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ジョー・アレキサンダー(JOE ALEXANDER)の「ブルー・ジュビリー」(BLUE JUBILEE)です。JAZZLANDのオリジナル盤、モノラル仕様になります。レコード番号は、JLP−23。
盤には、若干のスレがありますが、目立つキズはなく快適に再生できます。ジャケットには、ややスレとヤケと当たりが認められますが、取り立てて目立つものではありません。ヌケや割れもないのですが、エッジの剥れがあります。
パーソネルは、テナー・サックスにジョー・アレキサンダー、フリューゲル・ホーンにジョン・ハント、ピアノにボビー・ティモンズ、ベースにサム・ジョーンズ、ドラムスにアルバート・ヒースという面々で、何だかボビー・ティモンズ・トリオにサックスとペットを加えたと言った方が分かりやすいですかね。
このレコードは、1960年の6月に録音されたもので、おそらくはジョー・アレキサンダー唯一のリーダー・アルバムです。悲しいかな、「ジャズ人名辞典」を見ても、ジョー・アレキサンダーもジョン・ハントも載っていません。ホーン奏者がリズムセクションよりも知名度の低い特異なアルバムかもしれません。ジョン・ハントはレイ・チャールズのレコードに参加したことがあるそうな…。
リズムセクションがティモンズ以下のトリオですから、印象は真っ黒けで間違いありません。真っ黒けのハード・バップを堪能できる好盤かと思います。
収録曲は、A面に「Blue Jubilee」、「Brown's Town」、「I'll Close My Eyes」の3曲、B面に「Terri's Blues」、「Weird Beard」の2曲、計5曲です。A面最後の「I'll Close My Eyes」がスローテンポでバッチリ聴かせます。B面冒頭の、サム・ジョーンズ1発目の音が中々に凄い音で、その後の進行にワクワクするものがあります。
裏ジャケットには写真があり、ジョーは如何にも生真面目そうな感じで、服装もバッチリ、ラウンド・カラーに細身のネクタイ、3ボタンスーツにチーフまで携えて、この録音に賭ける意気込みが写真からも窺えます。プレイも同様に真面目なハード・バップそのもので、安心して聴いていられます。アルト奏者である、キャノンボールやマクリーンの影響を感じないではありません。まあゴキゲンにスィングしています。
ジョン・ハントはジョーに比べると些かカジュアルな出で立ちで、半袖のB.D.シャツにキャップを被り、腕時計と吸いかけのタバコが中々に粋ですな。ハントはフリューゲル・ホーンながら溌剌としたノートで、結構ハマリます。ジョーともども何故に無名なのかは不思議なところです。
ピアノとベースはあまりにも有名で、水準以上の演奏を聴かせてくれます。実は、私はブレイキー・バンドでの演奏も含めて、ボビー・ティモンズが好きなのでした。ドラムスは、ヒース3兄弟の末弟であるアルバートなんですが、後年の「Steeple Chase」に聴かれるペタペタ・パタパタのサウンドではなく、割り合いに切れ味のある音で聴こえますから、失望はさせません。これもイイ感じです。蛇足ですが、モノラル・カートリッジでお聴きになることをお薦めしておきます。
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