンズの間に着けて、あたかもレンズのヘリコイドのストロークがずっと延びたような状態にして、近距離の撮影ができるようにするアクセサリーです。価格的にはそれほど差がない、2枚構成の色収差が少ないクローズアップレンズと、伝統的な接写リングではどちらのほうがきれいに写せるのでしょうねぇ?いずれ実験してみますか。

より簡易なアクセサリーだけで接写したい場合には、リバースアダプターも使われました。コスパから、リバースアダプターだけで接写している猛者もいたと思います。しかも、リバース アダプターはいろいろな使い道があり、ボクも中学生当時、引き伸ばし機を買う余裕がなく、カメラを使って引き伸ばし機の代用にする方法を友人から教わり、そのときにリバースアダプターを使っていました←現像液や定着液のガスでカメラが傷むがな〜。簡単な作りのアダプターですが、奥が深いアイテムです。

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クローズアップレンズNo1です。「No1があれば、No2とか3もあるよね」となるのですが、ペンタックスのクローズアップレンズはNo1しか作られなかったようで、いくら探しても2や3は見つかりません。ペンタックスの場合、クローズアップレンズのNo1というのは接写リングの1番と同じ効果があるので名付けられたとか。この業界(笑)では昔からケンコーが強くて、様々なアクセサリー(中には珍アクセも)が販売されていたので、旭光学も深追い無用、と判断したのでしょう。

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構造的には同一ですが、文字の彫られた位置の違いがみられます。Sシリーズ末期のデザインである白箱に入っていた、上側のより白い文字のほうが後期型です。

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接写リングの初期のものです。本体も箱もデザイン的には、アサヒ フレックスのものに近い雰囲気です。リングのフランジ面にローマ数字で番号が彫られています。半世紀以上前の製品ですが、今でも容易に手に入ります。当時のペンタックスユーザーの人気アクセサリーだったのでしょう。接写リングは、日本語では何種類かの名称で呼ばれていますが、横文字では、各メーカー全て「エクステンション チューブ」表記です。

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表示されているように、アサヒ ペンタックスS3の時代のものです。箱はS2の時代と同じデザインですが、わざわざS3用とのシールが貼られていますので、S2用にこれ以前にS3表示のないリングもあったのか、まだ確認できていません。

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箱のデザインから言うとSV以降のリングですが、元箱なしでは表示のないS2用のリングが存在すれば、区別できないでしょう。

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セットだけではなくて、単品でも販売されていました。ちょっと下って、SP型の時代でしょうか?リングの番手がアラビア数字で表示されています。

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オート接写リングと呼ばれる、自動絞り連動の接写リングです。元箱も大型となり、内部の緩衝材には、発泡スチロールが使われています。撮影時でも確認できるように、番手の表示が側面になりました。写真ではわかりづらいですが、初期の製品には、矢印の位置に「ASAHI PENTAX JAPAN」と刻印されています。

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ヘリコイド接写リングです。少し節度感に欠けるヘリコイドを持つ接写リングですが、Sシリーズ末期の価格で、接写リング2800円、オート型が3800円に対して、これは5000円と高価でした。左側が一番伸ばした状態で、接写リングの3番に相当し、右は縮めた姿で2番に相当します。

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ヘリコイド表示とバリアブル表示の2種がありますが、当然プラスネジのほうが後期型なのでしょうね、片方の元箱がないので、判断しかねますが。

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これらが、リバースアダプターです。片側はM42のオスねじ、反対側は49mmのフィルター用ピッチのオスねじで、名称通りボディー、接写リングやベローズなどに標準レンズや35、28mmのレンズを逆に付ける時に使います。何でも、高倍率接写のときにはレンズを逆に付けると、画質も良くなり、より倍率も稼げるのだそうで「何でだろうと、いろいろと調べましたが理解できず(汗)」まぁ分かりやすく言えば、フイルムの面積程度の被写体の撮影では、レンズを逆転したほうが光学的に理にかなっている、ということでしょうか。

スタンプで押した素っ気ない箱に入って、お値段は400円、確か新橋の高速ガード下のサービスセンターで購入(えっ!電車賃のが高いじゃん?大丈夫、神田までの定期券持ってましたんで)。これまた、文字の位置と大きさがちょこっと違いますね。

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レンズを逆転した場合、広角レンズほど倍率を稼げるので(理屈よく解らず)ヘリコイド接写リング+リバースアダプターの場合、タクマー28mm f3.5との組み合わせで最高倍率が出せます。その時の倍率は2.97倍ですが、露出倍数はなんと68.7倍!!!花をタングステンのライトで撮影したら、焼けてしまいますよ。

