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金曜日の20世紀少年

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 同時進行する物語と時間軸を追っていると感情移入しきれない、
 そんな印象が少なからず残った第1章だった。
 そして第2章。

 30代という若いケンヂ一派の目の前で、急変する情勢はあっという間だった。
 第2章、50代となった彼らは現実をあっという間に終わらせない覚悟を見せる。

 オールスターキャストと並行した複数の展開は人物像を丁寧に描く余裕を持たない。
 つまり役者は(一瞬に)勝負するしかない。

 原作と比べてキャラクターが「どう」、20世紀の演出が「どう」ということが先行したが、
 スクリーンの中に物語の「どう」を呼び戻したのが第2章と言える気がする。
 物語はスクリーンの中、オッチョもヨシツネもスクリーンの中にいるのだ。
 
 ユースケ演じるサダキヨも黒木瞳演じるキリコも、小日向演じるヤマネも存在は十分で、
 その「どう」に冷静に見事に貢献した。
 ニューハーフを演じた前田健も荒木宏文も過剰に立たせることなく「どう」を呼びこんだ。

 今時の器用で大人びた雰囲気ではない、あの頃の小学生の姿は必須で、
 その必須は確認できるし、尊い何かを感じることができる。
 あの頃、
 神社の境内で取っ組み合いしながら、ケンカの仕方を、転び方を立ち上がり方を、仲直りの仕方を
 確かにぼくたちは学んできた。

 金曜日、平日の午前中、客席にいるのは20世紀少年たちである。
 第3章の予告が始まり、タイトル『ぼくらの旗』が映った。
 そう、間もなく『ぼくらの旗』が揚がる。
 目の前で20世紀少年の背中が揺れた。

 
 

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推理の時間

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 古い話だが紅白歌合戦である。
 白組三連勝、確かにミスチルもきよしくんも頑張っていた。
 しかし原因はそこばかりではない。

 ネットや携帯で投票する年齢層は均一ではなく、若い世代に集中するはずだ。
 男子女子を考えれば、ジャニーズファンや徹平くんとウエンツくんファンである女子こそが投票、
 白組が勝ちやすいようになっていると思うのだが、
 どうだろう?名探偵コナン。

 そう、コナンである。
 メンバー全員高校生の範疇を超越した活動、学業はどうなっているのだろう。
 特技『推理』で大学推薦を得られるのだろうか?
 全員複雑な髪型、本日気づいたのはみんな歩幅がやけに小さいこと。
 歩くとき膝はくっついたままで、妙に気になる。
 
 阿笠博士黒幕説はどうなったのだろう。
 52歳で「〜〜じゃがなあ」と水戸黄門のように老人を装う、確かにあやしい。
 右京さんはもちろん、さんまちゃんより年下である。

 推理にしてはゆるすぎか?
 
 

文学忍者、斎藤美奈子

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 『失楽園』はオッサンが書きオッサン(いや、オジサマです)が読んだ作品、
 そもそも描写に無理があって当然であると斎藤忍者は煙を巻く(巻いていません)。
 不倫現場だというのに凛子は半ば王室のようなイデタチ(ピンクのスーツにグレーの帽子)
 まして90年代でそれはないぜと眉をひそめる。
 ナンシー関なら「勘弁」と切り捨てそうなところ、「ダサい」のも「文章に愛想がない」のも
 久木(主人公のオッサン)が語る小説なのでそんなもんだろう(衣装描写において)とくくっている
 (ちなみにオッサン、ここでは「おっさん」、斎藤自身の表現である)。
 
 「浮動のイケメン=ライダー」を条件に成立する『オートバイ文学』の目指すところは男の成長譚、
 人生劇場としての『野球小説』においてスターは阪神、悪役は巨人ではないか等々、
 読者にとってはどうでもいいようでけっこう気になる分析をする、
 ある意味ワイドショー的斎藤は第1回小林秀雄賞受賞である。

 物語に同化し感情移入できることは幸せなことで、それが小説読みの王道かもしれないが、
 切実が伝染り醒めないままという残念賞がつきものだ(それを筆力と言うのだろうが)。
 ブログ界ではどうだろう。斎藤流で見ることは可能だろうか。
 
