足跡 (私風景)

ようこそ。尚、全作品は、著作権法下にあります。

あの日の風景

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]

レトロな床屋さん

イメージ 1

  むかし、ちょいちょいお世話になった床屋の近くを所用で通ったので寄り道してみた。
 区画整理ばやりの昨今、このご時世、もう無いかなと半分諦めていたが、昔のまんま、その店の姿は健在だった。
 全国無数にあったこうゆう床屋さんで、さっぱり、リフレッシュして明日の活力を得た人々も数限りなくいた事だろう。
 散髪中、眠ってしまって店主にドナラレたり、或る日はヒゲ剃り中地震がきて、泡だらけの顔で表通りへ飛び出したり、色々の想いが駆け巡ると、不覚にも涙が滲んできた。
 チョキチョキの鋏の音を聞きながら、ツイ、こっくりの床屋さん。
 また、オヤジにどやされたいよ。

夜が過ぎていった。

イメージ 1

 と、或る日或る場所で昭和の昔、日常生活の或る日をくすぐられました。
 木の枠のガラス戸。干し忘れの洗濯物。四つ身のネマキに郷愁のようなものを感じました。
犬の遠吠えのみが、かすかに聴こえる、それは昭和の遠い深夜の或る時間でした。

小さな港

イメージ 1

 久しぶりの夕陽に遭遇すると、それはもう秋の匂いの日差しでした。
本州の東端、銚子の名洗港は海の守り神の、小さな祠がある、ちいさな港でした。
 海鳴りと、潮のかおりの中、季節の北東風が過ぎていました。

空き缶ハウス

イメージ 1

 丹念に作った空き缶ハウスに見とれていたら「中へどうぞ。」の声。内部は思ったより広く、テーブルと椅子でリラックス・ムードでした。そこまでは良かったが、一天俄かにかき曇り、にわか雨が音を立て始めたのでした。「雨宿りできて幸運。」とかの笑顔が急に消えたのは、ぼたぼたの雨漏りでした。
部屋の中で傘をさしました。それを見て、プッと噴出したのは「どうぞ。」といった2人でした。
 頬を伝った雨のしずくは、妙な味がしました。
それは、空き缶コーヒーの薄味ブレンドのオツなものでした。
 その節の、おふたりに、感謝してますヨ。

路傍

イメージ 1

 車に煽られ路上に果てた哀れな蝶に、せめてもの手向けの花は、雨と油の鮮やかな彩りであった。
自然な色彩のうねりと拡がりは、ひとつの命への葬送曲にもみえた。
 やがて、路上の鮮烈な虹が消え、夏が逝く。

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事