蒼き狼 地果て海尽きるまで

2007年3月3日(土)公開の超大作『蒼き狼 地果て海尽きるまで』のオフィシャルブログです。

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モンゴル博物館に行く! 〜後編〜

館長さんに案内されて、まずは[アジアの歴史との風土]コーナーを見学。
アジアの出土品(写真1)や歴史などが分かりやすく展示されています。
同じアジアにある日本とモンゴル間でおきたことで有名なのは元寇(写真2)ですよね?

「青森県の八戸の方言で、怖かったり得体が知れなかったりするものが来ることを“あもこが来る”っていうんです、それって語源が“あー、蒙古(モンゴル人)が来る”なんですね。元寇でモンゴル人が日本に攻めてきたことが本当に恐ろしくて、こういう言葉として今でも残っているんでしょうね」
いまでも元寇の時の経験が方言として残っているなんて面白い!

次に案内されたのは[モンゴル草原の暮らしと文化]コーナー。
現代まで残るモンゴル遊牧民の生活を衣食住で紹介してます。壁いっぱいの草原の写真パネルやおなじみのゲルなどが展示されています。

まずはかわいい帽子や細かに飾りが施された金の器などが目に飛び込んできます。
「モンゴル人はモノをたくさん持たない。だから逆に、持っているモノの一つ一つにこだわりがあるんです。たとえばこの帽子(写真3)の上についてる玉の飾りは、直径1mmの真珠とサンゴに小さな穴をあけて糸を通し、それを玉の形にして付けてある。裏に龍の模様が入っている金の器(写真4)は振ると音がするんです。そういう細かな部分のオシャレを大事にしているんですね」

草原で暮らす人々の模型もありました。
「遊牧民族って聞くと皆さん草原をずっと遠くまで旅しているのかと思うらしいのですが、実はそうではありません。冬を越すための“冬営地”という小屋を起点に、近くの草原をぐるぐる回っているだけ。一箇所にいると羊が食べる草がなくなってしまいますからね。
夏にまるまる太らせた羊を、10月になると越冬分だけ殺します。殺した羊の皮で服(写真5)やロープ、袋など(写真6)を作るし、生きている羊の糞は、ゲルの下に敷いて断熱材にします。糞は火をおこすための燃料にもなりますし、夏場は蚊取り線香にもなります。すべてがとても合理的、なのに豊かな暮らしですよね」

館内にはゲル(写真7)もたっていました。
「日本人だったら、ここに家族みんなで住むのは狭いって思うかもしれませんね。でもゲルで暮らすには昔からのルールみたいなものがあって、“例えば男の人は左、女の人は右のベットで寝る”とか、“柱と柱の間は通ってはいけない”とか。この丸い空間にも、プライバシーを守ることができるような見えないルールがあって、ちゃんと快適に過ごせるんです。天窓1枚、柱2本、梁88本、壁5枚、あとはドアとフェルトだけ。でも家族みんなが過ごせる快適な空間ができあがってしまうんですから、無駄のなさに感心しますよね」


子供の遊び道具(写真8)も発見しました。
「これは実は羊の骨です。殺して食べた羊は骨だけが残る。羊の骨はちょっと四角くて4面あるから、ちょうどサイコロのようにして遊べるのです」

モンゴルの人の生活様式を改めて知り、その効率のよさと無駄のなさにサラはすっかり感心してしまいました。


次は[モンゴル草原のいのり]コーナーです
仏像(写真9)や不思議な形の笛(写真10)、怪しげな道具(写真11)が飾られています。
「モンゴル人は99パーセントチベット仏教都です。自然崇拝、アミニズムですね」

不思議な形の笛は女性の大腿骨で作られているのだそう。
「これは18歳で亡くなった女性の本物の骨で作られています。18で亡くなった女性の骨で作った笛が一番いい音で鳴る、というのが定説みたいですね。そしてそうすることで、来世で徳高く生まれ変わることができると信じられています」

その他にも、“神が下りてきた瞬間に老婆が曲げた剣(写真12)”とか、“共存共生の精神を表す動物の置き物(写真13)”など、不思議なモノがたくさん展示されていました。


その他、チンギス・ハーンの生涯を描いた画や元寇で使用された戦具、図書資料など。ここでモンゴルのすべてを知り尽くせるだろうな、と思えるくらいの貴重な資材がたくさん展示されていました。

そして何より、館内のいたるところで館長さんのモンゴルに対する愛情が感じられたことに、サラはとても感動しました。日本に留学しているモンゴル人学生さんも、一度いらっしゃった方は、その後何度もここに遊びにこられるそうで、それは館長さんのモンゴルに対する愛情ゆえにだと思います。


実際、今日だって図々しく閉館後にお邪魔したサラを暖かく向かえてくださり、ゆっくりと色々なお話を聞かせてくださいました。


館長さん、今日一日、本当にありがとうございました。これからもモンゴルの文化やモンゴル人の思想をひとりでも多くの人に伝えるべく、がんばってください!


参考資料 ※写真14
“モンゴルのことを勉強したい人にオススメの一冊”
「モンゴルの過去と現在」上下巻 T・ナムジン著 村井宗行訳

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暮らしの中の暮らしの知恵。こだわりがよくわかります。

2006/12/27(水) 午後 2:54 p_s*31*

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サラさん、たくさんのフォトとたくさんのコメント、ありがとうございます!!私がこの中で一番興味があるのはゲルです。ゲルに泊まれるツアーがあるんですよね?いつかモンゴルに行って、大自然に囲まれてみたいです!

2007/1/10(水) 午後 9:52 [ harmony_romi ]

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モンゴルの武装、カッコいい!!歴史モン好きにはたまらんですねぇ。そういやぁ、地元でも怖い存在のことを「モー」って言う。もしかしてそれも「蒙古」の事だったりして。モンゴル行きたいです。

2007/2/1(木) 午前 1:14 kingmefy


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