のとnoノート(JAZZ編)

超!長文の♪ジャズレコード評♪ですが、ジャズ好きの方にはお楽しみいただけると思います。

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

イメージ 1

ナンシー・ウィルソン(NANCY WILSON)の「ハート・ソー・バッド」(HURT SO BAD)です。CAPITOLのオリジナル盤になります。レコード番号はST−353。

盤には、ややスリキズが認められますが、音質には影響ない程度で、大体良好かと思います。ただ、A面のレーベル部分に浮いたところがあり、勿論音には関係ありませんが、極美品をお求めの方には向かないでしょう。ジャケットにはややスレとヤケが見受けられますが、総じてマシな方でしょう。底抜けや割れはありません。

このレコードは1969年にリリースされたもので、名盤と言われる「BUT BEAUTIFUL」の2年前、ナンシー・ウィルソン32歳時のアルバムです。

収録曲には「SPINNING WHEEL」などもあり、当時のヒット曲をも収めた、些か純ジャズとは言い難い路線ですが、これがまた彼女の持ち味と言えなくもありません。

一時のジャズ・ボーカル界ではビューティフルと持て囃された彼女で、ジャケット裏面には「She's so beautiful, beautiful lady…」との記載があり、エラ・サラ・カーメンなどとは歌唱力に差があるところを容姿でカバーしようとした見え見えの戦略が垣間見れ、今となっては面白おかしく感じます。

CDでの復刻もままならぬ、ちょいとレアなアルバムをオリジナルLPでいかがでしょうか?


●中古ジャズレコードをお探しの方は、こちらもご覧ください。
『GOODチョイス!通販』 http://www.blue-p.co.jp/shop/59.html

イメージ 1

ウェス・モンゴメリー(WES MONTGOMERY)の「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」(A DAY IN THE LIFE)です。A&M、CTIのオリジナル盤になります。レコード番号は、SP−3001。

盤には輸入盤特有の粗雑感がありますが、目立つようなスレやキズもなく、音質的にはほぼ問題なく再生できます。程度はよい状態かと思います。ジャケットには若干のヤケやスレが見受けられ、中央部に3cmほどの底抜けがあり、背のエッジが幾分擦れています。ジャケット品質は中くらいといったところでしょうか。しかし日本盤再発のペラジャケではなく、立派な見開きアルバムです。

パーソネルは、ギターにウェス・モンゴメリー、ピアノにハービー・ハンコック、ベースにロン・カーター、ドラムスにグラディ・テイト、パーカッションにレイ・バレットほかというメンバーで、ご存知のようにドン・セベスキーのアレンジと指揮によるオーケストラがバックに多重録音されています。録音はこの当時のA&M、CTIでは当然の如きルディ・ヴァン・ゲルダーが担当しており、さほど有り難味はないかも知れませんが、一応「VAN ELDER」の刻印入りになります。

このレコードは1967年に録音されたもので、ウェス最晩年におけるCTI(A&M)3部作の一つに当たります。同様の構成で他には「ロード・ソング」や「ダウン・ヒア・オン・ザ・グラウンド」がありますが、内容的にはこのアルバムが最も高く評価されています。とは言え、イージー・リスニング路線へ向かったウェスに対する純粋ジャズファンの評価は今でも高くないようです。

ウェスは生涯譜面が読めなかったとのことですから、これらのアルバムを収録するにはオーバー・ダビングが不可欠になります。要するに上記のクインテットないしはクァルテットによる演奏をベースに、アレンジが施されたストリングスをかぶせたというのが、制作の正体かと思われます。であるならば、ウェス本人はストリングスの存在を意識せずに録音に臨み、出来上がったデモテープを聴いて初めて全容を理解したのではないでしょうか。そのアレンジに対してウェスがどんな反応を示したかまでは知る術もありませんが、実際に発売されているのですから、結構気に入っていたんだろうとは推測されます。大衆がこれによってジャズへの興味を持ってくれれば良いとでも思っていたのでしょうか…。

そういった推測には切りがありませんが、ジャズへの啓蒙は果たせていたでしょうし、イージー・リスニング・ジャズなどと揶揄されようとも、収まっているウェスの演奏は実は紛れもないジャズそのものです。偏見なしに聴かれることをお勧めいたします。