ちなみに、この組み合わせでは、ヘリコイド接写リングでのピント(倍率)の調整はできますが、レンズのヘリコイドは全く用を成しません。実際やってみるとわかりますが、レンズのヘリコイドを回しても、ちょっとだけ伸び縮みするショボいフードの様な動きになるだけですね。

フィルター(後編)

今回の展示はフィルターの後編です。もう少し早く展示する予定でしたが、ヤフーオークションに同じ出品者の方から当館未収蔵のフィルターが2枚出ているのを発見、その落札·到着を待っていたので遅れてしまいました。

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ペンタックスの65mmのフィルターは、オート タクマー35mm f2.3レンズのカブセ式専用フィルターです。オート タクマー85mm用の55mmのフィルターは専用でしたが、汎用の55mmフィルターも問題なく使えました。しかし、この65mmフィルターは完全なる専用でしたので、2つに分割できる専用フードのレンズ側(この部分はいわば空あるいは伊達フィルターとも、あるいは、フィルターがフードの一部である、とも言える)を、専用フィルターに置き換えることでフードが使える、という設計となっていました。

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このような紛らわしい仕掛けのため、フィルターを使わないためのフード(左側)とフィルターを使うことが前提のフード(右側)の2種類が用意されていました。ですので、この純正革ケース入りのフィルター併用フードだけ手に入れても、35mm f2.3レンズには取り付けられず、往生しまっせ〜。

バイブルのフィルター一覧表には、62mm径のフィルターの記載がありますが、これは誤りでしょう。35mm f2.3のレンズ前枠には確かに62mmの汎用フィルターが装着できますが、それだと四隅にケラレが生じてしまいますので、それを承知で汎用品を使うのならともかく、メーカーがそのような純正品を製造することはないでしょう。

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もうひとつ、このカブセ式フィルターの元箱には、65mm径と明記されていましたが、なぜかフィルターのお尻にネジが切られていて、ネジ込み式の67mmのフィルターとしても使えました。ただ当時67mmフィルターを使うレンズはタクマー200mm f3.5しかなく、このレンズに着けるとネジ込み式のフードが使えなくなるという意地悪な現象が起きました。どういう理由があってわざわざネジを切ったのでしょうか?200mmレンズでフィルターを使う時「フードはイラネ」という人がいたとも思えません。もしかして、発売はされなかったが、200mmレンズにもカブセ式のフードが計画されていたのかもしれません。

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右側の専用フィルターには、このように67mm径のオスネジが切られていますが、左側のいわば伊達フィルターの内側は67mmのメスネジでした。しかし、ピッチが違うのでフィルターやフードをねじ込むことはできません、これも謎ですね。

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67mm径の純正フィルターは、200mm f3.5、70〜150mm zoom、等のレンズ用フィルターです。いずれも中期までのレンズでしたので、古いデザイン(まったくの黒枠)のフィルターはよく遭遇しますが、最末期に入り発売された45〜120mm zoomが67mm径でしたので、銀ライン入りの新デザインのフィルターもあるはずですが、見かけません。

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70mm径のカブセ式フィルターも初期型スーパー タクマー35mm f2の専用品でした。この初期型35mm f2レンズの前枠は67mm径のネジ込み式フィルターがつけられますが、オート タクマー35mm同様ケラレが生じてしまいます。しかし、当時のペンタックスのファインダー視野率や、DPE店のプリンターマスクから言えば、実用的には影響がなかったのも事実です。当時中学生であったボクも35mm f2には安価な汎用67mmフィルターを付けていましたので。

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スーパー(SMC) タクマー20mm、同300mm f4、400mmレンズ用77mm径のフィルターは汎用品と変わりない、平凡なフィルターでした。高校生当時、オレンジ色のO2もSMCタクマー400mm f5.6と同時に買いましたが、現在行方不明です。この元箱の値札は3枚重ねて貼られており、2800円→3300円→3900円と変更されていました。当時はインフレでしたので、頻繁に値上げがありましたが、なにも重ねて貼らなくてもよいのにねぇ(笑)。恐らくはこのフィルターは長期在庫品であり、販売店にメーカーから価格変更の際、値札が配られたのだろうと思っています。忙しい店側としては、いちいち古い値札を剥がすのは面倒なので重ね貼りしたのでしょう。しかし、最終的には在庫処分されたのか、「カメラのキムラ」銘の680円のシールが貼られています。

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67mmフィルター同様、黒枠が旧型で、銀色のライン入りが新しいデザインのフィルターです。

