のとnoノート(JAZZ編)

超!長文の♪ジャズレコード評♪ですが、ジャズ好きの方にはお楽しみいただけると思います。

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2007年04月

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アーマッド・ジャマル(AHMAD JAMAL)の「ハッピー・ムーズ」(HAPPY MOODS)です。ARGOのオリジナル盤、ステレオ仕様になります。レコード番号は、LP662。

盤にはややスレキズが見受けられますが、音には殆んど影響ありません。多少のプチパチが聞こえますが、45年以上前のレコードでは、この程度はいたし方ありません。

ジャケットは、ややスレとヤケが認められ、天が5センチほど剥がれかかっています。その他にはヌケや割れはありませんので、普通程度の中古盤といったところでしょうか。

パーソネルは、ピアノにアーマッド・ジャマル、ベースにイスラエル・クロスビー、ドラムスにヴァーネル・フルニエというトリオです。このレコードは1960年にシカゴで録音されたもので、ジャマル・トリオ最盛期の演奏を捉えたアルバムの一つです。

シングル・トーンが美しく響き、微妙なブロックも挟み、尚且つ間の取り方が絶妙なジャマルの演奏は、強アタックでなくとも何故かスイングするから不思議です。レッド・ガーランドのタッチと似たところもあり、当時のマイルス・デイヴィスがメンバーに欲しがった気持ちが分からなくはありません。と言うより、ジャマルのイメージをガーランドに求めたのかもしれません。

ジャマルとしては、マイルスのグループに入っていたら、その特質はうまく表出できなかったのではないかとも思いますので、マイルスの誘いを断っておいて正解だったのでしょう。

冒頭の「Little Old Lady」一発でジャマル節全開です。ほかも聴きどころがそれぞれありますので、じっくりと聴かれることをお薦めします。快速調の「Speak Low」などイー感じです。秋から冬の夜長に適した快調な演奏だと思います。

ジャケット写真にはジャマルのニヤケタ顔が写っていますが、これで判断してファンキー・コテコテと誤解なさらぬように…。


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ジュリー・ロンドン(JULIE LONDON)の「ソフィスティケイテッド・レディ」(SOPHISTICATED LADY)です。LIBERTYのオリジナル盤、ステレオ仕様になります。レコード番号はLST−7203。

盤には目立つキズやスレもなく、かなり良好な状態を保っています。再生には全く問題ありません。ジャケットは、ややスレが認められ、天が小口から5cmほど割れていますが、その他には目に付くダメージはなく、大体は上々のコンディションかと思います。底抜けはありません。

このレコードは1962年頃にリリースされたもので、前々作(SEND FOR ME)などの悪女路線から再び元々の彼女の雰囲気に戻ったようなアルバムです。タイトル通り、ソフィスティケイトされた内容に違いはなく、洗練の意味を再度ご確認いただきたい欲求に駆られます。

収録曲は、A面に「Sophisticated Lady」、「Blame In On My Youth」、「Make It Another Old-Fashioned Please」、「You're Blase」、「Bewitched」、「Spring Can Really Hang You Up The Most」の6曲、B面に「Remind Me」、「When She Makes Music」、「When The World Was Young」、「If I Should Lose You」、「Where Am I To Go」、「Absent Minded Me」の6曲、計12曲です。

バックはストリングスが主体となったオーケストラですので、ジャジーな雰囲気とはちょいと異なりますが、スロー・ナンバーを中心にした彼女の特質がよく現れた好盤だと思います。

ジャケット写真は彼女の全身を写し出しており、「LONDON BY NIGHT」ほどあからさまではないにせよ、彼女の素晴らしさを上手く表現したショットですね。容姿、演技、歌唱と正に三拍子揃ったアクトレス&シンガーの面目躍如です。イアリングとブローチはセットのようで、一体どこを眺めているのか、その先にナニがあったか気になるショットです。

こんな方は今の世の中では中々見つけられません。品の存在が如何に重要か、無言のうちにアピールされています。申し訳ございませんが、倖田○未とかほしの○きなんぞのアホ面は足下にも及ばないでしょう。

いろいろ余計なことを申して申し訳ございません。若かりし頃からジュリー・ロンドンが好きだったオッサンの戯言ということでご容赦ください。
ジュリーのレコードでは、かなり程度の良いオリジナルLPは中々入手困難かと思われますので、この機会にいかがでしょうか?


