のとnoノート(JAZZ編)

超!長文の♪ジャズレコード評♪ですが、ジャズ好きの方にはお楽しみいただけると思います。

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カウント・ベイシー、フランク・シナトラ(COUNT BASIE, FRANK SINATRA)の「イット・マイト・アズ・ウェル・ビー・スィング」(IT MIGHT AS WELL BE SWING)です。REPRISEのオリジナル盤、ステレオ録音になります。

盤には、輸入盤特有のスレが若干ありますが、目立つキズはありません。まずは快適に再生できます。ジャケットもほんの少しスレが認められますが、目立つようなヤレはなく、かなり良好な状態を保っています。

タイトル通り、カウント・ベイシー・オーケストラをバックにシナトラが歌ったアルバムで、主なパーソネルは、ピアノにカウント・ベイシー、ギターにフレディ・グリーン、ベースにジョージ・カトレット、ドラムスにソニー・ペイン、トランペットにハリー・エディソン、ジョージ・コーン、アル・アーロンズ、ウォーレス・ダベンポート、ドン・レイダー、アル・ポーキノ、サックスにフランク・フォスター、チャールズ・フォークス、マーシャル・ロイヤル、フランク・ウェス、エリク・ディクソン、トロンボーンにヘンリー・コーカー、グローヴァー・ミッチェル、ビル・ヒューズ、ヘンダーソン・チェンバース、ケニー・シュロイヤーとなっており、その他数名によるストリングスが引っ付いています。

このレコードは1964年に録音され、結構な強力メンバーによるベイシー楽団とシナトラとの共演盤、REPRISE第2作になります。シナトラのセルフ・レーベルだったREPRISEには3枚の共演盤があり、もう二つは「SINATRA-BASIE」と「SINATRA AT THE SANDS」です。

アレンジと指揮をクインシー・ジョーンズが担当しており、彼ならではの洒落つつ迫力のある音楽をもたらしています。いつの時代でもクインシーは中々のやり手で、楽しませてくれます。金儲けに専念しているところもありますから、一部からはバカにされていますが…。

REPRISEは、CAPITOLとの契約が終了間際になったシナトラによって1961年にパーソナルあるいはセルフ・レーベルとして設立されています。当時の所属アーティストには、娘のナンシー・シナトラ、ディーン・マーティン、サミー・デイヴィス・Jr.などがいます。1963年にはワーナー・ブラザーズ・レコードの子会社になり、1967年には親会社ごと売却されて、セブンアーツの傘下になったのですが、不思議とREPRISEのレーベルはそのまま残っています。今もロックのアルバムを中心にリリースしており、ワーナー・ブラザーズ・レコードのサブ・レーベルとして健在のようです。

閑話休題。何故にシナトラがベイシーとの共演を好んだのかは分かりませんが、相性はバッチリのようです。どちらかと言うとカンサス仕込みの田舎風スウィングが身上のベイシーと白人・おしゃれ系スウィングのシナトラとの邂逅は、結果として非常に洒落たスウィング形態を生み出したようですな。

収録曲は、A面に「Fly Me To The Moon」、「I Wish You Love」、「I Believe In You」、「More」、「I Can't Stop Loving You」、B面に「Hello, Dolly!」、「I Wanna Be Around」、「The Best Is Yet To Come」、「The Good Life」、「Wives And Lovers」の5曲、計10曲です。それぞれ3分くらいのナンバーが続きますので、両面で30分未満という短めのレコードですが、物足りなさは感じません。あっという間に終わるものの、満足感は一入かなと思います。なんせ両者ともウマイもんねえ。

A面のトップが「Fly Me To The Moon」、B面のトップが「Hello, Dolly!」、多分に意図的なんですが、この構成は見事です。CDの連続再生では知り得ないゾクゾク感がここにはあります。
初っ端の「Fly Me To The Moon」は、正しくシナトラお誂え向きの曲。ジメジメ感は全くなく、変な情感も加えずにストレートに歌っているんですが、それこそがこの曲の真髄かもしれません。文字通り月まで吹っ飛んで行きそうです。

片やB面トップの「Hello, Dolly!」はお馴染みのミュージカル・ナンバーで、サッチモによる名唱が有名ですが、ここでシナトラは殊更ハッピーに歌っており、ちょいとサッチモを意識したようなフレーズも交えています。元々明るい曲ですから、こういう解釈が妥当なのかもしれません。

ところで、ジャケット表面にはシナトラとベイシーの、ちょいとピンボケで切り抜きミエミエの顔写真が載っていますが、シナトラの下にある「FRANK」は分かるとしても、ベイシーの下に書かれている「SPLANK」は何なんでしょうね? 一応英和辞典や英辞郎なんかも調べてみましたが、こんな単語は出てきません。「SPLANG」なら「辛辣な言葉」という意味で、「PLANK」ならアホ、バカ、マヌケみたいな意味なんですが…。一体ナニを意味しているのか、ご存知の方がいらっしゃったら是非教えてください。


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