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ペンタックスSシリーズで最大径のフィルターは82mmでした。初期型と中期型タクマー300mm f4用で、これらのレンズは販売当時かなり高価であったので玉数が少なく、結果このフィルターもほとんど見かけません。46mm径の銀枠のフィルターと同じデザイン(2種類ともアリ)ですが、銀枠があるのかは不明です。

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これはSシリーズのフィルターではありませんが、当館最大のフィルターです。さらに、ペンタックスのPF(protect front)フィルターには、145mmと150mmのものもあります。128mmPFフィルターの定価は39960円、150mmフィルターは55650円!!!でしたが、これは中古品で3000円にて購入できましたので、記念にローズウッドの展示台を作りました。

フィルター(前編)

ヤフオクやeBayで、一番出品アイテム数の多いアクセサリーは、今回展示するフィルター類です(当博物館調べ)。現在のフィルターは完成の域に達してしまい、そのほとんどが外注品ということもあり、カメラメーカーは違えど形状は同じ、しかしペンタックス Sシリーズには、そのレンズ専用のフィルターがいくつもあり、中にはヘンテコな物も存在しました。それではそのアメイジングな世界を巡ってみましょう。

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これはアサヒ フレックス用のシリーズ坤侫ルターです。58mm f2.4 標準レンズの専用フードに挟み込んで使用します。フレックス用フードは専門外なので収蔵していませんが、旭光学のシリーズフィルターはボクの人生でこれ一枚しか遭遇していません。

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シリーズフィルターは、普通のフィルターのように枠の前後にネジが切られていないので、何かに挟んで(大抵は分割式のフード)使用するフィルターです。展示品はSシリーズ前期の標準〜135mmレンズまで共用だったフードですが、間にフィルターを挟めるように分割できました。この黒枠のシリーズ札侫ルターは無銘ですが、Sシリーズ極初期のカタログには、シリーズ擦離侫ルターが掲載されていました。しかし、ねじ込み式の普通のフィルターに比べてやけに簡素というか、ぞんざいな扱いでしたので、販売はされなかったと思います。

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Sシリーズ初期の主力レンズたちのフィルターサイズは46mmですので、今でも見かける頻度は高いですが、銀枠のフィルターにはあまり遭遇出来ません。2枚の銀枠フィルター面の辺縁には、Asahiの文字が浮かび上がるような加工がされています。

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年代順に分けると、手前の銀枠が最初期で、次が右の上下にギザギザの銀枠、そして左側、その中ではAsahi銘がより古株で、中央後ろが後期でしょう。加工に手間がかかる上下ギザギザ銀枠のほうが初期型では?とも思いますが、スベスベ銀枠のフィルターの構造は独特で、どうやって枠にガラスを止めているのか不明です(一周カシメてる?)そしてそれは、アサヒ フレックスのシリーズフィルターと同様の構造です。これに対して、他の46mmフィルターは全てガラスをカニ目リングで止めています。

現行のフィルターの銘はPENTAXのみですが、当時はまだAsahi→ASAHIに力点が置かれて、次第にASAHI PENTAXに移行する過渡期ですね。

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S2当時のPL(偏光)フィルターです。SシリーズのPLフィルターは46、49と58mmの3サイズがありました。どれもデザインが独特で、旭光学の社内生産だったのでしょうか。このフィルターの前枠には、ネジが切られていますが、径が合うフードはSシリーズにはないし、ネジのピッチも違う、何で!と思うかも知れませんが、実は秘密(大袈裟)があり、Sシリーズ前期の分割式の共用フードの前部がピッタリねじ込める、という変に凝った仕掛けとなっていました。立派な本革製のケースが付いて2800円、当時の大卒初任給は10200円でしたので、現在では、なんと5万円!!!絶対買わない、いや買えない。

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これらはSシリーズ後期の主なレンズに採用されていた49mm径のフィルターです。後のKシリーズでは、52mmとなりましたが、次のMシリーズでは、再び49mmに戻されました。旭光学初のバヨネットマウントのKシリーズは1975年6月〜販売でしたが販売面では苦戦し、1976年11月には早くも小型軽量のMシリーズが投入され、こちらは大好評でしたので、結果52mmのフィルターはあまり見かけず、49mmはMシリーズとごちゃ混ぜとなり、49mmフィルターのどこまでがSシリーズなのかはっきりとしません。

