のとnoノート(JAZZ編)

超!長文の♪ジャズレコード評♪ですが、ジャズ好きの方にはお楽しみいただけると思います。

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ビル・ヘンダーソン(BILL HENDERSON)の「ビル・ヘンダーソン・シングス」(BILL HENDERSON SINGS)です。VEE JAYのオリジナル盤になります。

主なパーソネルは、トランペットにブッカー・リトル(!)、テナーサックスにユゼフ・ラティーフ、ピアノにウィントン・ケリー、ラムゼイ・ルイス、ベースにポール・チェンバース、ドラムスにジミー・コブら、というメンバーで、何だかマイルス・クインテットから借り出したようなメンバーにブッカー・リトルを加えたような感じです。ラムゼイ・ルイスとはピアノトリオをバックに歌っていることになり、全12曲のうち、ラムゼイ・ルイス・トリオとは7曲、ブッカー・リトルらとは5曲を吹き込んでいます。

このレコードは、1959年に録音された、ビル・ヘンダーソンの初リーダーアルバムになり、中々に個性的な歌唱を聴かせてくれます。派手ではなく、どちらかと言うと地味な印象をもたらす歌唱ですが、ブルース・フィーリングに裏付けされたそれは、如何にも格好よく、正しくグルーヴィーと言って過言ではありません。

歴史を紐解きますと、1961年にアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズが初来日したときに、ビル・ヘンダーソンも一緒に来日し、随分注目されたそうです。ビブラートも印象に残り、聴きようによってはジョー・ウィリアムズに近いイメージもあります。

収録曲目には、「モーニン」や「バイ・バイ・ブラックバード」や「イット・ネバー・エンタード・マイ・マインド」などお馴染みの曲がありますが、白眉は何といってもB面の「マイ・ファニー・バレンタイン」かと思います。少々レアかもしれないVEE JAYのオリジナル盤でのボーカルはいかがでしょうか?


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