 「短期集中型完全燃焼ブログ」(疾風のように現れて疾風のように去っていく)の目的は
 達成感。コツコツの集中力と持久力が必要なため短期決戦に打って出る。
 「自己陶酔型カリスマブログ」(君悩んでいるんだね。僕が癒してあげるよ。セニョリータ)の目的は
 コミュニティーの形成と首長就任(別名花輪くんブログ)、実像との合致は確認のしようがない。
 例えば、こんな分析でどうだろう。

 活字中毒、小説依存の傾向は問題視されないが、ブログ依存はそうではない。
 時におもしろく客観的に、自分のブログを(ヤフーにはないキャッチで)とらえてみてはどうだろう。
 「アハハ+トホホ自己中継ブログ」「爆裂アラフォー自己再生記録」青山はこんなところだろうか。
 みなさんもぜひ。
 
 
 
 

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 『ケイゾク』の渡部篤郎が好きだった。
 ナンシーに「『好きな俳優は渡部篤郎』と言う人たちはなぜ自信満々なのか」とバッサリ斬られ、
 全くその通りと情熱は急冷却した。めずらしく消しゴムは似てなかった(気がする)が。

 ナンシーはバナナダイエットにもレコードダイエットにも多分手を出さないだろう。
 カロリーチェックする暇があったら、テレビ見て文章書いて消しゴムを掘るはずだ。
 
 文章を書くとき、私はかっこ悪いことに防衛本能が働いてしまう。
 例えばジャニーズについては腹三分目の内容に止めている。
 敵に回すと怖いかもという群集心理回避作戦の気持ちが95%、
 ビストロスマップに呼ばれたらの白昼夢に酔うこと5%といったところ、根性ナシである。
 
 ジャニーズだろうが総理だろうが女優だろうがメダリストだろうが、ヘンなものはヘンだと書く。
 それがナンシーの筋、大物ぶりだ。
 与謝野大臣の時折鼻からはみ出ているように見えるものにも、
 ニュース番組で専門家に「なぜできないか」とジャーナリストがインタビューし
 「一筋縄にはいかない」と専門的なコメントを得られない事態にも、真っ向勝負を挑んだはずだ。
 
 前世は江戸時代、町民文化の先頭に立っていたのではないか、
 かわら版に挿絵を描いていたのではないかと睨んでいる。

 以前ナンシーを「底なし語彙タンク」所有者と表現したが、
 減速なし、24時間フル稼働可能ヒラメキ脳保持者も加えておく。
 生きていたら、この時代をどんな風に感じるだろうと耽ることが少なくない。
 憧れのナンシー関、永遠である。
 
 


 

活字冒険王 

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 徒歩圏の本屋は一軒、店主は頑固で店内は全くこびていない。
 お世辞にもきれいとは言えないし、陳列台にPOPの一つもない。

 開高健のコピーが粋で、そこだけを頼りに衝動買いした。
 『一言半句の戦場』、帯には『文豪、最後の新刊!』とある。
 分厚い一冊(587ページ)には美学がギューギュー詰めだ。

 その時代、開高はホテルのラウンジで飲み、知らない土地でワイワイやった。
 スーツを着込み文化人と握手を交わし、知らない親父と肩を組んだ。
 格差はあったが絶対的な住み分けはなく、認め合い通じ合い共に酔えた時代である。
 時代は格闘と美学を失い、時代は痩せてきたんじゃないかと、
 広告からテレビから美学が消えつつあるんじゃないかと、立ち読みしながら思った。

 『言葉は知性であるが同時に感性でもある(開高健)』
 
 開高の言葉は大雑把であり緻密、ストレートであり複雑
 言葉が響き、言葉に魅かれ、その言葉の風景に憧れた。
 活字が冒険し、活字が立った時代、それでよかった、それがよかった時代である。
 数字的根拠の裏づけを言葉に見出すことで、言葉もまた美学を失ったのかもしれない。
 いや実は、自分の言葉の薄っぺらさにガツンと腹が立った。
 
 「人間」らしくやりたい ナ 
 トリスを飲んで「人間」らしくやりたい ナ
 「人間」なんだから ナ

  飲めない私はコーヒーで。
  ページをめくりたくて家路についた。
 
 

 
 
 

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青山あおい
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