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ペンタックスが独自に製品化した、ゴーストレス フィルターです。イメージとしては、フィルター面がメガネのレンズのようにゆるやかな球面(もちろん度は入っていません)になっていて、ゴーストが出にくいフィルターでしたが、驚くほどの効果は得られませんでした。49mmサイズのみが販売されて、発売当初ペンタックス フィルターのモノクロ用は900円、カラー用が1000円に対して、これは1200円でしたので、価格/メリットから普及はしませんでした。

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当時はカラーフイルムも一般的になりつつありましたが、写真趣味のアマチュアはモノクロ派が多かったので、このようなセットやケースも販売されていました。モノクロフイルムの特性で黄→オレンジ→赤の順でコントラストが調整できました。グリーンのフィルターは人の肌が美しく写ると言われていましたが、実際に使う人は少数でした。

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49mmサイズのPLフィルターです。それにしてもSシリーズの偏光フィルターはなんで皆変な格好なのでしょう、当時のケンコーのPLフィルターは今とほぼ同じなのに。このフィルターにはアダプター的な前枠が付属しており、49mm径のフードがねじ込めました。また、前述の46mmのPLフィルターと同じデザインの49mm PLフィルターもありますが、残念ながら未収蔵です。

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Sシリーズのフィルターも末期になると当然SMCとなりますが、これらはSシリーズのフィルターなのか、そうではないのか。ちょうど他のシリーズとの端境期と思われるフィルターです。「私の記憶が確かならば」(古)、手前と左側のギザギザデザインのフィルターケースは、Kシリーズからの採用、ただし、49mmなのでMシリーズ用か?しかし、海外では、SP1000が1977年まで販売されていましたので、Sシリーズ用フィルターとも言えるのか···。以降のフィルターを観察してみると、どうやらSMCの文字の位置で判断できる感じです。SMCの彫刻文字の後付け感が···

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一見極普通のフィルターですが、これらはオート タクマー 85mmf1.8専用のフィルターです。専用フィルターではありますが、フィルターメーカーに100%生産を委託したのでしょう、専用独特のオーラは全く無し。Sシリーズで55mmのフィルターサイズのレンズはこの一本だけですので、元々販売数が少ないオート タクマー85mmで、尚且つ汎用フィルターも使えるので、純正品のユーザーはさらに少ない、結果かなりの珍品となります。しかし、3枚とも銘のデザインが違っていて、外注での少数生産が繰り返されたのでしょうか。

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スーパー&SMC タクマー24mm f3.5、85mm f1.8〜9、135mm f2.5、200mm f4などSシリーズ後期のタクマー用58mm径のフィルターです。比較のために出しましたが、重ねてある一番下のフィルターはSシリーズの時代ではなく、Mシリーズ後期からのものでしょうか、これも彫刻文字ですが、SMCの彫りが中間に位置しています。そしてその後は、この配列でプリント文字となっていくのでした。

フィルターの文字から見た、時代の流れは、Asahi→ASAHI →ASAHI PENTAX →PENTAX となり、やがては文字も彫刻ではなくプリントとなりますが、Sシリーズのアクセサリーに限定するならば、彫刻文字でASAHI PENTAXまで、SMC 表記は最後尾、と言うことになりますでしょうか。

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これは58mmのPLフィルターです。200mmの望遠レンズでも多用されたと思いますが、初期の製品(左側)では、どうしたことかフードが着けられません。

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さすがに苦情が寄せられたのでしょう、フィルター自体は全く同じですが、フィルター枠にガラスを固定しているカニ目リングの厚みを1/4程度(矢印参照)にしてネジ山を稼ぎ、フードがねじ込めるように改良しました←「最初からそうしろよ」。少しズレた感があるこのPLフィルターは、どこで作られたのでしょうか?
前回、接眼枠の溝を利用したアクセサリーを展示しましたので、その流れで今回は接眼アクセサリーを展示します。溝のある接眼枠は、正式にはS2型から採用されましたが、最後期のK型でも使われていました。それ以前の溝がないモデルでは、これらのアクセサリーは使用できません。