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スタン・ゲッツ(STAN GETZ)の「ピュア・ゲッツ」(PURE GETZ) です。CONCORDのオリジナル盤になります。

このレコードは1982年の録音で、パーソネルは、テナー・サックスにスタン・ゲッツ、ピアノにジェームズ・マクニーリー、ベースにマーク・ジョンソン、ドラムスにヴィクター・ルイスもしくはビリー・ハートです。

この当時のゲッツは随分好調で、コンコード・レーベルに移籍すると、同社のあるサンフランシスコに
転居していたそうで、録音への意気込みが感じられます。ピアノのジェームズ・マクニーリーはこの頃
新人扱いされていますが、結構なソロパートを与えられ、ゲッツの期待は高かったようです。コンコード
にありがちな若干エッジの強いピアノ音ですが、全体のバランスは悪い感じではありません。 

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ルース・オーレイ(RUTH OLAY)の「イッツ・アバウト・タイム」(IT'S ABOUT TIME)です。ZEPHYRのオリジナル盤、モノラル録音になります。

レコード番号はZP12004。盤にはややスレが見受けられますが、目立つようなキズはなく、ほぼ問題はなく快適に再生できます。ジャケットには若干のスレがあり、天は小口から12cmほど、底も小口から6cmほど割れています。当方で補修は敢えていたしません。またジャケット裏面左上部に人名の書き込み(BARBARA FREDRICKSON)があります。

このレコードは1956年後半頃に録音されたもので、おそらくは彼女名義のファースト・アルバムです。タイトルが「IT'S ABOUT TIME」というだけあって、タイトル曲と同様に、曲名に「タイム」という語句を含む曲が12曲収録されています。

このアルバムの後が、結構有名なMERCURY/EMERCYの「OLAY!」になります。収録曲の主なところでは、「Coffee Time」、「Supper Time」、「Better Luck Next Time」、「Bidin' My Time」、「Everytime We Say Goodbye」、「As Time Goes By」、「It's About Time」などがあり、それぞれに中々特長を活かした歌唱になっています。ビル・ヒッチコックによるアレンジと指揮で、バックバンドは不明ですが彼女の歌唱を引き立たせるためか抑え目のバッキングのようです。いわゆるクラブで歌っているような雰囲気を大事にしたのでしょう。

彼女は1951年にベニー・カーター楽団に入り、いくつかのバンドを経てキャリアを磨きますが、この時点でブレイクしたわけではなく、結局はLA、ハリウッドやサンフランシスコのジャズ・クラブなどで歌っていたようです。

1956年、彼女は「キャバレー・コンサート・シアター」でウェイトレス兼シンガーとして働いていました。2、3曲歌っては、またウェイトレスに戻るという、中々にハードな労働でした。ある晩、一人の男性が彼女に近寄ってきて言いました。「レコードを作りたくないか?」、彼女は「もちろん!」と答えました。彼がビル・ヒッチコックだったのです。という映画の1シーンの如き出会いの後、ビルのアレンジで仕事をし、数ヵ月後に出来上がったのが、このアルバムなのです。

ところが、ビルと彼女の関係がどうだったかは知る術もありませんが、この後彼女はアビー・リンカーンの代わりに、あるクラブに雇ってもらったといいますから、また暫くはクラブ・シンガーで生計を立てていたようです。

このアルバムに興味を持ったビル・バートンが彼女に接近するのが1957年です。またしてもビルで、どうもビルに弱いルースのようで、なんだかよく分かりません…。ビル・バートンがマーキュリーへ彼女を売り込んでリリースしたのが前述した「OLAY!」なのでした。

彼女の歌唱は、ブルース・フィーリングに根ざしたと思われるシャウトが粋で、通常のテンポをやや変化させて歌い込む懐の深さも聴かせてくれます。彼女自身はジャズ・シンガーであることを第一に考えていたようですが、この当時に流行だったフラット・トーンをわざと避けたような微妙なビブラートも実は聴きものです。

彼女はその容姿も含めて、いずれ何らかの形でデビューしただろうとは思いますが、一応世に出る契機になった二人のビルに、この際拍手でもしときまひょか。後日談ですが、二人目のビルとはどうもデキてたようでっせ…。まあ、よーある話しとゆーことで。


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ルース・オーレイ(RUTH OLAY)の「オーレイ!」(OLAY!)です。MERCURYのオリジナル盤、ステレオ仕様になります。レコード番号はSR60085。

盤にはスレやキズもほとんどなく、かなり良好な状態です。もちろん快適に再生できます。ジャケットには若干のスレがありますが、ヌケや割れはなく、これもかなり良好です。ビニール・コーティングされた立派なジャケットです。