タイトル曲でもある「A DAY IN THE LIFE」のデモ・テープを聴いて、作者であるポール・マッカートニーが狂喜したというのも今では有名な逸話です。私はウェスが好きな方ですから、ちょいと贔屓目に説明しているかもしれませんが、どうぞ斟酌ください。

ところで、このジャケットもジャズとしては気が利いているというか、発売当時は話題になったのではないかと思います。最初のうち広告などを見ている範囲では、この写真が何かは分かりませんでした。よく見れば「吸い殻」ではないですか!今にも匂ってきそうな写真をよくも採用したものです。当時としては革新的なアングルだったかもしれません。この辺にもジャズ・ファンを開拓しようとする、プロデューサーを始めとしたヤル気が感じられます。商業的にも成功し、ジャズの啓蒙にも一役買った名盤には違いありません。

このアルバムなどがリリースされて暫くしてからウェスは亡くなってしまいます。その死因には諸説紛々ですが、タバコの好きだったウェスが、タバコによって寿命を縮めていたのだとしたら、何だか暗示的なものも感じないではいられません。


●中古ジャズレコードをお探しの方は、こちらもご覧ください。
『GOODチョイス!通販』 http://www.blue-p.co.jp/shop/59.html

イメージ 1

ジャコ・パストリアス(JACO PASTORIUS)の「インヴィテイション」(INVITTATION)です。ワーナー・ブラザーズのオリジナル盤になります。

主なパーソネルは、ベースにジャコ・パストリアス、トランペットにランディ・ブレッカー、テナーサックスにボブ・ミンツァー、ドラムスにピーター・アースキン、スティール・ドラムにオセロ・モリノーなどとなっており、要するに「ワード・オブ・マウス・ビッグ・バンド」の面々です。スペシャル・ゲストとしては、ハーモニカのトゥーツ・シールマンズが参加しています。

このレコードは1983年にリリースされたもので、1982年の「ワード・オブ・マウス・ビッグ・バンド」の日本公演(オーレックス・ジャズ・フェスティバル)を編集した内容になり、録音場所は東京武道館、横浜スタジアム、大阪フェスティバルホールの3箇所です。元々、「TWINS」という日本制作盤があり、それのダイジェスト版としてワーナーからリリースされたものです。ジャコがウェザー・リポートを退団した直後のものになり、正にジャコが最も好調だった時期のライブ盤になります。

実は私は、この日本公演のうち、横浜スタジアムにおけるライブを聴きに行きました。9月の初頭、まだまだ残暑の厳しい折りに、ジャコらの演奏は暑さを忘れるほど素晴らしかったと記憶しています。収録曲のどれが横浜スタジアムでのものかはよく分かりませんが、好調時の演奏ですから、どれも中々の熱演かと思います。

この公演の2年後だったかにジャコは、ギル・エバンス・オーケストラのゲストとして来日しました。私はそれもよみうりランドだったかへ聴きに行きましたが、そのときのジャコは、既に若干おかしな行動を取るようになっており、その姿を見て、また演奏にもややチグハグな面を感じて悲しく思ったものでした。

そしてそれから3年後の1987年に、ジャコ・パストリアスの訃報に接することになります。死の直前の1986年にはビレリ・ラグレーンとのグループで、かなりの熱演を披露してくれましたが、ジャコが最も乗っていた時期は、メンバーやグループの構成、トータルサウンドの在り方から見てもこの1982年頃だと思います。絶好調時のライブ盤はいかがでしょうか。


●中古ジャズレコードをお探しの方は、こちらもご覧ください。
『GOODチョイス!通販』 http://www.blue-p.co.jp/shop/59.html

イメージ 1

ドン・バイアス(DON BYAS)、バド・パウエル(BUD POWELL)の「キャノンボールに捧ぐ」(A TRIBUTE TO CANNONBALL)です。COLUMBIA原盤のリイシュー盤かと思われます。時期的にはオリジナルかもしれませんが、よく分かりません。ただし、デモンストレーション用の非売品になります。レコード番号はJC−35755。

盤にはスレやキズもなく良好で、ほとんど新品同様です。こうなると、見本盤というのも狙い目なのかもしれません。ジャケットには、ややスレが見受けられますが、総じてダメージはなく、これも良好な状態かと思います。