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マグニファイアーです、接写や複写などでより正確なピント合わせが必要な場合に使用します、ファインダーの中央部が2倍に拡大できました、今のデジカメの拡大表示機能と同じです。マグニファイアーか、はたまたマグニファイヤーなのか、当時の旭光学の取説やカタログでは、なんと両方とも使われておりました(笑)。
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JAPANの表示が見えないほうが前期型です。前、後期型ともに接眼部が回り視度の調整ができます。
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構図を決めるときには、直接ファインダーが覗けるように跳ね上げることができます。当時の他のカメラメーカーのマグニファイアーもだいたい同じような機能を持っていました。
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これらはレフコンバーターです。普通、ファインダーはカメラの真後ろから覗きますが、これを使えば上下左右から覗くことができます。マグニファイアー同様、接眼部が回り視度の調整ができます。ただ、このタイプは、表面鏡一枚で光路を曲げますので、左右逆像となるのが欠点でしょうか。使いこなすのには、ウエストレベルファインダーのカメラ同様、慣れが必要です。
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これは前期型、基部が左上右の180度しか回転せず、下からは使えません。回転部のクリックはなくて、任意の位置でネジ止めして固定します。
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プラスネジが使われている左が後期型で、中央が中期型、360度回転できて(但しどんどん回すと外れます)90度ごとにクリックがあり、固定ネジはありません。
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中、後期型はほぼ同じですが、接眼枠の接続部やボディーの塗装が違います。これら以外にも何種類かの雑種的なコンバーターが存在します。
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こちらは、レフコンバーター況拭8渋紊任眥麺僂靴修Δ淵皀瀬鵑覆弔りです。クルマもオーディオもそうでしたが、当時日本人の作る物は、華奢な物が多かったのですが、これはアクセサリークリップ況親瑛佑なりの剛性があります。視度調整はメモリ付きとなりました。

このモデルから鏡に代わりプリズムが使われて、カメラのファインダー像同様、左右正像での撮影が出来るようになりましたが、当時SL型ボディーが27000円に対して、レフコンバーター況燭12000円と、かなり高価なアクセサリーとなってしまいました。(同時期の逆像レフコンバーターは5700円)
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装着例、今のデジイチでは、背面の液晶画面が可動式になっていて、レフコンバーターの代用になりますが、相変わらず日向では使いずらいし、老眼だとお手上げです。←もっとも今はカメラさんが全部やってくれるし···
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これらのアクセサリーは普通は全てアイカップで通用しますが、左下の商品名は視度調整アダプターと呼ばれていました。右下のSシリーズ用のアイカップは100%ラバー製で、接眼枠の溝に嵌め込んで固定します。簡単な作りでしたが、お値段も100円(のち150円)でした。視度調整アダプターの方は金属製の枠があり、他のアクセサリー同様、上から接眼枠の溝に差し込み、装着します。また、中枠を外して別売りの視度調整レンズを挟み込む構造になっており、SV型の頃には調整レンズが12種類もありました。

視度調整アダプターはSシリーズ後期には姿を消し、100%ラバー製のアイカップが況燭箸覆蝓▲丱茱優奪肇泪Ε鵐箸Kシリーズに受け継がれ、小型軽量のMシリーズでアイカップMとなりました。しかし、ペンタックスのユーザーが、再びアイカップと視度調整レンズの共用を許されるのには、アイカップM(写真上)の登場まで、待たねばなりませんでした。アイカップM況燭Sシリーズにも使え、視度調整にはペンタックス6×7用の調整レンズを使いました。(以前の視度調整アダプターもレンズは共用できます)。
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これらは視度調整レンズアダプターという商品名で、接眼枠に直付けするタイプ(右下)とアクセサリークリップに嵌め込むタイプ(中央下)の2種類がありました。箱にアダプターと表示のある方が直付けタイプで、レンズ表示の方ははめ込み式でした。ユーザーから「分かりにくい」と指摘があったのか、最後には直付けがA型、アクセサリークリップにつける方はB型と変更されました。
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当時のカメラ販売店にはこのようなディスプレー板が配られて、それぞれの区画に現物が置かれていて、実際に比較しながら自分に合ったレンズを購入できました。ちなみにこのディスプレーの通り、レンズはそれぞれ7種類が作られていました。
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取説には紹介されていますが、カタログには載っていない、地味なアクセサリーをば。SシリーズではES型専用のアクセサリーで、三脚使用時や接写などで、ファインダーを覗かないで自動露出撮影をする場合、ファインダー側からの迷入光で露出アンダーとなるのを防ぐためのキャップです。

取説には中央部に、いかにもレンズがあるようなデザインのキャップが載せられていますが、別のものもあります。ただし、後のK2型でも使われましたので、そちら専用のアクセサリーかもしれません。上級機のK2DMDには、ES兇汎瑛佑縫咼紂璽侫.ぅ鵐澄次.屮薀ぅ鵐匹奢られましたし、小型軽量のMシリーズでは、やはり小型のキャップとなり、大型のキャップはESとK2だけのアクセサリーでしたので、現在ではそれぞれが専用か、あるいは過渡期があったのかの鑑別は困難でしょうね。

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