このレコードは1957年10月頃に録音され、1958年だったかにリリースされたもので、メジャー・レーベル(?)でのデビュー盤になります。最初のアルバムは別途出品している「IT'S ABOUT TIME (ZEPHYR)」です。その辺の経緯は「IT'S ABOUT TIME」の説明文を参照してください。

元々EmArcyのMG36125としてリリースされたアルバムですが、これはMERCURYでのオリジナル盤のようですので誤解のなきよう。大体マーキュリーもエマーシーも同じようなものですが…。要するにEmArcyではモノラル仕様で出したアルバムが、MERCURYではステレオ仕様も出したということでしょう。

プロデュースはピート・ルゴロにより、主なパーソネルは、ドン・ファーガクィストのトランペット、ミルト・バーンハートのトロンボーン、バド・シャンクのフルート、ハワード・ロバーツのギター、レッド・ノーヴォのヴァイブ、レッド・ミッチェルのベース、ドラムスにシェリー・マンとラリー・バンカー、その他ストリングス…というように、ウェストの有名どころが揃っています。中々にお金をかけたアルバムのようです。

収録曲の主なところでは、「Singin' In The Rain」、「Lover Man」、「Lucky Day」、「It Never Entered My Mind」、「I Let A Song Go Out Of My Heart」、「Love For Sale」、「I'm Glad There Is You」、「After You've Gone」、「I Wanna Be loved」などがあり、前作よりもジャズ寄りの選曲で、それぞれに個性的な歌唱を聴かせています。

有名な曲をアレンジを効かせた唱法で歌っており、それで楽しませてくれるのと同時に、入念に準備したと思わせるような丁寧で情緒溢れる歌唱も聴きものです。どっちかというと、後者のパターンが私にはヒットしました。で、お薦めはA面の「Lucky Day」、B面の「I Let A Song Go Out Of My Heart」、「I'm Glad There Is You」などになります。

彼女はあるとき、「あなたが好きな(敬服する)歌手は誰か?」と尋ねられて「I lovvvvvve Rosemary Clooney. I love her soul. (中略) I've always loved her. Of course, Lena.」と答えています。要するに「ローズマリー・クルーニーが一番だけど、もちろんリナも」ということで、多分ロージーとはプライベートでも交流があったからで、歌唱がより似通っているのは「リナ」、すなわち「リナ・ホーン」であるのは明白です。「After You've Gone」などの歌い方は正にその如実な現れに思います。

ところでアルバム・タイトルの「Olay!」ですが、おそらくはスペインの闘牛場なんぞで耳にする「Ole'!」に掛けています。このステレオ版ジャケットの裏面には、胡散臭く背中に槍が刺さった闘牛の絵が描かれていることからも明らかでしょう。

じゃあ、何で? 彼女は、ベニー・カーター楽団に居たときは「Rachel Davis」(安もんのAVスターみたいだな)と名乗っていたそうですが、苗字が「Olay」になったのは、最初の夫がスペイン人で「Olay」という苗字だったからです。それを含めて3回ほど結婚を繰り返した恋多き女性だったようですが、「Olay」への思い入れは相当強かったようですな…。

彼女の歌唱は、ブルース・フィーリングに根ざしたと思われるシャウトが粋で、通常のテンポをやや変化させて歌い込む懐の深さも聴かせてくれます。彼女自身はジャズ・シンガーであることを第一に考えていたようですが、この当時に流行だったフラット・トーンをわざと避けたような妙趣溢れるビブラートも実は聴きものです。

彼女のレコードとしては、おそらくはこの「Olay!」が唯一本邦に紹介されたアルバムだったと記憶します。1990年頃にLPで日本盤がリリースされましたが、残念ながらジャケット写真の鮮明度は落ちていました。

日本盤の写真では、彼女の着ている長袖ニット風ワンピースは単なる無地のスムーズなものですが、実はこのワンピース、襟とブローチの下側(襟から真下にベルトのバックル付近まで)には織り柄があるのです。画像では分かりにくいかと思いますが、絵の具を塗ったようなトーンに成り下がっている日本盤に比して、オリジナルの本盤では彼女の胸付近の微妙な陰影も認められます。こうなると、「やっぱりオリジナル盤ですかね」という論調にも頷首せざるを得ませんか…。

今回は程度の良いステレオ版でのご紹介ですが、確かモノラル仕様もありましたので、見つかったら後日掲載する予定です。


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