パーソネルは、テナーサックスにドン・バイアス、ピアノにバド・パウエル、トランペットにイドリース・シュリーマン、ベースにピエール・ミシュロ、ドラムスにケニー・クラークというメンバーです。このレコードは、1961年にパリで録音されたもので、パウエルの最晩年の録音としても貴重なものです。

ケニー・クラークを始めとして、パウエル、バイアスとも60年代にはヨーロッパに住んでおり、そういう彼等が集まってバップ・スタイルを踏襲した演奏を繰り広げたのが、このアルバムと言えます。パウエルは中々に好調なプレイを聞かせますし、バイアスのプレイには熱気が感じられます。クラークのドラムスは毎度の通りですが、案外にベースが聴きものかもしれません。構文が異なったとしても、互いを補って強烈なスィング感を生み出している好例でしょう。

この後、パウエルは1964年に亡くなり、バイアスも不遇の末に1972年に亡くなります。彼らの偉大な記録をLPでいかがでしょうか?


●中古ジャズレコードをお探しの方は、こちらもご覧ください。
『GOODチョイス!通販』 http://www.blue-p.co.jp/shop/59.html

イメージ 1

ナット・キング・コール(NAT KING COLE)の「アンフォーゲッタブル」(UNFORGETTABLE)です。CAPITOLのオリジナル、12インチ盤になります。レコード番号はT357。

盤には少々スレとキズがありますが、概ね良好な状態です。また再生上は若干のプチパチが聴き取れるものの、これも仕方ない範囲かと思います。ジャケットには、ややスレと折れが認められますが、年代的には中の上くらいの程度でしょうか。エッジにも多少のスレがありますが、割れやヌケはありません。
これも50年以上前のアルバムとしては、まずまず良好な状態でしょう。

このレコードは1952年に録音されたオリジナル10インチ盤の後、1955年にリリースされた12インチ盤で、彼の有名曲を収録した決定盤の一つです。バックはネルソン・リドル・オーケストラで、極めて丁寧に歌うコールが秀逸です。正に美しい歌唱の見本とも言うべき内容で、生粋のジャズとは言えないかもしれませんが、コールの偉大さを再認識できる好盤です。こういう歌唱に触れることは、蓋し快感ではないでしょうか。

収録曲は、10インチ盤に収録されていた「Unforgettable」、「Portrait Of Jenny」、「What'll I Do」、「Lost April」、「Too Young」、「Mona Lisa」、「For Sentimental Reasons」、「Red Sails In The Sunset」の8曲に加えて、「Hajji Baba」、「Pretend」、「Make Her Mine」、「Answer Me, My Love」の4曲が追加されています。

今でも街角やテレビのCMで、彼の歌う曲を頻繁に耳にします。彼の名を知らなかったとしても、どこかで耳にして既に彼の歌声は、あなたの記憶に無意識のうちに刻まれているのではないでしょうか。1950年の初頭は、彼がソロ活動を開始した時期で、その1950年には娘のナタリー・コールが生まれています。この頃は公私共に気力の充実した時期だったことが窺えます。

ガラガラ声を出すために喫煙している」と言い、相当のヘビースモーカーだったコールは、健康を害して1964年に引退しましたが、その翌年にカリフォルニアはサンタモニカで48歳の生涯を閉じます。いかにも早すぎる死ではありました。彼の歌唱は、敢えて付加すべきものがないほど評価が定まっていますから、ついでに言及するのは野暮というものです。誰かが仰っていましたが、「身も凍るほど納得するキングであった…」という言葉でウマク表されていますな。

日本でナット・キング・コールのアルバムを入手するのは簡単で、ベスト盤などのCDが多数リリースされています。しかしご興味のある方には、やはりオリジナルLPをお薦めします。リマスタリングとかいう巧妙な謳い文句では表現し得ない何かが、ここにはありそうです。


●中古ジャズレコードをお探しの方は、こちらもご覧ください。
『GOODチョイス!通販』 http://www.blue-p.co.jp/shop/59.html

全1ページ

[1]


.
BLUEのと
BLUEのと
女性 / O型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

ブログバナー

検索 検索
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事